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  • 更新日:2019年9月12日
  • 公開日:2019年6月24日

離乳食はいつから?驚きの海外離乳食事情もご紹介!

離乳食はいつから?驚きの海外離乳食事情もご紹介!

母乳にするかミルクにするかを悩んだ後に向き合うのが我が子の離乳食。「いつから、何を、どんな風に食べさせればいいのか」や「赤ちゃんの食物アレルギーを予防することはできるのか?」など悩みは尽きませんよね。離乳食の初めは、赤ちゃんに食べる楽しみを知ってもらうことが重要なのですが、食べないことを心配しすぎてしまう人も多いようです。

この記事では、日本と世界の離乳食事情を紹介しています。それぞれの国の食文化が違うように、国によって離乳食の始め方や食品も様々です。各国の離乳食事情を知って、離乳食に対する心配や不安を少しずつ取り除きましょう。

離乳食はいつから始めればいいの?

離乳食はいつから始めればいいの?

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会が2019年3月に発行した「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食を生後5~6ヶ月で始めることを推奨しています。

最初は、1日1さじずつ、つぶしたおかゆから始めます。慣れてきたら、すりつぶした野菜、豆腐、白身魚、卵黄等、様子をみながら1品1品増やしていきます。食べ物を混ぜないで1品1品増やすのは、アレルギー反応が出た場合に、原因の食品がすぐに特定できるからです。

なお、近年、食物アレルギーを心配して、離乳食や特定の食品を食べさせるのを遅らせる人もいますが、食べ始めの時期を遅らせることが食物アレルギーを予防するという科学的根拠はありません。このようなアレルギーに関する情報もガイドには記載されています。
また、2015年に厚生労働省が発表した乳幼児栄養調査で「離乳食に関して困ったことがある」と答えた割合は74.1%に上り、「作るのが負担、大変」「もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)」「食べる量が少ない」といったことに、0~2歳児の保護者の多くが困っていることが伺えます。

しかし、海外での離乳食の与え方を調べてみると、上記のような悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。
そもそも、国連の機関である世界保健機構(WHO)では、母乳だけでは栄養が足りなくなってくる生後6ヶ月から離乳食を開始することを推奨しており、「特にこの食品から離乳食を始めなくてはいけない」という指針はありません。家庭で食べているものを、タイミングよく、十分な量を、安全に注意して、年齢や子供の成長に応じた正しい方法で与えるのが大切とのことです。
離乳食の与え方には選択や工夫の余地がたくさんあるのです。
ここからはアメリカ・カナダ・イギリスの離乳食事情をご紹介しますので、離乳食についてお悩みの方は、ぜひヒントにしてみてください。

※参照
「Complementary feeding」世界保健機構

※参照
「授乳・離乳の支援ガイド」厚生労働省
「平成27年乳幼児栄養調査」厚生労働省

世界の離乳食事情

世界の離乳食事情

ここでは、アメリカ・カナダ・イギリスの離乳食を、日本と比較しながら紹介していきます。

アメリカの離乳食事情

日本では、離乳食を手作りすることが多く、「作るのが大変!」と悩んでいる人も多いですよね。けれども、アメリカでは多くの人が離乳食は買うものと考えています。アメリカのスーパーマーケットやファーマシーには、月齢に応じたさまざまな種類の離乳食が小瓶に入って売られています。作る手間がかからないのは、助かりますね。

ただ、気軽に与えることができる離乳食には問題もあります。それは、離乳食を早く始めすぎてしまうということです。米国小児科学会もWHOと同様に生後6ヶ月の離乳食を推奨しています。けれども、アメリカでは50%以上が生後6ヶ月より前に離乳食を始めているそうです。約16%は、生後4ヶ月前から離乳食を与えられているという調査結果があります。

離乳食を早く始め過ぎると、母乳やミルクから取るべき栄養が十分に摂取できなくなるという問題があります。また、生後4ヶ月より以前に離乳食を始めることと乳幼児期の体重の増加・肥満には関連性があるという研究結果もあり、早すぎる離乳食の開始に注意が促されています。

※参照
「Infant food and feeding(乳児の食べ物と食べさせ方)」米国小児科学会
「Most U.S. Babies Start Solid Foods Too Soon(アメリカの赤ちゃんのほとんどがあまりにも早くから離乳食を食べ始めている)」WebMD

カナダの離乳食事情

カナダの離乳食事情

カナダでは、他の多くの国と同様に生後6ヶ月からの離乳食を推奨しています。日本とカナダの離乳食の大きな違いは、初めての離乳食として適しているとされる食品の種類です。カナダでは、鉄分が多く含まれる牛肉、ラム肉、鶏肉、卵、豆腐、ひよこ豆、鉄分が加えられたシリアルなどをペースト状にして食べさせます。

牛肉は、日本では離乳後期(生後9~11ヶ月)頃から推奨とされている食品なので、驚いた方も多いのではないでしょうか?

※参照
「Infant nutrition(幼児の栄養)」カナダ政府

イギリスの離乳食事情

日本とイギリスの離乳食で大きく違うのは調理方法です。日本で離乳食の初期に与えられる食品は丁寧にすりつぶされており、自作の場合はかなり手間がかかりますよね。

イギリスで人気の離乳食の導入方法に”Baby-Led weaning”という方法があります。
日本やアメリカのように食品をペースト状にするのではなく、食品を歯茎でつぶせるぐらいやわらかく調理して手づかみで食べさせる方法です。
”Baby-Led weaning”では、テーブルが一体になっているベビー用チェアを使います。
テーブル部分はプレートのようになっており、お皿を使わず、赤ちゃんの前に複数の食品を並べることができます。赤ちゃんが食べたいものを自由に食べさせ、汚れても気にしません。赤ちゃんの自主性に任せることで、食べるのは楽しいという気持ちを育てるのです。
なお、イギリス国民保険サービスでは、赤ちゃんが初めて食べる素材として、ブロッコリー、じゃがいも、カリフラワー、ほうれんそう、りんご、洋ナシなど、野菜や果物を推奨しています。

「赤ちゃんはペースト状にしなくても食べられるの?」と驚きませんでしたか?
調理の手間がはぶけて、赤ちゃんの自主性を育てられる”Baby-Led weaning”は、とても素敵な方法ですね。

※参照
「Your pregnancy and baby guide(妊娠と赤ちゃんのガイド)」イギリス国民保険サービス

外国の習慣や言葉を学んで世界を広げましょう

国によって多様な食文化がありますが、赤ちゃんが食べるものや食べさせ方にも大きな違いがあります。
日本式の離乳食のやり方でうまくいかないときは、外国の方法を試したりしてみると、育児が楽になるかもしれません。

赤ちゃんに食事はおいしくて、楽しいものとわかってもらうことも離乳食の大切な役割です。「おいしいね!」「次はこれを食べようか」など、たくさん笑顔で話しかけてあげてくださいね。
赤ちゃんが、楽しそうに食事をしてくれるようなら、声かけを英語にしてみるのもいいかもしれません。
赤ちゃんのうちから日常的に英語を聞いて、英語のある環境に慣れていれば、大きくなってからの英語学習にもなじみやすくなります。

以下の記事では、食事のときなど日常のちょっとした瞬間に使える簡単な英語のフレーズを紹介しています。ぜひ、参考にして親子で英語を楽しんでくださいね。

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