英語の「美味しそう」は使い分けが大切！3つの異なる表現方法とは

食事は、生活するうえで欠かせないもの。この時間にも英語を取り入れることができれば、子供の英語力をグンと高められます。そこで着目したいのが、「美味しそう」と「美味しい」を意味する英語表現です。特に「美味しそう」に関しては、「何をきっかけに美味しそうと感じたのか」というシチュエーションによって言葉の使い分けが必要になり、少し複雑な表現になるため、集中的に学習することが大切です。

そこで今回は、「美味しそう」を意味する3つの英語表現とともに、「美味しい」を意味する英語表現についてご紹介します。「美味しそう」と「美味しい」、2つの表現を子供の英語学習に取り入れて、英会話を中心とした食事を実現しましょう。

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＜目次＞
英語で「美味しそう」と言うときの、言葉の使い分け
食べた後の感想「美味しい」は、どう伝える？
シチュエーションによって「美味しそう」を使い分けよう

英語で「美味しそう」と言うときの、言葉の使い分け

「美味しそう」を意味する英語表現は、主に”It looks yummy.”と”It smells yummy.”、”It sounds yummy.”の3つに分けられます。見た目で美味しそうと感じたときは”look”、匂いを通して美味しそうだと感じたときは”smell”、話を聞いて美味しそうと感じたときは”sound”を使用し、これらをシチュエーションに合わせて使い分けるのが一般的です。

「美味しそう」を意味する英語表現～見た目編～

食べ物を見たときに「美味しそう」と感じたり、盛り付けがきれいだと感じたりしたときは、以下でご紹介する英語の表現を使用しましょう。

「美味しそう」を表現する場合

食べ物を見て「美味しそう」と感じたときは、”It looks yummy.”（美味しそう。）と言います。
例えば、友人が”I made a cake for dessert.”（デザートにケーキを作ったよ。）と言いながら、手作りのケーキを差し出してきたとします。そのケーキを見て「美味しそう」と感じたときに使うのが、”It looks yummy!”（美味しそう！）です。
「美味しそう」をより強調したい場合は、「とても」を意味する”so”をつけて”It looks so yummy.”（とても美味しそう。）にしましょう。

「美味しそう」以外の要素も含めたい場合

「美味しそう」以外の要素も含めたい場合は、”yummy”を別の言葉に変えましょう。
例えば、友人が”I made salad for breakfast.”（朝食にサラダを作ったよ。） と言いながらサラダを差し出してきた場合、”It looks fresh.”（新鮮そうだね。）と答えることで、「美味しそう」と「新鮮そう」の両方を伝えられます。
“I made a cake for dessert.”（デザートにケーキを作ったよ。）に対し、”It looks beautiful.”（きれいだね。）と答えれば、「美味しそう」というニュアンスを維持したまま「きれいな出来栄えだね」という感想も伝えることが可能です。

「美味しそう」を意味する英語表現～匂い編～

食べ物の匂いを嗅いだときや、どこからか美味しそうな匂いが漂ってきたときには、以下でご紹介する英文が適切です。

「美味しそう」を表現する場合

食べ物の匂いを通して「美味しそう」と感じたときは、”It smells yummy.”（美味しそうな匂いがする。）と言います。
この英文を使用するシチュエーションには、例えば家の扉を開けた瞬間にカレーの匂いを感じたときがあげられます。基本的には誰かと会話をするときではなく、ふいに美味しそうな匂いが漂ってきたときに使用します。

「美味しそう」をより詳しく表現したい場合

「美味しそうな匂い」と一言でいっても、その種類やシチュエーションはさまざまです。
例えば、匂いの元は分からないけど、どこからか美味しそうな匂いがする場合は”Something smells yummy.”（何だか美味しそうな匂いがする。）と言います。
何の匂いかある程度検討がついているときは、”Something smells like ●●.”（●●のような匂いがする。）が最適です。”Something smells like chocolate.”（チョコレートのような匂いがするね。）のように使用します。

