外国で親しまれている子供の遊び5つ
- 公開日:2018年6月22日
早期英語学習が良い!?言葉を覚える黄金期で学ぶべきポイント
世界の共通言語としての英語へのニーズは、年々高まっています。
小さい子どものいる親世代にも、「子どもには英語を身につけてほしい」と思う人が多くなっているようです。2017年の調査によれば、未就学児をもつ親御さんが今後子どもに習わせたい習い事の1位は「水泳」、2位は「英語・英会話」、3位は「ピアノ」になっています。
今回は「英語・英会話」に焦点をあて、早期英語学習のメリットを解説し、幼児期の英語学習効果を高めるためのポイントをご紹介します。
参照:発表!2017年子どもの習い事ランキング 1位は…??
参考:子どもが発音を聞き取る能力は1歳ごろまでにかなりのレベルまで発達します!
子どもは1歳で【r】と【l】の聞き分けができるようになれる!
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<目次>
早期の英語学習が「良い」理由は?
早期英語学習を行う時のポイント
自宅で英語力を高める学習法
早期スタートで英語習得の土台作り
早期の英語学習が「良い」理由は?
「英語の勉強を始めるなら早いほうが良い」とよく言われるのには理由があります。聴覚の発達の観点から見ると、3~5歳くらいまでの時期に英語学習を始めることには大きなメリットがあるのです。
脳の吸収力
言語の習得には「臨界期」があると言われています。臨界期とは脳の発達が盛んで、何かを覚えるのに適した時期。そして、言語を覚える時の臨界期は10~12歳前後で、それまでに学習を始めると比較的早く言語を習得できると言われています。幼児期の英語学習では、臨界期までに日本語と英語を一緒に覚えられることが大きなメリットになるわけです。
また、英語を日本語のように理解できれば「英語を聞いて、頭の中で日本語に変換して意味を理解する」一連の流れが必要なくなります。普段人と話す時、相手の言葉を頭の中でかみ砕いて自分の言葉に変換することを意識しませんよね。日本語なら、意識しなくても「自然に」やっていることです。それと同じように、日本語は日本語、英語は英語として理解できたら勉強も会話もスムーズにこなすことができるでしょう。こうした、英語を英語のまま理解できる状態を「英語脳」と言います。臨界期に英語学習にも取り組めば、言語を変換せずに理解できる英語脳を早くから鍛えられます。
英語を聞き分ける能力を養う
3~5歳頃までに聞く音は聴覚の発達に大きな影響を与えるので、言葉や音楽など色々な音を聞かせてあげるといいでしょう。
ただ、聴覚がある程度発達してしまうと、聞き取れる音が決まってきて、聞き慣れない音は雑音と認識するようになります。
英語学習を早く始めて、子供が小さい頃から英語をたくさん聞かせてあげることは、聴覚の発達の観点で有利なのです。
ちなみに、言語はそれぞれ使われる周波数が異なります。日本語の周波数は125~1,500Hz程度と言われていますが、アメリカ英語は750~5,000Hzと日本語よりも高い周波数が使われます。成長して聞き取れる音がある程度決まってくると、周波数の違う日本語と英語の聞き分けは難しくなります。「r」と「l」の音の違いや子音で終わる単語は、日本語だけの環境で生活していると、あまり聞く機会はありません。だからこそ、幼児期に日本語だけでなく、英語の周波数も聞き取れる「英語耳」を作っておくことが将来の英語学習にも役立つわけです。
生活、遊びの延長で身につく
幼児期の英語学習は、日常の生活や遊びの延長として楽しみながら取り組みやすいのでオススメです。朝起きたら英語のCDをかけてあげて、お昼にはDVDを見たりおもちゃで遊んだりして英語と触れ合う。そんな風にいつものちょっとした時間を、英語教材で遊ぶ時間に変えてみてはいかかでしょうか。幼児期に歌やゲームで遊びながら英語と触れ合っておくことで、就学後に必要な英語の授業の準備にもなります。
時間の活用
「英語の学習は小学生になってからでも遅くはない」という考えもあります。日本の小学校でも英語学習に力を入れており、2020年からは3~4年生から外国語活動の授業が始まり、5~6年生では英語が教科として成績評価されるようになります。
一般的には日本人が英語を習得するには2,000時間かかると言われていますが、学校の授業時間だけでは2,000時間に足りません。
例えば、50分の英語授業を週4回のペースで小学校5年生~高校3年生までの8年間受けると仮定しましょう。祝日や長期連休を抜いて、1年間で35週間学校に通っていた場合は、1年あたり約117時間の学習となり、8年間で約934時間です。
2,000時間からは約1,000時間の差が出ますので、足りない分を、家庭での英語学習によって補う必要がでてくるのです。
そこで、小学校に入る前の時期に英語学習で英語の土台を作っておくと、子供が成長してからの英語学習がぐっと楽になります。時間にゆとりがある就学前から学習をスタートすることで負担をぐっと軽減できるのです。
早期英語学習を行う時のポイント
次は、早期の英語学習に取り組む時に注意するべきポイントをご説明します。
子どもと大人では英語学習で得意な点が違うので、その違いを理解しておくことが大切です。
また、早期英語学習の効果を高めるためにどのように考えて教材を選ぶべきかご説明します。
英語を「聞く・話す」力から伸ばす
英語の4技能「聞く・読む・話す・書く」のうち、幼児期には「聞く・話す」の2つに重点をおいて伸ばしていくと良いでしょう。
母国語を身につけるとき、周りの人の話す言葉を聞いて話せるようになってから読み書きの学習を行いますよね。英語を学習するときも、母国語と同じ流れで[聞く・話す]ことから始めると、自然に身につけていくことができます。
子どものころからたくさん英語を聞く練習をしておくと、耳が慣れて早いスピードの英語も聞き取ることができるようになります。また、英語を聞き取る力を育てておけば、綺麗な発音も身につけやすくなります。まずは「聞く・話す」力を伸ばすために、英語のCDやDVDを積極的に活用して英語に触れさせましょう。
