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  • 更新日:2024年10月22日
  • 公開日:2019年6月13日

話し始めるのはいつごろから?赤ちゃんの初めての言葉

話し始めるのはいつごろから?赤ちゃんの初めての言葉

「初めて話す言葉は何だろう?」と赤ちゃんが生まれてから、その時が来るまで、ママ・パパはワクワクしていることでしょう。楽しみな気持ちと同時に、一体いつごろ話し始めるのか不安にもなりますよね。
赤ちゃんの体の成長に個人差があるように、言葉の発達の仕方も十人十色です。ですから、あまり心配する必要はありませんが、知識は持っていたいですよね。
それでは、言葉の発達の目安や赤ちゃんに備わっている言語能力をご紹介していきます。

いつごろから話し始めるの?

いつごろから話し始めるの?

赤ちゃんは生後3ヶ月ぐらいから、「あー」や「うー」のような喃語(なんご)を話し始めます。生後9ヶ月ごろには、話すことはできなくても「バイバイ」や「ダメ」といった日常よく聞く言葉の意味を理解し反応するようになります。そして、赤ちゃんが初めて意味のある言葉を発するのは、一般的には1歳前後が多いようです。
赤ちゃんの発話を促すためには、喃語にもしっかり反応してあげることが大切。普段から自分の声にママ・パパが反応してくれていれば、赤ちゃんは安心してコミュニケーションを取ることができます。

赤ちゃんの聴覚は、ママのおなかの中にいるときから働いています。妊娠5ヶ月ごろから、外の音が聞こえ始めており、生後すぐの時点で、ママの声と他の女性の声を聞きわけることもできます。

なお、どんなにたくさん話しかけたとしても、言葉の話し始めには、個人差があります。話し始めが目安よりも遅くなっても、心配しすぎないでください。
言葉の発達には、どれだけの言葉をかけられたかが大きく影響するので、言葉を発する前でもどんどん話しかけてあげましょう。
我が子が最初にどんな言葉を話すのか楽しみにしながら、赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとってください。

※参考
サリー・ウォード『0~4歳わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児』(2001、小学館)

初めての言葉はどんな言葉?

それでは、日本の赤ちゃんの多くが最初に話す言葉をご紹介します。

NTTコミュニケーション科学基礎研究所が行った調査によると、赤ちゃんの最初に話す言葉として多かったのは「まんま」、「いないいないばぁ」、「はい」、「バイバイ」など普段の行動や挨拶の言葉や「ママ」、「パパ」、「ワンワン」など身近な人や動物を表す言葉でした。

話し始めた時期は、一語、一語を話し、何かをお願いするために話す場合が多いことが同調査で明らかになっています。2歳ぐらいになると「ママ、すき」のような2語文を多く話すようになり、成長するにつれて、どんどん長い文章が話せるようになっていきます。

言葉を話せるようになるために、たくさん言葉を聞かせてあげるだけでなく、赤ちゃんが話しやすいように、しっかり聞いて答える姿も見せてあげたいですね。

※参考
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 小林哲生「日本語学習児の初期語彙発達」情報処理学会会誌「情報処理」Vol.53

赤ちゃんは語学の天才!言葉の習得の臨界期

赤ちゃんは語学の天才!言葉の習得の臨界期

赤ちゃんが言葉を発する前でも、どんどん話しかけてあげたほうがいい理由として、言語習得の臨界期の存在があげられます。
臨界期とは、人間がある能力を獲得するのに適した時期のことをいい、言葉の獲得にも臨界期があります。
言葉の獲得の臨界期は、生後6ヶ月頃に始まり、10~12歳頃に終わるといわれており、この時期までに言葉にたくさん触れることで、効率的に言葉を覚えていくことができます。

また、人間には3歳頃までは、あらゆる言語の音を聞き分ける能力があります。
しかし、3歳頃までにあまり触れなかった言語の音については、聞き取るための神経細胞が使われなくなるため、次第に聞き取れなくなってしまうのです。

例えば、英語で使われる音は1,808音あると言われているのに対して、日本語で使われる音はわずか108音で、日本人が英語を身につけるためには、母語にないたくさんの音を聞き分ける必要があります。このことは、大人になってから英語学習に取り組む日本人の多くが、学習でつまずく原因にもなっています。
しかし、赤ちゃんの頃から英語の音に慣れておけば、日本語にない英語の音も聞き分けできるようになるため、英語学習を有利に進められます。

このように、英語などの外国語教育は、生後すぐから3歳頃までの間に始めることで、大きな効果を上げることができるのです。

日本語も英語もたくさん聞かせて言葉の力を伸ばしましょう

日本語も英語もたくさん聞かせて言葉の力を伸ばしましょう

赤ちゃんの初めての言葉が、普段の行動・挨拶・身近な人や動物を表す言葉が多いことからも、赤ちゃんが日頃接する環境が言葉の獲得に直結していることがよくわかります。

あらゆる言語を自然に聞き分けることができるのは、赤ちゃん時代だけに備わったすばらしい能力です。ぜひこの時期に、母語である日本語だけでなく、英語の音にもたくさんふれさせてあげてください。
2020年からは小学校で英語が教科になるなど、日本でも英語教育は年々重視されていますが、赤ちゃんのうちに英語の音を聞き分ける力を育ててあげることは、子供にとって非常に有利な力になります。

インターネットが普及している今は、家の中でたくさんの英語を無料で気軽に聞くことができます。
以下の記事では、幼児が楽しく英語に親しむことができる無料のオンラインラジオやポッドキャストなどを多数紹介しています。ぜひ、チェックして、子供の言葉の力を伸ばすための参考にしてください。

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