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赤ちゃんの肌はとてもデリケート。大人と同じ洗濯洗剤だとNGな場合もあるため注意が必要です。
赤ちゃん用洗剤はどんなものを、いつまで使用すれば良いのでしょうか?赤ちゃん用洗剤の選び方や洗濯のコツ、オススメの洗濯洗剤について詳しくご紹介します。
監修:石山亜由美先生(保健師・看護師)
目次
赤ちゃんの肌は大人の肌の半分ほどの薄さであるといわれており、大人に比べてデリケートです。
生後2~3カ月頃から皮脂が少なくなり、肌のバリア機能が低下します。そのため、化学物質のような刺激にとても弱い状態になっています。よって、できるだけ赤ちゃんの衣類と大人の衣類は分けて洗濯をした方が良いといえるでしょう。
赤ちゃんと大人の衣類と分けて洗うことによる一番のメリットは、さまざまな刺激物質による影響を避けることができるという点にあります。大人の新品の衣類に含まれる刺激物質はもちろん、家の外で活動した大人の衣類に付着した ごみや汚れの影響も避けることができます。
また、赤ちゃんの衣類用の洗濯洗剤を使用することにより、さらに赤ちゃんの肌に優しい洗濯をすることができます。赤ちゃん用の洗濯洗剤は、赤ちゃんの肌にとって刺激になりうる添加物が不使用であったり、事前の使用試験によって赤ちゃんの肌への安全性が確認されたりしているため、安心して使用することができます。
アトピーやアレルギーがない子供の場合、だいたい1歳頃から大人の衣類といっしょに洗濯するようになるご家庭が多いようです。ただし子供の肌の強さを見極めることは難しいため、いつまで大人の洗濯物と分けて洗うべきかについては明確な答えはありません。赤ちゃんの肌や体質を考慮して判断することが大切です。
また1つの選択肢として、最初から家族全員の衣類を低刺激の洗濯洗剤を使って洗うという方法もあります。家事の負担を軽減する意味ではオススメの方法ですが、 汚れの多い大人の衣類については分けて洗濯するようにしましょう。
赤ちゃんの衣類を大人の衣類といっしょに洗濯する際は、最初の1週間ほどはしっかり赤ちゃんの様子を見て、肌にかゆみ・赤み・ポツポツなどのトラブルがないかをチェックするようにしてください。1週間を過ぎても肌のトラブルが確認できない場合は、その後も大人の衣類といっしょに洗濯しても良いでしょう。
赤ちゃんの衣類やシーツなど肌にふれるものを洗濯するときは、以下の8つのポイントを意識すると良いでしょう。
赤ちゃんの衣類やシーツを洗濯する際に大事なのは、衣類に洗剤を残留させないことです。
そのためにはまず、刺激となる成分自体が少ない赤ちゃん用の洗濯洗剤を使用するようにしましょう。
洗剤の規定使用量はきちんと守るようにしましょう。
汚れを落とそうと洗剤を多めに入れるのはNGです。洗剤を多く入れても洗浄力はさほど上がらないばかりか、むしろ洗剤が残留する可能性を高めてしまいます。汚れがひどいときは下処理をして、ある程度汚れを落としておくようにしましょう。
洗剤の残留がないようにするためには、すすぎを念入りにすることが大切になってきます。たとえ低刺激の洗濯洗剤を使っていても、洗剤成分が衣類に残ってしまっていれば肌への刺激になってしまいます。いつもの洗濯にプラス1回すすぎを多くしたり、水をかけ流してすすいだりと工夫してみましょう。
粉タイプの洗剤よりも液体タイプの方が水に溶けやすく、洗剤が残るリスクが少ない特徴があります。
きちんと乾燥させることも忘れてはいけません。洗濯洗剤をしっかり落としても、生乾きで雑菌が繁殖してしまっては意味がありませんので注意が必要です。ベストはやはり天気が良い日に外で干すこと。太陽光には殺菌効果があるため、室内干しよりも細菌の繁殖を防ぐことができます。
ただし花粉の時期や黄砂、PM2.5など大気の状態が悪いときに外で干してしまうと、赤ちゃんがそれらの物質を吸い込んでしまいアレルギー症状を起こしてしまう可能性もあります。天気予報やニュースを確認して、状況に応じて外干しか部屋干しかを判断するようにしましょう。
また、たとえ大気の状態に問題がない日であっても、大気中のさまざまなアレルギー物質が衣類に付着する可能性はあります。外干しする際は長時間干しっぱなしにせず、乾いたらすぐに取り込むことを心がけてください。
デリケートな赤ちゃんの肌を考えて柔軟剤を使いたいという方も多いと思います。柔軟剤を使うこと自体には問題ありませんが、香りの強い柔軟剤を使用することは避けましょう。