「美味しそう」を意味する英語表現～話編～

食べ物の話を聞いて「美味しそう」と感じたときには、以下でご紹介する英文を使用しましょう。

「美味しそう」を表現する場合

人から食べ物の話を聞いたときに「美味しそう」と感じたときは、”It sounds yummy.”（美味しそう。）と言います。
例えば、母親との会話の中で”I’ll put a lot of chicken in curry for dinner.” （夕飯のカレーには鶏肉をたくさん入れるよ。）と言われたとします。その話を聞いて「美味しそう」だと感じたときに使うのが、”It sounds yummy.”（美味しそう。）です。

「美味しそう」をユニークに表現したい場合

話を聞いて「美味しそう」だと感じたときの英語表現は、他にもあります。
例えば”You’re making me hungry.”（お腹が減ってきた。）がそのひとつで、「あなたの話を聞いていると何だかお腹が減ってきたよ」というニュアンスを込めることで、「美味しそう」という感想もしっかり伝えることができます。

食べた後の感想「美味しい」は、どう伝える？

では、「美味しい」を意味する英語表現にはどのようなものがあるのでしょうか。基本編と応用編、番外編の3つに分けてご紹介します。

「美味しい」の英語表現～基本編～

「美味しい」を意味する英語表現には、”It’s yummy.”や”It’s delicious.”などがあります。美味しさをより強く表現したい場合は、「とても」を意味する”so”や”very”をつけて”It’s so yummy.”と表現しましょう。なお、”delicious”は「すごく美味しい」という意味を持っているので、”It’s delicious.”に”so”や”very”などの修飾語をつける必要はありません。

この他、食べ物の名前を取り入れて美味しさを表現する方法もあります。例えば、”This ●● is yummy.”（この●●は美味しい。）という英文があげられます。”This cheese cake is yummy.”（このチーズケーキは美味しい。）、”This hamburger is so yummy.”（このハンバーガーはとても美味しい。）のように使用します。

「美味しい」の英語表現～応用編～

「美味しい」は、”good”や”great”を使った英文でも表現できます。使い方はとても簡単で、前項でご紹介した英文の”yummy”を”good”または”great”に変えるだけです。”It’s good.”（美味しい。）や”This hamburger is so great.”（このハンバーガーはとても美味しい。）などと使用します。
なお、”good”は「良い」、”great”は「素晴らしい」という意味になるので、どちらかというと”great”のほうが「美味しい」というニュアンスを強く表現できます。

「美味しい」の英語表現～番外編～

「美味しい」という気持ちを伝える英語表現には、以下のようなものもあります。
例えば、「ものすごく美味しい」という気持ちを表現したいときは、”I love it!”（本当に美味しい！）と表現できます。複数人で食事をしている喜びを表現したい場合は、”Good meal should be shared.”（美味しいご飯はみんなで食べる方がいいね。）がオススメです。

シチュエーションによって「美味しそう」を使い分けよう

今回は、「美味しそう」と「美味しい」の英語表現についてご紹介をしました。
「美味しそう」にはさまざまな伝え方があり、見た目や匂い、話など「何をきっかけに美味しそうと感じたか」に応じて言葉を使い分ける必要があります。そのため、子供に「美味しそう」を意味する英語表現を教える際も、この点に注意することが大切です。
「美味しい」の英語表現にも、さまざまなパターンがあります。ただ「美味しそう」の英語表現とは異なり、シチュエーションによって使い分ける必要はないので、まずは子供でも簡単に覚えられそうなものから教えましょう。

また、子供の英語力アップを図るときは、CDやDVD、英単語カードなどがセットになった教材を使用するのがオススメです。カラフルなものや可愛らしいイラストが描かれたものなど、子供心をくすぐるデザインのものが多いので、英語に興味を持つきっかけを作れます。また「美味しそう」「美味しい」を意味する英語表現はもちろん、日常生活で使えるさまざまな英語表現を、音楽やストーリーを通して学べるので、楽しみながら学べます。

「子供が英語に触れる機会があまりない」「子供にどう英語を教えたらいいか分からない」という方は、ぜひ英語教材に目を向けて活用してみてください。