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  • 公開日:2022年5月31日

ファーストバースデー(1歳のお祝い)の新定番「一升パン」。人気の理由と楽しみ方を解説!

ファーストバースデー(1歳のお祝い)の新定番「一升パン」。人気の理由と楽しみ方を解説!

「一升餅」の新しい形として人気の「一升パン」をご存知ですか?赤ちゃんがはじめて迎える1歳の誕生日に、お餅の代わりに一升のパンを背負わせて我が子の成長を祝福するママ・パパが増えています。

ここでは、SNSでも話題のおしゃれな一升パンの祝い方や入手する方法、おいしい食べ方や保存の際の注意点などを詳しく解説します。

一升パンとは?ファーストバースデーで人気の理由と一升餅との違い

一升パンとは?ファーストバースデーで人気の理由と一升餅との違い

伝統行事の「一升餅」を一升のおしゃれなパンでお祝い

一升パンとは、赤ちゃんがはじめて迎える1歳の誕生日=ファーストバースデー(初誕生)に、一升(約1.8kg)の重さのパンを背負わせてお祝いをすることをいいます。

日本では、初誕生には一升のお餅を赤ちゃんに背負わせてお祝いをするという風習があります。この頃からヨチヨチ歩きをはじめる赤ちゃんも多いことから、「歩き祝い」ともいわれ、一升餅は古くから赤ちゃんの成長を祝う伝統行事として各地で行われてきました。

最近では、お餅の代わりに円形に焼かれた一升のパンを背負わせるという新しいお祝いのスタイルが人気です。

一升パンと一升餅との違い

一升パンと一升餅との違いは、赤ちゃんに背負わせるものの違いになります。

お餅よりも日常的に口にする機会の多いパン。お餅を食べない季節でも簡単に入手できることや、離乳食期の赤ちゃんもみんなといっしょにおいしく味わえるという点も、一升パンが普及した理由のようです。

おしゃれなパンで写真映え!丸い形が円満な人生を意味する「一升パン」

「一升」と「一生」をかけあわせ、一升餅には我が子が一生食べ物に困らないように、これからの一生が健やかなものになるようにといった親の願いがこめられています。一方で一升パンの丸い形には、一生円満な人生が送れますようにという意味もあるのだとか。

写真映えするそのかわいい見た目も、一升パンが注目される要因のひとつ。フランスパンのカンパーニュのようなおしゃれなパンの表面に年齢や名前、干支、好きな模様などを入れて焼き上げ、デザインのバリエーションも豊富です。

参考までに、大手ベーカリーのポンパドウルで扱う一升パンは直径約37cm、重さ約1.8kg。
迫力のある一升パンを一生懸命背負う赤ちゃんの姿はけなげでとてもかわいく、SNSなどでも話題を集めています。
1歳の誕生日だけでなく、入学や卒業、結婚、還暦など、最近は一升パンがさまざまなお祝いでも定番になりつつあるようです。

※一升パンは株式会社ポンパドウルの商標登録です。
「ポンパドウルeショップウェブサイト」ポンパドウル

一升パンの祝い方と注意点

一升パンの祝い方と注意点

背負えなくても転んでも縁起良し。大人が近くで見守りましょう

一升餅は、一升のお餅を風呂敷などに包んで赤ちゃんに背負わせるのが一般的ですが、抱きかかえさせたりお餅の上に尻もちをつかせたりするなど、地域によってさまざまな祝い方があるようです。たとえ背負いきれずに転んでしまっても「厄落としになる」とか、立ち上がれたら「身を立てられる」、立てなければ「ずっと家にいてくれる」など、どんな場合も縁起が良いのが楽しいところ。

パンでお祝いする場合も同様です。一升のパンを風呂敷などに包んで赤ちゃんに背負わせましょう。

近頃は一升パン専用のおしゃれなリュックやナップサックも登場。赤ちゃんの名前やメッセージを入れられるものもあり、お祝いの後も記念に取っておくというご家庭が多いようです。

お祝いを行う際には赤ちゃんが転んでけがをしたり、背負わせるときに布や紐で首が締まったりしないよう、必ず大人が近くで見守るようにしてください。
下記に、一升パンの祝い方の一例をご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。伝統的な一升餅の行事もだいたい同じような流れで行われることが多いようです。

「一升パン」の祝い方の参考例

11:00~12:00 予定の場所に集合

自宅や実家など、お祝いの会場となる場所に集合します。

12:00〜13:00 昼食

みんなで楽しく昼食をとりましょう。お誕生日を迎えた赤ちゃんも離乳食でお昼ご飯を済ませてから一升パンのお祝いをすると良いでしょう。

13:00〜13:30 一升パンでお祝い

一升パンを風呂敷に包むかリュックなどに入れ、赤ちゃんに背負わせます。パンの粉が気になる場合はあらかじめ大きめのビニール袋に入れます。お祝いの様子、一升パンと赤ちゃんの表情、背負う様子などは写真や動画にしっかり収めておきましょう。終わった後は「頑張ったね!」と赤ちゃんに声をかけてあげましょう。

