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  • 最終更新日:2026.06.15

水通しはいつから行う?手順や注意点、水通ししたい布製品一覧を紹介

水通しとは?いつやる?手順や注意点、水通ししたい布製品一覧を紹介

水通しは、赤ちゃんの肌にふれる衣類やタオルを使う前に洗っておく大切な準備です。ホルムアルデヒドや糊を落とし、肌触りや吸水性を整えることで、デリケートな肌への刺激を減らせます。今回は、水通しの必要性やタイミング、正しい方法について解説します。

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水通しとは?

水通しとは?赤ちゃんの衣服をあらかじめ水洗いする理由

水通しとは、赤ちゃんの衣類やタオルなどを使用する前にあらかじめ水洗いしておくことをいいます。水通しによって、繊維製品に含まれる化学物質「ホルムアルデヒド」や、吸水性と肌触りを悪くする「糊(のり)」などを除去できます。

赤ちゃんを出産した後は生活の慌ただしさが一気に増すので、出産前に水通しを済ませておくというご家庭は多く、赤ちゃんを迎えるにあたっての重要な準備のひとつといえるでしょう。

水通しをするべき理由

水通しをする最大の理由は、赤ちゃんのデリケートな肌を守るためです。赤ちゃんの肌は大人の約半分ほどの薄さしかないため、赤ちゃんの肌に直接ふれる肌着やベビー服などの衣類、またタオルや寝具のリネン類などは、どれも使用する前に水通しをしておく必要があるとされています。

水通しをするべき理由をさらに細かく分けると以下のようになります。

1.化学物質「ホルムアルデヒド」を除去するため
2.「糊(のり)」を落として吸水性を高め、肌触りを良くするため
3.衣類の縮みや色落ちを防ぐため

それぞれについて詳しく解説します。

理由1.化学物質「ホルムアルデヒド」を除去するため

まず1つ目にあげられる理由が、化学物質「ホルムアルデヒド」の除去です。ホルムアルデヒドは水溶性のため、繊維製品を水洗いするだけでも簡単に落とせます。

ホルムアルデヒドは繊維製品の縮みやしわ予防のために一般的に使われている化学物質ですが、それが多く含まれる生地にふれることによって眼や鼻、呼吸器が刺激されたり、皮膚に炎症が起こったりすることがあります。

法律によって繊維製品におけるホルムアルデヒドの含有量は規制されていますが、生後24か月以下の赤ちゃんが使うおしめやよだれかけ、寝具、下着など規制対象となっている繊維製品には、それ以外の製品よりも厳しい規制が設けられています。

繊維製品におけるホルムアルデヒド含有量の規制値

月齢 対象製品 規制値
生後24か月以下 おしめ、おしめカバー、よだれかけ、下着、寝衣、手袋、くつした、中衣、外衣、帽子、寝具 16ppm以下
生後24か月超 下着、寝衣、手袋、くつしたおよびたび 75ppm以下

※参考:
ホルムアルデヒドの毒性」東京都保健医療局
2才用と3才用の服のホルムアルデヒドの規制」東京都保健医療局
有害物質を含有する家庭用品の規制基準概要(21物質群)」厚生労働省

理由2.「糊(のり)」を落として吸水性を高め、肌触りを良くするため

繊維製品についた「糊(のり)」を落とすことも、水通しをするおもな理由のひとつです。

ベビー服に限らず新品の衣類の多くは、形をきれいに保つために糊で加工された状態で売られていますが、糊が効いた衣類は水をはじくため、汗っかきな赤ちゃんの汗を十分に吸いとってはくれません。汗をかいたままにしておくと、皮膚の汗腺がつまってあせもの原因となることもありますので、注意が必要です。