また、一般的な柔軟剤は赤ちゃんにとっては刺激が強すぎる場合があります。洗濯洗剤と同じく柔軟剤にも赤ちゃんの衣類用のものが市販されていますので、そういった商品を利用するようにしてください。
衣類やシーツにウンチの汚れが付着した場合は、まず拭きとってから、つけ置き洗いやつまみ洗いをするようにしましょう。こうした下洗いをしてから洗濯機で洗うようにすれば、衣類の変色や黄ばみを防ぐことができます。ほかの衣類に汚れが移る心配もありません。
母乳やミルクにはたんぱく質が含まれています。たんぱく質は時間が経つとともに繊維の中に入りこみ、汚れが落としづらくなってしまいます。そのため、母乳やミルクによる汚れはできるだけ早く、お湯を使って洗い流すようにしてください。
外出先などでお湯がない場合は水でも大丈夫です。このひと手間であとがだいぶ楽になります。
その後の洗濯では、たんぱく質を分解する酵素が入った洗濯洗剤を利用すると、より効果的に汚れを落とすことができます。
赤ちゃんの衣類やシーツ、おくるみなどのほか、枕やぬいぐるみも洗えるものならこまめに洗濯した方が良いでしょう。枕やぬいぐるみはホコリを吸いやすく、また赤ちゃんがふれたり口に入れたりすることもあります。ホコリはアレルギーを引き起こす原因やダニの温床にもなりやすいので、洗濯でしっかり除去するのがオススメです。
洗濯の頻度は、汗や汚れがつきやすいシーツやおくるみはできれば毎日洗うのが理想的。枕やぬいぐるみはネットに入れて2~3週間に1度を目安に洗うようにしましょう。
なるべく赤ちゃんの肌に負担をかけないよう、成分表などを確認しながら選ぶことが大切です。
一般的に市販されている洗濯洗剤にはさまざまな洗剤成分が含まれていますが、肌が弱い赤ちゃんには刺激となることがあります。
なお、たとえ赤ちゃん用の洗濯洗剤でなくとも、以下の条件を満たせば問題ないといわれていますので、ご参考になさってください。
・植物性の洗浄成分であること
・着色料、蛍光剤、漂白剤、リンが入っていないこと
・アレルギーなどのテスト済みであること
・洗い残しをしないこと
反対に、以下の成分を含む洗剤はなるべく避けた方が良いでしょう。
「合成界面活性剤」とは、石油などを原料に人工的に作られた界面活性剤のことをいいます。界面活性剤は分子内に水になじむ部分と油になじむ部分をもつ物質のことで、本来混ざり合わない物質同士を混ぜ合わせる効果をもち、洗剤の主成分としてよく知られています。
合成界面活性剤は自然の中ではなかなか分解されないため、環境への残存性が高いことが懸念されており、また人の体内に浸透することで悪影響を及ぼす恐れがあるとされています。赤ちゃん用の洗濯洗剤の成分としてはもっとも避けたい成分といえるでしょう。
蛍光増白剤は光の反射によって白い衣類をより白く見せることができる成分で、一方の漂白剤は食べこぼしやしつこい汗染みなど、通常の洗剤では落としにくい沈着物質を無色にすることができる成分を含んでいます。
どちらも洗剤には必要な成分で環境や人体への悪影響も少ないとされていますが、皮膚への刺激となる可能性はあり、敏感な赤ちゃんの肌への影響は考慮する必要性があるかもしれません。
大人にとって洗濯物の心地良い香りは一種の癒し効果があるものともいえますが、赤ちゃんにとっては不要なものです。赤ちゃんの嗅覚はとても敏感なため、人工的な香料は刺激が強すぎるということを理解しておきましょう。
なかには人工的なものではなく、天然由来の香り成分を含んだものもありますので、洗剤選びの際のポイントとされると良いでしょう。
赤ちゃん用の洗濯洗剤にはさまざまな種類がありますが、上記のような成分を使用していないものなら比較的低刺激で安心といえるでしょう。無添加石けんや重曹などを使用した洗剤はアレルギーや皮膚への刺激が起きにくいのが特徴です。
一口に赤ちゃん洗剤といっても、大人用の洗剤と同様にさまざまな種類があります。
ライフスタイルに合わせて使いやすいタイプの洗剤を選びましょう。
液体タイプは水に溶けやすく、水量が少ないドラム式洗濯機でも比較的衣類に残りにくいのがメリットです。
洗剤の溶け残りによる刺激をなるべく減らしたい…という方には液体洗剤がおすすめです。
粉タイプは洗浄力が高く、がんこな汚れもしっかり落としてくれる点がメリットです。なかなか落ちない汚れを取りたい場合は粉末洗剤を使うと良いでしょう。
液体タイプと比べるとやや溶け残りやすいため、溶けにくそうな場合は水かぬるま湯であらかじめ溶かしてから洗濯機に入れるのがおすすめです。