13:30〜14:30 プレゼントを渡す

ママやパパ、参加者から赤ちゃんにプレゼント!1歳の記念に手形・足形を残す場合はこのタイミングが良いでしょう。一升パンを入れて全員いっしょに記念撮影すれば、映えること間違いなし。

14:30〜15:00 一升パンを切り分ける

お祝いの最後に一升パンを切り分けていただきます。余ったパンは家族や親戚、お友達みんなにお裾分け。持ち帰り用の袋を用意しておくと良いですよ。

15:00〜 お祝い終了

お祝いがひと段落したら、集まってくれたゲストにお礼と感謝の気持ちを伝えましょう。たっぷり遊んだ後は、赤ちゃんの生活リズムに合わせてお昼寝タイムを確保してあげてください。

一升パンはいくら?どこで頼む?値段や入手方法について

一升パンはいくら?どこで頼む?値段や入手方法について

一升パンは予約が必要なオーダーメイドパン。注文から入手まで1週間〜1カ月

大手ベーカリーをはじめ、一升パンを扱うパン専門店が増えてきました。店頭での受け取り、またはオンラインでオーダーして希望の日時に取り寄せることもできますが、いずれも事前に予約注文する必要があります。

一升パンの注文の流れ

一般的な一升パンの注文の流れは、まずサンプルを見ながらパンのデザインや入れたいメッセージ、模様などを選択し、お子さまの名前を指定します。お店の指定フォーマットから文字や絵柄を選ぶのが主流ですが、なかには可能な範囲で希望するデザインのパンを焼いてくれるベーカリーもあります。

通常、注文から発送まで1週間〜2週間程度を要し、お祝いの日が週末や祝祭日にあたる場合は1カ月以上前から予約を受け付けるというお店も。日取りが決まったら早めにオーダーすることをオススメします。

一升パンの値段の目安・注文時の注意点

一升パンの価格の目安は1つ3,000円〜5,000円ほど。パンの種類や保存袋・専用リュックの有無など、オプションもさまざまなので事前に確認しておきましょう。

また、添加物不使用の天然酵母による一升パンを提供するお店や、食物アレルギーのある赤ちゃんのために乳製品・卵を使わないで作られたパンもあります。1歳の赤ちゃんでも安心して食べられるように配慮されたパンが多いようですが、食物アレルギーがある場合は原材料をあらかじめチェックし、赤ちゃんが食べられない素材をお店に伝えるようにしましょう。

店頭受け取りとお取り寄せ、選ぶときのポイントは?

店頭受け取りがオススメな方

・実際のサンプルを見ながらデザインを決めたい
・お祝いの日まであまり時間がない
・お祝いの後に余ったパンを冷凍保存したい
・送料をかけずにおいしいパンを手に入れたい

お取り寄せがオススメな方

・幅広いラインナップの中から予算にあったお気に入りを選びたい
・遠方のベーカリーの人気パンをオーダーしたい
・指定した日時と希望の場所に届けてもらいたい
・お祝い当日まで冷凍保存しておきたい

オンラインでオーダーした場合、鮮度を保つために冷凍された状態で届く場合もあるようです。
ちなみにポンパドウル各店舗では、店頭で受け取る場合のみ冷凍ではない一升パンを購入することができるとのこと。冷凍パンの場合は、冷凍庫に一升パンを冷凍保存するスペースを確保し、使用する3時間ほど前に冷凍庫から出して自然解凍しておく必要があります。
いずれの場合もなるべく前日には受け取れるように手配して、名前やデザインの状態などを確認しておくと安心ですね。

一升パンのおいしい食べ方や保存方法

一升パンのおいしい食べ方や保存方法

定番サンドイッチ、パンがゆからチーズフォンデュまで一升パンの食べ方いろいろ!

一升パンは外側がパリッと硬いハード系で、中はモチっと柔らかいものが主流です。オススメの食べ方としては、

1. パンの中をくりぬき、柔らかな部分で作ったサンドイッチを中に詰める「パンシュープリーズ」。
2. スープや豆乳などに浸してパンがゆにする。
3. 一升パンを横にスライスし、放射状にカットしてチーズやコーン、トマトなど、お好きな具材をトッピングしてピザパンを焼く。

その他、もちもち感を生かしたフレンチトースト、一口大にカットして、溶かしたチーズをからめてチーズフォンデュを楽しむなど、さまざまな料理に応用できます。小さくカットしてクルトンにしたり、パン粉にしてハンバーグなどのつなぎにしたりする方法も。大人も赤ちゃんもおいしく食べられるメニューがいろいろあります。一升のパンは食べ応えがありますが、ぜひ工夫して最後までおいしく味わってくださいね。

一升パンの保存方法について。賞味期限は常温で2日、冷凍保存で14日ぐらいが目安

常温で購入した一升パンが余ったら、小分けにして冷凍保存しておくと便利です。適当な大きさにカットして、1つずつラップに包んでから保存袋に入れて冷凍するとおいしさが長持ちしますよ。ラップの代わりにアルミホイルに包むと、そのままトースターに入れて焼くこともできます。冷凍したパンを解凍する際はなるべく自然解凍し、霧吹きなどで表面に水を吹きかけてから焼くと風味豊かに焼き上がります。