また、糊が効いた生地はゴワゴワしていて肌触りが悪く、赤ちゃんの肌を刺激してしまうだけでなく、不快感を与えてしまう可能性もあります。

水通しによって、衣類の吸湿性や吸水性を高めるとともに、赤ちゃんの健康面のリスクや不快感も軽減できます。

関連記事:【小児科医監修】知って安心!赤ちゃんのあせも「原因・症状・対処法」

理由3.衣類の縮みや色落ちを防ぐため

洗濯でよくある衣類の縮みや色落ちを防ぐためにも水通しは役立ちます。

「おろしたての服を洗ったら縮んでしまった」という経験は多くの人があるかと思いますが、それはベビー服でも同じです。あらかじめ水通しをしておけば、生地の縮みを抑えられます。

また、染料が使われている色つきのベビー服の色落ちや、他の洗濯物への色移りを防ぐためにも水通しは有効です。

水通しはいつから?どんなタイミングがベスト?いつまで続ける?

水通しはいつから?どんなタイミングがベスト?いつまで続ける?

水通しは臨月の前までに済ませるのが理想的

水通しをいつからはじめるかについては決まりがあるわけではありませんが、臨月を迎える前の妊娠35週目ごろまでに済ませておくと良いでしょう。

出産日が近づくと、いつ陣痛がはじまってもおかしくないうえ、体調を崩したり、おなかが重くて作業ができなかったりする可能性もあります。水通しに限らず、出産間近になって慌ただしく赤ちゃんを迎える準備をすることは避けましょう。

水通しは「体調の良い日と天気の良い日」に行いましょう

まずはママ・パパにとっての都合の良い日を選んで、まとめてやるようにすると作業がはかどりますよ。

また、水通しはいわゆる洗濯ですので、天候も重要なポイントになってきます。雨や曇りの日に水通しをすると、干した衣類が乾きづらいだけでなく、雑菌が繁殖してしまう可能性もあります。短時間で一気に乾かせるように、カラッと晴れた天気の良い日を選んで行うのがベストです。

水通しをやめる時期は肌の様子で見極める

水通しをいつまで続けるべきかについては決まりがあるわけではありませんが、ホルムアルデヒドの規制値が変わる生後24か月ごろがひとつの目安になります。

ただし、生後24か月まで続けなければならないということではありません。中には「出産前にまとめて一度やっただけ」「新生児期までで水通しはやめた」というママ・パパの声も。赤ちゃんの肌の敏感度合いでも変わってきますので、赤ちゃんの肌の様子を観察しながらやめる時期を判断するようにしましょう。

 

どっちにする?おうち英語VS英会話教室

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水通しが必要な布製品・不要なもの一覧

水通しは基本的に赤ちゃんが触れる布製品のすべてに必要

水通ししたい布製品一覧

・ベビー服
・肌着
・よだれかけ
・くつした
・帽子
・寝具(布団カバー、シーツ、キルトパッド、枕など)
・タオル
・おくるみ
・ぬいぐるみ
・布を使ったおもちゃ
など

水通しが必要なものは基本的に「赤ちゃんがふれる布製品のすべて」となります。ベビー服や肌着などの衣類から布団カバーや枕などの寝具、タオルやおくるみまで、赤ちゃんの肌に触れるものはすべて水通しが必要と考えましょう。

また、普段なかなか洗わないものなので忘れがちなのが、「ぬいぐるみなどの布を使ったおもちゃ」です。赤ちゃんは目についたものをなんでも口に入れてしまうので、気がつくとぬいぐるみを舐めていた、なんていうこともよくあります。出産祝いとしてもらうことが多い布製のおもちゃ類も、赤ちゃんがふれる前に忘れずに水通ししておくようにしましょう。

赤ちゃん用の布製品を手に入れるたびに、水通しを行うのは効率的ではありません。タイミングを見計らってまとめて水通しをすることをオススメします。

水通しが不要なもの

「水通し不要」と記載されているベビー服は、基本的に購入後すぐに使用できます。

ただし、水通しをしていない衣類と一緒に保管すると、ホルムアルデヒドが移る可能性があるため注意が必要です。赤ちゃんの肌を守るためにも、保管方法には気を配りましょう。