ジェルボールタイプの洗剤は他のタイプと違って軽量の手間が省けるため、家事・育児に追われている方にはぴったりです。
ただし、量の調整ができず、他の商品と比べると価格帯がやや高めな点には注意が必要です。子供が誤飲しないよう、置き場所にも気をつけましょう。
赤ちゃんは皮膚への刺激に弱く、まだアレルギーの有無が分からないケースも多いため、アレルギーテスト済みの洗剤がおすすめです。
刺激性の有無が気になるママ・パパは商品詳細をよく読み、「アレルギーテスト済み」「皮膚刺激テスト済み」といった文言が記載されている商品を選びましょう。
最後に赤ちゃんの衣類を洗うのに適したオススメの洗剤・柔軟剤・漂白剤をご紹介します。
※これらの商品情報は2025年2月時点のものとなります。販売状況や製品内容は今後変更となる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
合成界面活性剤、蛍光剤、漂白剤、着色料、合成香料、保存料など無添加。植物原料の無添加せっけん+天然ハーブの力ですっきり落とすベビー用洗剤です。
天然ハーブオイル配合で、ほのかにハーブが香り、アロエの天然エキス配合で、手洗いにもオススメ。香りが苦手な赤ちゃんにも安心な無香タイプも販売されています。赤ちゃんの衣類やタオル、おむつなどのお洗濯にお役立てください。
皮膚科医監修のもと肌テスト済み(すべての方の肌に影響がないというわけではありません)の液体洗剤。こちらは赤ちゃん専用ではありませんが、蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加かつ植物由来なので赤ちゃん用衣類の洗濯としても使いやすい洗剤です。
天然酵素を配合しており、汚れをしっかり落とし、衣類本来の白さに洗い上げてくれます。
赤ちゃんから大人まで、家族全員の衣類を一緒に洗濯していただくことが出来るのです。
赤ちゃんの衣類もふかふかに仕上げたい、という方には赤ちゃん向けの柔軟剤もおすすめです。
着色剤・防腐剤・シリコン無添加。さらに合成香料不使用、皮膚刺激性テスト済み(すべての方に皮膚刺激がおこらないということではありません)。100%植物由来の柔軟成分が肌のデリケートな赤ちゃんの衣類をふんわり包み込む柔軟剤です。
赤ちゃんの衣服についた頑固な汚れを落とす場合、漂白剤を利用する方もいらっしゃるでしょう。
漂白剤を使う時はしっかりすすいで落とすよう特に注意しましょう。
無着色・無香料。洗剤といっしょに入れるだけでミルクや食べこぼしのシミをすっきり漂白できる、新生児から使える酸素系漂白剤。植物系消臭剤配合で、便や尿、汗など赤ちゃんまわりの臭いもしっかり消してくれます。
赤ちゃんのデリケートなお肌を守るためにも、直接肌にふれる衣類やシーツなどの洗濯には気をつけていきたいものです。しかし洗濯は毎日するものですから、「大人と分けなければダメ」「洗剤は絶対赤ちゃん用」などと神経質になりすぎなくても大丈夫です。肌のトラブルが起きやすい体質の子供でない限り、季節の変わり目の肌に注意し、日々のスキンケアで保湿をしっかり行っておけば、そこまで過敏になる必要はありません。
子供に使う洗剤などは「どれを使うか」よりも「どう使っていくか」の方が実は大切なのです。汚れが強い大人の衣類を除きさえすれば、低刺激の洗剤を使っていっしょに洗濯しても良いのです。ただでさえ慌ただしい育児の日々の中、洗濯が過度な負担にならないようにしていただければと思います。
さて、赤ちゃんのお肌を守るためには毎日の入浴も大切です。次の記事ではお風呂での親子のスキンシップをテーマに、お風呂の時間を楽しくしてくれる英語フレーズの数々をご紹介していますので、ぜひご覧になってください!
監修:石山 亜由美(いしやまあゆみ)
保健師、看護師、ブロガー、ライターなどをマルチにこなす1児のママ。
国立大学医学部看護学科卒業。その後、大学病院、クリニック、健診センター、行政保健(母子担当)、産業保健などさまざまな分野で働く。
現在はおもに企業からの委託により、働く人の健康相談やメンタルヘルス相談への対応業務を行うとともに、医療・育児・美容関係の記事執筆や監修などを行っている。
ウェブサイト「Mithubato Office」
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E.H. Shepard.
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