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  • 公開日:2021年1月26日

【小児科医監修】知って安心!赤ちゃんのあせも「原因・症状・対処法」

【小児科医監修】知って安心!赤ちゃんのあせも「原因・症状・対処法」

汗っかきな赤ちゃんにとって「あせも」は季節を問わずよくある肌トラブルの1つです。
プツプツとした小さな赤い発疹を見て、不安に思うママやパパも多いのではないでしょうか。かゆみを伴うあせもは赤ちゃんにとっても不快です。

今回は、赤ちゃんに多いあせもの原因と対処法について解説します。デリケートな赤ちゃんの肌をあせもから守るオススメのベビーローションもご紹介!あせも知らずの健やかな肌をキープしてあげましょう。

あせもって何?赤ちゃんのあせもの原因・症状とは?

あせもって何?赤ちゃんのあせもの原因・症状とは?
あせもとは、汗を分泌する“汗腺”がつまって皮膚の中に汗がたまり、炎症を起こした状態のこと。
一般的なあせもは、プツプツとした小さな赤い発疹となってさまざまな部位にあらわれます。新陳代謝が盛んで体温も高い赤ちゃんは、汗っかきであせもができやすい傾向にあります。

実は、赤ちゃんの汗腺の数は大人とほぼ同じ。体の小さな赤ちゃんは大人より皮膚の汗腺の密度が高いため、私たちよりずっと汗をかきやすいのです。
汗の成分であるアンモニアや尿酸の刺激によって、チクチクとしたかゆみを伴う場合もあります。赤ちゃんが無意識にあせもをかきこわしてしまうと、炎症を起こして化膿することもあるので注意が必要です。

赤ちゃんはなぜ皮膚トラブルを起こしやすいの?

あせもをはじめ、乳児湿疹、小児アトピー性皮膚炎、とびひ、水イボなど、小児特有の肌トラブルは数多くあり、経験したことがある赤ちゃんも多いかもしれません。一見スベスベで健康的に見える赤ちゃんの肌ですが、実際は無防備でとてもデリケート。カサつきや肌あれなどを起こしやすい状態にあります。

赤ちゃんの肌はとても薄く、皮膚の表面にある角質層は大人の1/2以下の厚みしかありません。
また皮膚のバリア機能を支える角質細胞が未発達な上に、皮脂量が少ないことから乾燥もしやすいために、細菌やアレルゲンなど、外部からの刺激を受けやすい傾向があります。

汗以外にも、よだれや食べこぼしなど、ちょっとした汚れや衣類などの摩擦による刺激にも敏感に反応し、小さなトラブルが急激に悪化するケースもあります。汗や汚れなどをそのまま放置しないように注意しましょう。また、衣類もできるだけ肌に優しい素材を選ぶように心がけてください。

あせもができやすい場所とあせもの種類とは?

あせもができやすい場所とあせもの種類とは?
脇の下や後頭部、背中、おむつによってむれやすいウエスト部分など、汗をかきやすく、かいた汗が蒸発しにくい場所に、あせもができやすい傾向にあります。また、ひじの内側やひざの裏、耳の後ろや首回りのしわの中など目の届きにくいところにもできやすいので、日頃から注意深く観察してあげてください。

あせもは、医学的には「汗疹(かんしん)」と表記し、症状によって大きく3つのタイプに分類されます。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

直径数ミリほどの白っぽい水ぶくれのような発疹。炎症やかゆみなどの自覚症状はなく、新生児では顔に発生する場合が多いあせもです。角質層内または角質層のすぐ下で汗管がつまったことによってあらわれ、一般的には1日〜数日で自然に完治します。

紅色汗疹(こうしょくかんしん)

乳幼児によく見られるあせもで、一般的な汗疹は紅色汗疹が多いようです。小さな赤い発疹ができ、強いかゆみを伴うこともあります。かきこわしてしまうことで悪化しやすく、慢性化するとヒリヒリとした軽い痛みを生じることもあります。症状によってはぬり薬などの処方が必要になります。

深在性汗疹(しんざいせいかんしん)

表皮と真皮の間で汗管がつまって真皮に汗がたまることで生じる発疹。皮膚の一部が盛り上がり、その部分に汗がかけなくなってむくみなどの症状が出ることもあります。暑い場所に長時間いることで発症しやすく、亜熱帯地方などで多くみられます。体内に熱がこもって熱中症を伴うこともあります。

赤ちゃんのあせもは自然に治るの?

あせもの中でも、比較的症状が軽い水晶様汗疹は、肌を清潔に保っていれば数日で自然治癒することが多いでしょう。
一方、角質より深い表皮内で汗腺がつまって起こる紅色汗疹は、かゆみや赤み、炎症を伴います。患部をかきこわして細菌感染に発展したり、まれに深在性汗疹に移行したりすることもあるため、病院で適切な治療が必要になります。あせもを放置すると肌トラブルの悪循環を引き起こす場合もあるので、気になる症状があれば早めに専門医に相談しましょう。

家庭でできるあせもの予防と対処法をチェック

あせも対策は、汗をかいたままにしないことと肌を清潔に保つことが基本です。ご家庭では下記の点に注意しましょう。

汗をかいたまま放置しない

汗をかいたかな?と思ったら、こまめに汗をふいてあげましょう。汗をかいたままにしておくと皮膚のバリア機能が低下し、あせもが悪化してしまうことがあります。

お着替え・オムツ替えはこまめに

汗で濡れた衣類はこまめに着替えて肌を清潔な状態に保ちましょう。オムツ汚れもあせもの原因になります。汗や汚れはシャワーや入浴できちんと洗い流してください。
また赤ちゃんの衣類は通気性が良く、汗を吸収しやすいコットンや麻などがオススメです。