水通しの方法は「洗濯機」と「手洗い」の2種類

水通しの方法は「洗濯機」と「手洗い」の2種類

2種類の水通し方法(洗濯機・手洗い)の比較

水通しの方法は、大きく分けて「洗濯機」と「手洗い」の2種類です。基本的にはどちらの方法を選んでもかまいませんが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

洗濯機と手洗い、それぞれのメリット・デメリット

メリット デメリット
洗濯機 ・一度に大量に水通しができる
・あまり体力を使う必要がない
・型崩れしやすい
・色移りしやすい
・設定を間違うと繊維が傷むことも
手洗い ・1つずつ確認しながら洗えるので、型崩れや繊維の傷み、色移りを防げる ・一度に大量には水通しできない
・時間と体力を使う

一度に大量の衣類を水通しするなら、やはり洗濯機が便利。ただし一度にまとめて洗うと製品ごとに洗い方を変えるということができませんので、型崩れや繊維の傷み、また他の衣類への色移りなどには注意する必要があります。

一方で手洗いの場合、製品ごとに洗い方を変えられるので、洗濯機で起こりがちなトラブルを回避できるでしょう。ただし、一度にまとまった量を洗うとなったら、かなりの時間と体力が必要になることを念頭に置いておきましょう。ママが行う場合は、より体調に注意する必要があります。

洗濯機で水通しをする場合

洗濯機で水通しをする場合の手順とポイント

赤ちゃん用の衣類やガーゼなどを洗濯機で水通しする場合は、素材を傷めないようにやさしく洗うことが大切です。ここでは、洗濯機を使った水通しの基本的な流れと注意点を解説します。

準備するもの

水通しをはじめる前に、洗濯ネットと清潔なタオルを準備しておきましょう。衣類に付いているタグを確認し、洗濯機が使用できる素材かを事前にチェックしておくことも重要です。特にガーゼやレースつきの衣類は型崩れしやすいため、洗濯ネットに入れて洗うと安心です。

手順

1. 衣類を仕分けして洗濯ネットへ入れる
まずは衣類を種類ごとに分け、ボタンや面ファスナーを留めておきます。その後、シワを軽く伸ばしながら洗濯ネットへ入れましょう。デリケートな素材を保護することで、生地の傷みや型崩れを防ぎやすくなります。

2. 優しいコースで洗濯する
洗濯機へ衣類を入れ、「弱水流」や「手洗いコース」などの優しいモードを選択します。

3. 形を整えてしっかり乾燥させる
洗濯が終わったら、できるだけ早く取り出して形を整えます。シワを伸ばしてから干すことで、乾いた後もきれいな状態を保ちやすくなります。風通しの良い場所でしっかり乾燥させ、衛生面にも注意しましょう。

 

手洗いで水通しをする場合

手洗いで水通しをする場合の手順とポイント
デリケートな素材や小さなベビー用品は、手洗いで水通しをすると生地への負担を抑えられます。ここでは、手洗いで行う際の基本的な準備と手順を紹介します。

準備するもの

洗面器や桶、ぬるま湯、清潔なタオルを用意します。手洗いは生地をやさしく扱えるため、ガーゼや肌着など繊細なアイテムにも適しています。

手順

1. ぬるま湯に衣類を浸して押し洗いする
洗面器や桶にぬるま湯をためます。その中へ衣類を入れ、軽く押し洗いを行いましょう。強くこすると生地が傷む原因になるため、優しく押したり揺らしたりする程度で十分です。

2. 丁寧にすすぐ
汚れや糊を落とした後は、水を入れ替えてしっかりすすぎます。

3. 水気を切って風通しの良い場所で干す
すすぎが終わったら、衣類を軽く押して水気を切ります。強く絞ると型崩れしやすいため、タオルで包みながら水分を吸い取る方法がオススメです。最後に形を整えて干し、完全に乾いてから収納しましょう。