一升パンの賞味期限の目安は、常温の場合は焼成日より2日程度、冷凍保存の場合は焼成日より14日間ほどが多いようです。解凍後の賞味期限は解凍日を含め、3日程度が目安です。また、完全に解凍したパンの再冷凍は避け、翌日には食べ切るようにしましょう。

※参考:
「ポンパドウルeショップウェブサイト – よくあるご質問」ポンパドウル

一升パンはオーブンやホームベーカリーで手作りできる?作り方や注意点について

一升パンはオーブンやホームベーカリーで手作りできる?作り方や注意点について
赤ちゃんがはじめて迎える記念すべき1歳の誕生日。一升パンをご自宅で手作りしてみたいと思われる方も多いかもしれません。

一升パンは、カンパーニュなどのハードパンを作る際に使用するリスドォルというフランスパン用の強力粉を使って作ることが多いようです。一般的には粉に塩、砂糖、ドライイースト、水を加え、2回発酵させ、オーブンで焼き上げます。

ホームベーカリーでパン生地を作ることも可能ですが、一升のパンを仕上げるためには生地作りも2、3回に分けて行う必要があり、テクニックを要します。焼き上がりの重量もあるのでオーブンから出すときには火傷などに十分注意してください。普段、あまりパン作りをしないという人には手作りよりも購入をオススメします。

市販の一升パンでお祝いする場合も、赤ちゃんのためにママやパパが一生懸命考えたデザインのパンが届き、パンに記された我が子の名前を目にするときにはホッと心が和むのではないでしょうか。

一升パンは、子育てを頑張ったママやパパにとっての「1年間、お疲れさま!」という感謝のお祝いでもあります。赤ちゃんが大きくなったときに、お祝いの写真からもご家族の愛情をたっぷりと感じてくれるに違いありません。

パンが苦手な方は一升米という祝い方も

パンが苦手な方は一升米という祝い方も

お餅やパンより軽量でプレゼントにも最適な一升米も人気

一升餅、一升パンだけでなく、近頃は一升米というお祝いが注目されつつあり、初誕生祝いのスタイルはますます多様化。お餅やパンをあまり食べないというご家庭や、お餅やパンが苦手という赤ちゃんでも、お米なら毎日食べられ、余ってしまう心配もなさそうですね。

一升といえばお米10合分。一升餅や一升パンの重さが約1.8kgなのに比べ、一升米は約1.5kgとやや軽めです。重量が心配というときは一升米を選択肢に入れると良いかもしれません。お米なら重くて背負えない場合にも簡単に減らすことができます。

特別感のある名入れリュックでおしゃれに写真映え

お祝いの手順も一升餅と同様で、一升米を風呂敷に包んだり、リュックに入れたりして背負わせます。最近では赤ちゃんの名前やメッセージが入ったかわいいラベル付き袋に入った一升米、専用リュックとお米のセット販売が主流です。リュックの表に赤ちゃんの名前や誕生日、生まれた時間や体重・身長などを入れてもらえるものもあり、写真映えするおしゃれなデザインが数多く揃っていますよ。

小分け袋付きや1合ずつの個包装タイプもあるので、お祝いの後にお裾分けする際にも便利です。プレゼントにも喜ばれそうですね。

赤ちゃんを撮影するときのポイント

赤ちゃんを撮影するときのポイント
また、赤ちゃんのナチュラルな表情を撮影するためには自然な光の中で撮るのが一番です。部屋の明かりは消して、直射日光を避けながら太陽の光が優しく差し込む場所を選びましょう。赤ちゃんの肌の色も瞳の輝きもアップします。フラッシュは使わないのが基本です。アングルは上から見下ろすのではなく、できるだけ赤ちゃんと同じ目線で撮影すると表情の変化を撮影しやすくなります。

より愛らしい笑顔を引き出すために、音の出るおもちゃやお気に入りのぬいぐるみ、またうちわなどでふわっと顔に風を当てると笑顔になる赤ちゃんも多いので試してみてくださいね。
スマホやカメラを固定できるミニ三脚を用意しておくと、ママやパパ、お友達みんなと記念撮影をする際に便利です。

古くから伝わる日本の伝統文化を引き継ぎながら、我が家流の「一升餅」で一生に一度の大切な思い出を残してはいかがでしょうか。

いかがでしたか?一升餅にはじまり、時代のニーズに合わせてさまざまなスタイルが登場している1歳の誕生日のお祝い。お気に入りの方法を見つけて赤ちゃんのファーストバースデーを楽しく盛大に祝福してあげましょう。

さて、一升餅や一升パンのように赤ちゃんのはじめての誕生日をお祝いする行事は欧米にもあります。次の記事では、近年日本でもSNSなどで人気が高まっているアメリカ発祥の誕生日イベント「スマッシュケーキ」について詳しくご紹介していますので、ぜひご覧になってくださいね!

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