英語学習で大切なのは「発音」
日本人には、英語のRとLの発音、CとKの聞き分けが苦手な人が多いといわれています。英語を読むことができても聞けない、話せない人は多いかもしれません。
母国語である日本語を身につける時、赤ちゃんは読み書きより先にママやパパの会話や呼びかけから言葉を学びますよね。英語を学ぶ時と同じように、学習の始めの時期に正しい発音をしっかり習得しておくとのちの英語学習の土台となります。
英語のアニメのDVDや英語の音声の出るおもちゃなら、子どもが遊びながら正しい発音をいっぱい聞くことができるので、こうした英語教材を活用してみましょう。
子ども向けの英語教材はわかりやすいものを
自宅での英語学習用教材を選ぶ時は、ママやパパが教えなくても子どもが自然に理解していけるようなわかりやすいものを選びましょう。
絵本や単語カードは、絵や文字が大きくはっきりとしたものを選ぶと、子どもの目で認識しやすいでしょう。また、英語の歌は繰り返しのフレーズが多いものだと子どもの耳に残りやすくなります。
英語教材をいくつか用意するなら、同じ単語やフレーズが含まれた商品も効果的です。新しい単語をどんどん覚えるのも大切ですが、自分が知っている言葉をほかの場所で見聞きすると知っている喜びが学習の楽しさに繋がります。
例えば、「ディズニーの英語システム」(DWE)は、絵本・DVD・CD・単語カードなど、すべての教材の内容が連動しているため、子どもにとって非常にわかりやすい構成になっています。単語カードで覚えた単語が、絵本やDVDなどでも復習でき、子どもが自分で言葉の意味や法則を理解できるように開発されているのです。また、同じ単語やフレーズに繰り返し触れて復習できるので、難易度が高い文法が使われたフレーズもしっかり身につくようになっています。
自宅で英語力を高める学習法
自宅で英語学習を進める時に大切な3つの要素を紹介します。
1.正しい発音を真似る
発音を身につける学習としてシャドーイングという方法があります。これは、音を真似する練習方法です。アルファベットや単語の発音を聞いて、できるならほぼ同時に、もしくは少しおくれたペースで聞こえた音を真似することで発音に慣れていきます。
これと似た方法を、実は多くの人が日本語を身につける時に体験しているんです。例えば、赤ちゃんに手を見せながら「おててだよ。」などと声をかけていると、赤ちゃんは聞いた音を真似するようになり、「てって」などと発音しはじめます。このような音のインプット、アウトプットを繰り返しながら言葉を綺麗に発音できるようになっていきます。
英語学習でも同じように発音の練習が可能です。
まずは、英語の絵本の絵や、DVDの映像を指さしながら子供に英単語を話しかけてみてください。
英語の発音に自信がないときは、CDつき絵本やDVDの英語音声の後に続けて、ママと子供が一緒に発音を真似してもかまいません。
慣れてきたら、英単語だけでなくフレーズを真似するのも効果的です。
インプットとアウトプットを繰り返していくことで、頭の中で情報が上書きされて発音がどんどん良くなっていきます。何度も繰り返しながら、そのまま真似して身につけていきましょう。
2.文法を覚える
子どもに正しい文法の英語のフレーズをしっかり覚えさせることで、子どもは感覚的に文法を理解していきます。
そこで、子ども向けの英語教材を選ぶ時は、単語だけでなくその単語を含むフレーズを一緒に覚えられるものを選びましょう。覚えた単語がどのように使われるのか理解できる工夫がされている教材がおすすめです。単語や文法のルールが理解できるようになると、覚えた文法やフレーズの単語を入れ替えるだけで会話に応用できます。
「When I Grow Up」(私は大人になったら)という歌を例に考えてみましょう。この歌では次のような歌詞が登場します。
“When I grow up, I want to be a dancer.”(私は大人になったらダンサーになりたい。)
“When I grow up, I want to be a pilot.”(私は大人になったらパイロットになりたい。)
この“dancer.”や“pilot.”の部分を入れ替えるだけで、子どもが大人になったらなりたい職業を伝えられるようになります。
3.実際に声に出す
家庭で英語学習を行う時も、子どもが英語を声に出して読む習慣をつけるとより知識の定着を図ることができます。
発声と記憶の関係性は、カナダの研究者たちの実験によって確認されています。その実験では「単語を黙読する」「単語を声に出して読む」「人が読んだ単語を聞く」「自分が読み上げた録音を聞く」という4パターンで参加者に単語を覚えてもらいました。その結果、「単語を声に出して読む」参加者がもっとも多くの単語を覚えることに成功しています。次に効果が良かったのは「自分が読み上げた録音を聞く」参加者、3番目は「人が読んだ単語を聞く」参加者でした。
参考:Canadian researchers say you can improve memory with this one weird trick
子どもが英語を声に出したくなる環境を作るためには、「ディズニーの英語システム」(DWE)のトークアロング・カードやマジックペンのように、子どもが自分の声を録音できるおもちゃを使ってみても良いかもしれません。色んな工夫で子どもが英語を話しやすい雰囲気を作ってあげましょう。
早期スタートで英語習得の土台作り
子どもはものを覚えるのが早く、大人が驚くほど多くを吸収していきます。脳と耳を英語に慣れさせることで、成長してからの英語学習にも役立つはずです。正しい発音を聞いて、どんどん声に出す、そうした学習方法で英語の土台を作ってあげましょう。
詳しくは コチラをご覧ください。
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