2024年12月

Yellowが担うもの①

前回までのお話で、LimeとYellowが担う重要な英語表現について話してみました。
その中で子どもの精神的な成長面は必要だという話をしました。

Limeの壁については   

今回からはYellowについて話してみたいと思います

 

Yellowって実はとんでもなくよくできていると私は常々思っています

なぜって、急に怒涛のふりかえりが始まるんです!
それもBlueやGreenなど、懐かしいあの場面がたくさん!
それも、過去形で

まず最初に学ぶのは単純な過去形

ここで身につけたいのはやはり

単語のスペルとしての違い
発音としてed音を聞き取れる耳づくり

この2点でしょう

どういう時に使ってるの?
どんなふうに使ってるの?

違いを見分けるためには、いかにBlueやGreenの表現が身についているかで決まります
あ、でも焦らずに!
多少抜け落ちていて当たり前です
これはむしろ定着のチャンス!
違いを見つけようとばかりにBlueやGreenをふたたび見せて、確実に身につけてもらうのです😁

たまに、ご兄弟ご姉妹が生まれたことをきっかけに、兄姉が下のお子さんに合わせてBlueやGreenを見ていることがありますが、これは図らずも結果としてとてもいい復習になってますよね
たぶん彼、彼女たちはYellowになっても振り返りがほぼいらないでしょう🤔
あ、だからといっていきなりBlueやGreenに明日から戻ろう!なんてやらないこと
これはあくまで一例
それぞれの家庭環境に教材を合わせていくのがDWEです
やり方は十人十色ということは忘れずに😌

 

歌を歌うことに意味はあるか?

歌手の話じゃありませんよ

子どもに英語の歌を覚えさせることに意味はあるか?
っていう話です

結論から言うと

意味はある

派です

理由を書く前にまず、私のことを話さないといけないかなと思うんですよね
あ、興味ないって方は、ふーん歌って意味あるんだ、で終わっていいですよ

私、娘が小学生になるタイミングで働き始めたんですよ
ええ、英会話教室の先生として
すごくない?
DWEのおかげで話せるようになって、仕事に結びついちゃったの
詳しいことはさておき、生徒さんにも保護者さんにも発音がキレイだとほめていただけます
なぜでしょう!

これね、私が幼少期から洋楽聞いてたからだと思うんです

ざっくり端折って書くと、ものすごく変わり者の両親の影響で、家には洋楽しか流れない環境で育って、日本語の歌より先に英語の歌が耳に入ってた
両親共にそれにハマってるから、ライブとかフェスとか小さいときから行ってて、そんな音楽ばかりやってる人たちのコミュニティの中で育つ
ステージには4歳で立ち、英語の歌をひらがなで書かれた歌詞を丸暗記して歌った
わずかだけれどネイティヴのプロプレイヤーたちの来日コンサートにも連れて行かれた

これのおかげでたぶん、発音が衰えてない

要するに

英語のシャワーを浴びてた

この英語の歌詞をひらがなで書いてくれたのは母親なんだけど、例えば
In the states of West Virginia
っていう歌詞を
インザステイツオブウエストバージニア
って書かれちゃってたら私はこうなってないんだよね
だすてぃつおゔぉうぅぇすゔぁじぃにゃ
って書いてくれてたわけ

ある意味これが、私が発音よくても英語話者としてはバイリンガルになれていないところだと思うんだけど

つまりインプットの大事な過程である

耳から入ってた英語をかたまりで認識する

かたまりになっている英語を単語の集合体として認識する

単語ひとつひとつを独立して認識する

単語のつづりを認識する

っていうプロセスを一番最後まで一気にすっ飛ばしちゃったわけ

でも

歌うことでかたまりを意識するし、リズムに乗せるためにリンキングも身につける
歌うと息継ぎでブレスも身につけるし、強弱がつくからアクセントも身につく
歌うとき聞こえやすいように口を大きく開けるから、が鍛えられる

これ全部、英語の発音を維持するために必要なことなんですよね

日本語の音階に比べて、英語の音階は多く、私たち後天的な英語学習者が発音で苦労するのは主にそれが原因なのだとか

英語をキレイに発音するための顎と舌の発達ができていないってことなんですよね

だから子どもに英語の歌を歌わせることには意味があるわけ

だいたい歯並びが整うぐらいまでは歌う機会を持っていた方がよくて、歯学的には10歳~11歳ぐらいに顎の成長が完成するんだとか
それまでは顎を動かして、舌を動かして、英語の音階を保てるように意識しておくのがいいですね

DWEの歌は意外と複雑な歌が多いんですよね
スローテンポの歌ばかりなら発音も意識しやすいけれど、アップテンポの曲も多い!
Sing Along!を何度も聞いて、何周もして、歌詞のかたまりをいかに単語でバラバラにして聞き分けられるかというのは、この先のリスニング力にとても影響を与えていると思います

さらに洋楽は一音に対して歌詞が詰まる傾向もあるので顎も舌もよく鍛えられます

お子さんは今日も歌ってますか?