ハイハイはいつから?早い子は5カ月頃?練習方法やしない原因、注意点をご紹介
- 更新日:2024年7月25日
- 公開日:2016年10月17日
赤ちゃんの一人寝はいつから始めたら良い?外国との違いや一人寝のメリットとは
夜中に何度も授乳しなければならない新生児期が過ぎ、ようやく生活のリズムが整い始めたと思ったら、今度は1歳頃から突如始まる激しい夜泣き。泣き止まない我が子を何時間も抱っこしていると、一体いつになればゆっくり寝られるんだろうと思い悩むママ・パパも多いはず。そんな時は思い切って赤ちゃんの一人寝にトライしてみてはいかがでしょうか?
日本では添い寝したり、大人のベッドの隣にベビーベッドを並べたりして、赤ちゃんと親が同室で寝るという家庭が多いですが、欧米では赤ちゃんの内から別室で寝かせることが一般的です。もちろん、ただ別室に子供を放置するわけではなく、きちんとした睡眠環境を整え、ねんねトレーニングをして一人寝をするように導きます。
今回は、赤ちゃんの一人寝はいつから始めたら良いのか、また外国との違いに触れつつ、一人寝にはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
いつから一人寝をさせるべきか
「夜に目覚めたらさみしい思いをしてしまうのでは?」、「突然具合が悪くなってしまったらどうしよう」、など、子供を一人寝させることにはなにかと心配がつきないものです。そんななか子供の一人寝へのきっかけをつかめないママ・パパも多いのではないかと思います。
ここでは一人寝をさせるべき時期やそのタイミングについて、欧米との比較もしながらご紹介します。
欧米では赤ちゃんの時から一人寝という例も少なくない
欧米などの諸外国では、生まれたばかりの赤ちゃんでも親と寝室を別にして寝るパターンが少なくありません。これは子供を一人で寝かせることによって、子供の自立性を高めるという考え方が定着しているためといわれています。
また、親が子供と離れて寝ることによって、日頃の育児のストレスを軽減できるというメリットもあります。ただ、何も考えずにただ赤ちゃんを一人寝させているわけではなく、安全性の高いベビーベッドを用意し、赤ちゃんの寝室にモニター付きのカメラを設置するなどして、安全面に充分に配慮しきちんとした睡眠環境を整えたうえで一人寝を始める家庭が多いようです。
子供それぞれ一人寝のタイミングは違う
一方、日本では、赤ちゃんに添い寝したり、大人のベッドの隣にベビーベッドを並べたりして、赤ちゃんと親が同室で寝るという家庭が多いです。一人寝のタイミングとしては、弟や妹の誕生、幼稚園や小学校への入学など、イベントを機に一人寝を始めるケースが多いようです。
当然ですが、子供には一人ひとり個性があります。また日本と欧米では文化や習慣、住環境なども異なるため、安易に比べるのではなく、子供それぞれの性格や家庭環境に応じて、子供それぞれにふさわしいタイミングを考えることがオススメです。
周りと比較して一人寝が遅いからといって、子供の状況を無視して無理やり寝室を分けることは、子供に過度なストレスを与えるきっかけとなることもあり得ますので、充分に気をつけましょう。
赤ちゃんが一人で寝つけるようになるためにママ・パパができること
赤ちゃんが一人で寝つけるようになるためには、まずは赤ちゃんの睡眠環境の見直しが必要です。
赤ちゃんにとって快適な環境を整えた上で、安全性に配慮しながら、一人寝ができるようにトレーニングを行いましょう。
睡眠環境の見直し
赤ちゃんが気持ちよく寝つく環境を整えるには、光と温度が大切です。それぞれのポイントをご紹介します。
光の管理
光は起床、就寝の両方に影響します。朝起きたら赤ちゃんと一緒に15分ほど日光浴をしましょう。日光浴を習慣づけることで、「日光を浴びると起きる時間になった」と感覚で認識できるようになります。寝るときは遮光カーテンを閉め、できるだけ真っ暗な状態で寝かしつけてください。子供が真っ暗な状態を嫌がるようなら、足元を穏やかに照らすおやすみライトをつけておきましょう。
温度管理
夏場は25~27度、冬場は20~22度を目安に室温を調節しましょう。その際、扇風機や空調の風が直接あたらないように空気の流れに注意してください。加えて、極端に乾燥するようなら加湿器の利用もオススメです。
※参照
「赤ちゃんが眠るときの環境設定」赤ちゃんの眠り研究所
安全対策
欧米では、赤ちゃんを一人で寝かせるとき、変わったことがあったらすぐ気がつけるようにベビーベッドにモニター付きカメラを設置する家庭が多いそうです。
欧米ではこうしたベビーモニターは一般的で、最近では日本でも利用する人が増えてきています。灯りを消した暗い室内でも赤ちゃんの様子がしっかり分かる赤外線カメラ機能や、ママの声を聞かせることで赤ちゃんが安心する音声機能などがついたカメラもあり、とっても便利と評判です。これなら、赤ちゃんの安全確認をしながら一人寝をサポートすることができるので安心ですね。
ねんねトレーニング
欧米のねんねトレーニングで一番有名なのが「Cry it out」というトレーニングです。
「Cry it out」とは、赤ちゃんを寝かしつけるときに一人にし、たとえ泣いてもすぐにはあやしたりせず放置し、そのまま一人で寝つくのを待つ、というものです。添い寝が多く、赤ちゃんがぐずったら抱っこするのが当たり前の日本の感覚では少し驚きのトレーニングですが、アメリカでは生後4~6ヶ月ごろにスタートするのがオススメとされています。