無意識の「かきこわし」に注意

赤ちゃんの爪を短く切って整え、皮膚を傷つけないように気をつけましょう。皮膚を無意識にひっかいたり、あせもをかきこわしたりすると傷口から細菌が入って炎症を起こす場合があります。

保湿ケアで肌のバリア機能を守る

生後1カ月くらいまでは、ママのホルモンの影響で皮膚の皮脂バランスが保たれている赤ちゃんも、徐々に皮脂量が低下し、生後3カ月頃からは肌が乾燥しやすくなります。乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、そこに汗の刺激が加わると肌あれを起こしやすくなります。未発達な肌のバリア機能を守るためにも、シャワーや入浴後には保湿ケアを心がけましょう。汗をかきやすい季節にはローションタイプの保湿剤がオススメです。

室内の温度・湿度を快適に保つ

ほとんどの時間を室内で過ごす赤ちゃんにとって、部屋の環境を快適な状態に保つことはあせも予防のためにも大切です。冬期は20〜25℃、夏期は外気より4〜5℃低いくらい、湿度については50〜60%(※)を目安にすると良いとされています。

ワンポイントアドバイス

赤ちゃんにとって発汗は大切な生理機能の1つです。汗を分泌する汗腺は3~4歳頃までにある程度発達すると考えられています。あせものリスクはありますが、汗をかかせないのではなく、意識的に汗をかいて汗腺を活発化させることは赤ちゃんの成長のためにも大切です。

※参照
「健康・快適居住環境の指針」東京都福祉保健局

こんなときは迷わず病院へ

こんなときは迷わず病院へ
赤ちゃんの肌トラブルや発疹の種類は多く、自己判断で誤ったケアを続け、悪化させてしまうケースも少なくありません。特に下記の症状がある場合は速やかに病院を受診しましょう。
・かゆみがおさまらない
・症状が悪化している(赤いプツプツ、ただれ、膿など)
・なかなか治らない
・発熱がある

38℃以上の発熱が続く場合や、発疹以外にも体調不良などの症状がある場合は受診してください。

編集部がセレクト!赤ちゃんのあせも予防にオススメのベビーローション

大人の肌と同じように、石けんで余分な汚れや皮脂を洗い流した後は赤ちゃんの肌をベビーローションなどで保湿してあげましょう。適量を手のひらに取り、赤ちゃんの肌を優しくうるおしてあげてください。乾燥しがちな季節は、乳液タイプのローションや保湿クリームを併用しても良いでしょう。赤ちゃんの肌に刺激の少ないベビー専用のものをオススメします。
以下に編集部がセレクトした赤ちゃんのあせも予防にもオススメなベビーローションをいくつかご紹介します。

※これらの商品情報は2021年1月時点のものとなります。販売状況や製品内容は今後変更となる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

薬用ローション(ももの葉)/ピジョン

薬用ローション(ももの葉)/ピジョン
保湿成分ももの葉エキス配合の薬用ローション。生後0カ月頃から使え、気になるあせもや肌あれを防ぎます。とろっとして肌なじみの良いテクスチャーで、赤ちゃんから大人まで1年中使用できるロングランアイテム。

アトピタ 保湿全身ミルキィローション/丹平製薬

アトピタ 保湿全身ミルキィローション/丹平製薬
うるおい補給成分と天然成分、よもぎ葉エキスが肌を優しく保湿するミルキータイプのローション。お風呂上がりに使用すると、肌表面の水分を閉じ込めてしっとり感をキープ。ノンアルコールで無香料・無着色・防腐剤無添加。妊婦さんや新生児の全身ケアにも使えます。

スキナベープベビーミルキーローション/持田ヘルスケア

スキナベープベビーミルキーローション/持田ヘルスケア
水分を抱え込む特徴をもつ胎脂をお手本にして成分を配合。赤ちゃんの肌にしっとりうるおいを与え、肌を守ります。肌あれやあせもの予防にも。顔にも全身にも、生まれた日から使えます。

いかがでしたか?汗っかきの赤ちゃんや子供に多いあせも対策は、まず「肌を清潔に保つ」こと、そして「保湿ケア」で肌のバリア機能を守ってあげることが大切だということがわかりました。また、あせもにはいろいろな種類があるので、誤った自己判断をしないように注意した方が良さそうです。大人よりデリケートな赤ちゃんの肌。日頃からよく観察し、こまめなケアであせもなどのトラブルを防いであげたいものですね。

さて次の記事では、「あせも」と同じく赤ちゃんの皮膚トラブルとして気をつけたい「日焼け」をテーマとして、紫外線の基礎知識から日焼け止めの選び方や正しい使い方、そしてオススメの日焼け止め製品などについて詳しくご紹介していますので、ぜひご参考になさってくださいね!


監修:田中 純子(たなかじゅんこ)先生
マーガレットこどもクリニック院長。千葉大学医学部卒業、同大学院医学薬学府博士課程終了後、小児クリニック勤務を経て、2017年にマーガレットこどもクリニック開業。一般診療のほか、オンラインや電話による診療、また子育て相談も行う。二児の母。
マーガレットこどもクリニック

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