干すときは日光で乾かすのが理想的

干すときは日光で乾かすのが理想的
水通しをした衣類は日光にあてて乾かすのが理想的。ただしPM2.5などの有害物質の付着が心配される場合や、花粉の多く飛ぶ季節は、屋外に干すのではなく室内干しを行ったほうが良い場合もあります。

PM2.5は工場や自動車などから出るすすや煙に含まれる粒子状の大気汚染物質で、体内に入ることで赤ちゃんの呼吸器系に悪影響を及ぼすことがあります。

また、花粉はアレルギー症状を引き起こす原因となりますので、注意が必要です。屋外干しにするか室内干しにするかは、状況に応じて判断しましょう。以下の日本気象協会のウェブサイトも参考にしてくださいね。

※参考:
PM2.5分布予測」日本気象協会
花粉飛散予測マップ」日本気象協会

乾燥機の使用はできるだけ避けましょう

水通ししたものを乾燥機で乾かすことは、あまりオススメできません。そもそもベビー服には乾燥機の使用がNGとされているものも多く、生地の縮みやごわつきの原因ともなりえます。どうしても天気の悪い日に水通しをしなければならないなど、特別な理由がない限り、乾燥機の使用は避けましょう。

また衣類はベビー用のハンガーを使って干すようにしてください。大きさの合わない大人用のハンガーを無理やり使ってしまうと型崩れの原因になります。ベビー用のハンガーは百円ショップなどでも手軽に購入できますよ。

洗剤は入れる?どう保管する?水通しの注意点

洗剤は入れる?どう保管する?水通しの注意点

赤ちゃん用品を水通しする際には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。ここでは、洗剤の使い方や水通し後の保管方法など、知っておきたい注意点について詳しく見ていきましょう。

水通しは洗剤を使わないのが基本

水通しは水洗いだけでも十分な効果が得られるため、基本的に洗剤は使わなくても問題ありません。もし水洗いだけでは不安だという場合には、通常の洗濯洗剤に含まれる合成界面活性剤や蛍光剤、漂白剤を含まない、赤ちゃん用の洗濯洗剤を使用しましょう。赤ちゃんの肌への負担が少なく、安心です。

また、タオル、シーツ類などは肌触りを柔らかくするために柔軟剤を使いたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんの肌を刺激する可能性があるのであまり使用はオススメできません。もし使用する場合は、こちらも赤ちゃん用の柔軟剤を準備するようにしてください。

関連記事:【保健師監修】赤ちゃん用洗剤はいつまで?選び方と洗濯方法、オススメの洗剤も紹介

保管するときは大人の衣類と分けましょう

水通しを終えて乾いた衣類は、大人のものとは分けてしまっておくことをオススメします。

赤ちゃん用の衣類などへの含有量に、厳しい規制値があるとお伝えしたホルムアルデヒドは、実はタンスなどの家具類の部材にも含まれていて、タンスにしまった衣類に移ってしまうことがあるのです。

家具類に対するホルムアルデヒドの含有量の規制はないのですが、一般用のタンスよりもベビータンスのほうが衣類に移るホルムアルデヒドの濃度が低いという調査結果があります。水通しした衣類も、しまっているあいだにホルムアルデヒドの濃度が上がってしまってはせっかくの水通しの効果が失われてしまいます。

保管が長期間になるような場合は特に、水通しした衣類は大人のものとは分けて、赤ちゃん専用のベビータンスで保管するようにしましょう。また、密閉できるビニール袋などに入れて保管するとさらに効果的ですよ。

なお、防虫剤は香りが強く、ホルムアルデヒドが含まれていることもありますので、使用しないようにしましょう。

※参考:「タンスからの移染」東京都保健医療局

まとめ

水通しは、赤ちゃんの衣類や寝具を清潔で肌に優しい状態に整えるために欠かせない準備です。洗濯機や手洗いで無理なく行い、しっかり乾燥させた上で大人の衣類とは分けて保管することが大切です。赤ちゃんが安心して過ごせるよう、出産前に余裕を持って準備しておきましょう。

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