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  • 更新日:2020年11月27日
  • 公開日:2016年7月4日

赤ちゃんの人見知りはいつから?人見知りの原因と対策をわかりやすく解説!

赤ちゃんの人見知りはいつから?人見知りの原因と対策をわかりやすく解説!

赤ちゃんによく見られる、人見知り。知らない人が近づくとママ・パパにしがみついたり、ママ以外の人に抱っこされると、火がついたように泣き出してしまったりということがあります。ときには、パパに人見知りする子供もいますね。
人見知りは「内気」「警戒心が強い」「怖がり」の表れだと思われがちですが、実はそうではありません。子供はなぜ人見知りするのか、その理由について詳しく解説します。

赤ちゃんはいつからいつまで人見知りをするの?

赤ちゃんはいつからいつまで人見知りをするの?
人見知りは、生後6~9カ月頃に出ることが多いといわれています。人見知りが収まる時期については、2~3歳くらいの子供もいれば、小学校に入るくらいまで人見知りが続く場合もあります。

中には、まったく人見知りしない子供もいます。しかし、人見知りをしないからといって、その子供がママ・パパに愛着をもっていないというわけではありません。人見知りの程度や期間は個人差が大きいもの。子供それぞれの成長を、温かく見守ってあげましょう。

赤ちゃんの人見知りはなぜ起こる?

赤ちゃんの人見知りはなぜ起こる?

ママ・パパと他の人を区別する愛着行動

人見知りは、子供の心の発達の過程で見られる行動です。生まれたばかりの赤ちゃんは、周囲の人が誰でどんな人なのかをまだ区別することができません。この頃の赤ちゃんは、誰に抱かれても同じ反応をするはずです。

しかし、生後3~4カ月くらいから、赤ちゃんはママ・パパを他の人と区別して見るようになります。これは「愛着行動」と呼ばれるもので、赤ちゃんは特定の人に愛着をもち、その人から話しかけられたり笑いかけられたりすることで、安らぎの気持ちを抱くことができます。愛着は子供の成長に欠かせない、重要なものです。ママ・パパと愛着でしっかり結びついた子供は、安心感から自己肯定感を深め、物事への積極性や自主性を育むことができます。

子供がママ・パパの姿を探し求めたり、後追いをしたりするのも、愛着があればこそ。愛着関係によってママ・パパとの絆が深まる一方で、ママ・パパ以外の人には「気になるけれどちょっと不安」という葛藤が子供の心に芽生えます。それが「人見知り」です。

そして、人見知りになるということは、見知らぬ人に対して興味をもつという心の発達が起こっていることをも意味します。科学技術振興機構(JST)の研究によると、赤ちゃんの人見知りのメカニズムは、単に怖がっているわけではなく、見知らぬ人物に対して「近づきたいけど怖い」という心の葛藤から起こっていることもわかっています。

なお、人見知りと同じ時期に、パパに対しても人見知りをしてしまう「パパ見知り」がはじまる子供もいます。中にはパパが抱っこすると途端に大泣きしてしまうという子供も。
原因は人見知りと同じなのでパパはあまり落ち込まず、子供に必要な成長だと思って温かく受け入れてあげてくださいね。

※参照
「赤ちゃんの『人見知り』行動」科学技術振興機構

ママ・パパの緊張や不安を感じ取っている

赤ちゃんは、言葉がわからない分、本能的に感情や心理状態を察知する能力に長けているといわれており、大人が思う以上にママ・パパの心理状態を敏感に感じ取っています。

赤ちゃんがいつも以上に人見知りの様子を見せるようなときは、実はママ・パパ自身がその相手を人見知りしているなど、ママ・パパの緊張や不安といった心理状態を反映していることも多いのです。そんなときはまずママ・パパ自身が気持ちを落ち着けることが必要です。ママ・パパの気持ちが落ち着くと、自然と赤ちゃんも安心して人見知りの様子が治まったりすることもあります。

人見知りの赤ちゃんへの対処法は?

人見知りの赤ちゃんへの対処法は?