また、赤ちゃんが一人で眠るためのトレーニングとして、生後6ヶ月以上の赤ちゃんから行える「ファーバーメソッド」と呼ばれる手法があります。やり方を簡単に説明すると次のようになります。
・起きているうちにベッドに寝かせて一人にする
・もし赤ちゃんが泣いたら、2~3分後に様子を見に行き、声をかける程度の軽いスキンシップを取る
・様子を見に行く間隔を3分、5分、10分のように徐々に伸ばしていく
上記の手順を繰り返すことで、赤ちゃんは徐々に一人で寝る習慣を身につけることができます。適度にコミュニケーションを取ることで赤ちゃんが安心でき、一人寝の環境に慣れやすくなります。
また、ファーバーメソッドにより赤ちゃんの寝つきが良くなったり、夜泣きが減ったりすれば、ママ自身が休養をとる時間の確保につながり、育児ストレスを軽減させることもできます。
なお、このファーバーメソッドを実践するときは以下の点に気をつけてください。
近隣への騒音に気をつける
赤ちゃんが一人寝に慣れるまでは、泣き止むのに時間がかかってしまうので、マンションなどの集合住宅に住んでいる場合や、一軒家でも他の家と隣接している場合は、注意が必要です。
近隣のライフスタイルに配慮しつつ、ファーバーメソッドを行う時間帯や頻度を工夫しましょう。
乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクに気をつける
目を離している時に、赤ちゃんがうつ伏せ寝の体勢になる可能性があり、赤ちゃんを一定時間泣かせることは、赤ちゃんにとって一定のストレスになります。
うつ伏せ寝やストレスは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を引き起こす可能性もあるため、ファーバーメソッドを行うときは赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、無理のない範囲で進めることが必要です。
ねんねトレーニングの目的は、あくまでも一人で寝る習慣を身につけることです。始めるか悩んでいるのならば、まずは添い寝を中心にして、徐々にファーバーメソッドへとチャレンジしてみてはいかがでしょう。
※参照
Richard Ferber『Solve Your Child’s Sleep Problems』(1985年,Simon & Schuster)
赤ちゃんの一人寝・寝室を分けるメリット
赤ちゃんを一人で寝かせるためには、ねんねトレーニングが必要ですが、一人寝できるようになることは、赤ちゃんにとってもママ・パパにとってもたくさんのメリットをもたらします。
子供の自立心を養うことができる
アメリカやフランスなどの欧米では、「個」を尊重する文化があり、赤ちゃんであっても一人の人間として扱います。そのため、赤ちゃんの頃から一人部屋を与え一人寝をさせることは、子供の自立心を育てるためにも大切なことだと考えられています。
子供の生活リズムが整いやすい
親子の寝室を別にすることで大人の都合に関係なく毎日決まった時間に赤ちゃんを寝かしつけられるので、赤ちゃんの生活リズムが整いやすいというメリットもあります。赤ちゃんのうちは昼夜の区別がつきにくいものですが、一人寝だと就寝リズムもしっかり身につきそうです。
親子共にしっかり寝られる
親子同室だと、大人が部屋に入ってきたときの物音などで、赤ちゃんが目覚めてしまう場合もありますが、別室であれば赤ちゃんも静かな環境で寝られますし、大人も物音を立てないようにと神経質にならずにすみます。ねんねトレーニングで、赤ちゃんの夜泣きが減れば、大人の睡眠が妨げられる頻度も減らすことができますね。
自分の時間、夫婦の時間を持てる
赤ちゃんを寝かせた後は、ママやパパが自分のための時間や夫婦の時間をゆっくりとることができるので、育児から離れて気分をリフレッシュすることができます。
子育てが少し楽になる工夫をしよう
子供が一人寝できるようになれば、子育ての負担も減り、ママ・パパも体力的にも精神的にも余裕が持てるようになります。ママ・パパにゆとりが生まれ、親子で楽しい時間を過ごせるようになることで、子育ても前向きな気持ちで取り組めるようになるでしょう。また、子供の一人寝を促すこと以外にも、子育てを少し楽にするための方法はあります。
例えば、絵本やCD・DVDなどを活用することで、親子の時間を、より楽しいものへと変えることができます。さらに英語のCD・DVDを利用すれば、子供が英語に触れる良いチャンスにもなりますよ。
次の記事では、赤ちゃんとスキンシップを楽しみながら英語に触れられるアイディアをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
-
1歳
選び取りカードとは?カードの種類や祝い方、入手・手作りする方法も解説
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
1歳
英語の手遊び歌にはすごい学習効果が!幼児にオススメの手遊び歌10曲
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
1歳
1歳児の発達・発育にはどのような特徴があるの?