人見知りは叱ると逆効果

人見知りをなんとかしてあげたいという思いから、「泣いちゃだめでしょ!」と叱ってしまうことがあるかもしれません。しかし、人見知りは叱ると逆効果です。ママ・パパに甘えるのをやめさせようとしたり、突き放した態度をとったりすると、子供はパニックになってしまい、ますます大きな声で泣いてしまうでしょう。

それでは、人見知りを解消させたり、あるいは軽減させたりするには、どういった方法をとるのが良いのでしょうか?以下にオススメの対処法をご紹介します。

優しく語りかける

今まさに人見知りをしている赤ちゃんへの対処法の第一は、その赤ちゃんの不安を取り除いてあげることになります。まずは「大丈夫だよ」と優しく語りかけ、赤ちゃんの不安を解消してあげることがもっとも大切です。
ママ・パパが穏やかにやさしく語りかけることで、ママ・パパの心が伝わるように、赤ちゃんも安心して、自然と気分が落ち着いてくるものです。また、赤ちゃんが求めるのであれば抱っこしてあげるようにしましょう。

ママ・パパの不安を軽減させる

赤ちゃんは敏感にママ・パパの心理状態を感じ取って、そのことが原因で人見知りの様子を見せることがあります。ママ・パパの感じる不安や恐怖心は、大人が思うよりもダイレクトに赤ちゃんに伝わるものだということを知っておきましょう。
ママ・パパが不安定な心理状態にあるのであれば、まずはママ・パパの感じている不安を軽減させることが大切です。ママ・パパが気持ちを穏やかに落ち着かせることで、赤ちゃんを安心させてあげましょう。

人見知り中であることを周りの大人に説明する

赤ちゃんとは反対側の視点にはなりますが、赤ちゃんに話しかけて泣かれたりしたらやっぱり悲しいものです。他人ならもちろんのこと、日頃いっしょに暮らしていないおじいちゃんやおばあちゃんでも、「嫌われているのかも」と落ち込んでしまうかもしれません。
そんなときは、「今人見知り中で、誰に話しかけられても泣いてしまうかもしれません」などとあらかじめ赤ちゃんが人見知り中であることを周りの大人に説明しておくと良いでしょう。

赤ちゃんを主役にしない

家族以外の人が集まる場所では、かわいい赤ちゃんが話題の主役になることもしばしば。たくさんの人の注目が集まってしまうと、赤ちゃんも気がついて、人見知りをしてしまうこともあるでしょう。
そういった場合は、別の話題をもちだすなどして、赤ちゃんを主役にしないようにしましょう。

赤ちゃんが見慣れた場所で会う

見慣れない人と会うだけでも不安を感じる状況にも関わらず、初めて訪れるような見慣れない場所では、赤ちゃんに更なる不安を感じさせてしまいかねません。
赤ちゃんの人見知りが激しい場合には赤ちゃんが普段見慣れている場所で面会するようにしましょう。できれば自宅に来てもらうのがベストです。普段生活している自宅なら、赤ちゃんの不安や緊張感も和らぎます。

ママ・パパと仲の良い姿を見せる

ママ・パパが人見知りをしていると、当然赤ちゃんもその反応を察知して人見知りのそぶりを見せることがあります。そんなときはその人とママ・パパの仲が良い姿を見せることで、赤ちゃんの人見知りを軽減させることができるかもしれません。
特定の人に対する人見知りを解消したい場合には、その人と頻繁に顔をあわせるなどして、ママ・パパが心を許している相手だということをじっくりと見せてあげて、赤ちゃんを安心させてあげましょう。

外の世界にふれさせる

大人にも同じことがいえますが、やはり人見知りを解消するにはある程度の場数が必要です。積極的に外の世界にふれさせることで、見ず知らずの人がいる環境に慣れるためのトレーニングをしてみるのも良いでしょう。
オススメは自治体の子育て支援センターや公園など。赤ちゃん向けのおもちゃや遊具がそろっているので、ほかの赤ちゃんといっしょに遊んだりすることを通して、徐々に家族以外の人にも慣れ、人見知りが軽減する可能性があります。

いかがでしたでしょうか?赤ちゃんや1歳頃まではママ・パパとの関係が非常に強いものですが、成長とともに子供の社会性が高まり、ママ・パパ以外の人に興味をもったり、お友達への関心も広がったりして、さまざまな人と交流する機会が増えていきます。心の成長とともに人見知りもいつの間にか消えていることが多いので、焦らず、時間をかけてゆっくりサポートしていきましょう。

さて、赤ちゃんが人見知りを起こしてしまいそうな場面でも、赤ちゃんの不安や緊張を取りはらってあげることができれば、赤ちゃんはもちろんのこと、ママ・パパも楽しくその時間を過ごすことができるはずです。そのための方法としてぜひともオススメしたいのが赤ちゃんとスキンシップをはかりながら楽しめる手遊び歌です。さらにそれが英語の手遊び歌なら赤ちゃんの英語習得への効果も期待できますよ。次の記事では、手遊び歌のメリットやオススメの英語の手遊び歌などについて詳しくご紹介していますので、ぜひご参考になさってくださいね!

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