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
0歳
おすすめの英語の子守歌や童謡6選。英語の学習にも効果的な理由
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
1歳
話し始めるのはいつごろから?赤ちゃんの初めての言葉
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
1歳
日本でも話題のスマッシュケーキとは?人気の理由と楽しみ方のポイントを解説!
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
1歳
赤ちゃんの日焼け止めはいつから?そもそも必要?使い方とオススメのクリーム15選!
#子育ての悩み・疑問#赤ちゃんの◯◯はいつ? -
1歳
教え方が分からなくても大丈夫!誰でもチャレンジできる子供の自宅英語学習
#子供の英語教育#おうち英語 -
1歳
赤ちゃんを海外旅行に連れていけるのはいつから?注意点と持っていくべきもの
#子供の英語教育#おうち英語
赤ちゃんとのお散歩、いつからOK?最適な時間帯や注意点
お誕生日は英語メッセージで!1~3歳も英語でお祝いしよう!
赤ちゃんのおすわりはいつから?練習の必要性と注意点
赤ちゃんはなぜ笑う?笑顔のメカニズムと赤ちゃんを笑わせる方法
赤ちゃんの一人寝はいつから始めたら良い?外国との違いや一人寝のメリットとは
話し始めるのはいつごろから?赤ちゃんの初めての言葉
選び取りカードとは?カードの種類や祝い方、入手・手作りする方法も解説
英語の手遊び歌にはすごい学習効果が!幼児にオススメの手遊び歌10曲
日本でも取り入れて欲しい!外国のすごい子育て支援サービス5選
新生児に与えるミルクの適切な量は?足りない、飲みすぎのサイン
ハイハイはいつから?早い子は5カ月頃?練習方法やしない原因、注意点をご紹介
いつから赤ちゃんを自転車に乗せられる?前乗せ?後ろ乗せ?抱っこ紐は?
【医師監修】新生児に快適な室温は?春夏秋冬の温度調節のコツと対策
赤ちゃんとのお散歩、いつからOK?最適な時間帯や注意点
新生児の期間っていつまで?新生児の特徴や乳児・幼児との違い
しんどい睡眠退行はいつまで続く?月齢別の原因・特徴と乗りきるコツ
英語の「美味しそう」は使い分けが大切!3つの異なる表現方法とは
お誕生日は英語メッセージで!1~3歳も英語でお祝いしよう!
つかまり立ちはいつから?いつまで?平均時期と練習方法、安全対策をご紹介
© Disney © Disney/Pixar
© Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and
E.H. Shepard.
ハイハイはいつから?早い子は5カ月頃?練習方法やしない原因、注意点をご紹介
赤ちゃんとのお散歩、いつからOK?最適な時間帯や注意点
お誕生日は英語メッセージで!1~3歳も英語でお祝いしよう!
赤ちゃんのおすわりはいつから?練習の必要性と注意点
赤ちゃんはなぜ笑う?笑顔のメカニズムと赤ちゃんを笑わせる方法
赤ちゃんの一人寝はいつから始めたら良い?外国との違いや一人寝のメリットとは
話し始めるのはいつごろから?赤ちゃんの初めての言葉
選び取りカードとは?カードの種類や祝い方、入手・手作りする方法も解説
英語の手遊び歌にはすごい学習効果が!幼児にオススメの手遊び歌10曲
日本でも取り入れて欲しい!外国のすごい子育て支援サービス5選
新生児に与えるミルクの適切な量は?足りない、飲みすぎのサイン
ハイハイはいつから?早い子は5カ月頃?練習方法やしない原因、注意点をご紹介
いつから赤ちゃんを自転車に乗せられる?前乗せ?後ろ乗せ?抱っこ紐は?
【医師監修】新生児に快適な室温は?春夏秋冬の温度調節のコツと対策
赤ちゃんとのお散歩、いつからOK?最適な時間帯や注意点
新生児の期間っていつまで?新生児の特徴や乳児・幼児との違い
しんどい睡眠退行はいつまで続く?月齢別の原因・特徴と乗りきるコツ
英語の「美味しそう」は使い分けが大切!3つの異なる表現方法とは
お誕生日は英語メッセージで!1~3歳も英語でお祝いしよう!
つかまり立ちはいつから?いつまで?平均時期と練習方法、安全対策をご紹介