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  • 公開日:2016年9月27日

子供のケンカの対処法、外国と日本とではこんなにも違う!

子供のケンカの対処法、外国と日本とではこんなにも違う!

子供同士で仲良く遊ぶ姿は見ていてほっと心が和みますね。大人と子供の関係とは違い、子供同士は対等の人間関係であり、社会性や協調性、思いやりの気持ちを育むきっかけにもなります。

一方、お友だちとの関係にはケンカもつきものです。子供が小さいうちは善悪の判断やルールが分からず、親が間に入って子供に注意を促したりケンカを仲裁したりする機会があるでしょう。実は日本と外国では、子供同士のケンカに対する親の対応がちょっと異なります。日本と外国の違いについて詳しくみていきましょう。

外国では子供のケンカにすぐ親が介入

外国では子供のケンカにすぐ親が介入

外国では1~5歳くらいの子供を遊ばせるとき親が片時も目を離さず、トラブルが起こったらすぐ注意するというのが常識と考えられています。例えば、1人の子供が別の子供を押しのけたりおもちゃを取り上げたりしたとき、外国では即座に親が間に入り「押したらダメよ」「おもちゃを返しなさい」と子供に注意します。叱る必要がある場合は、自分の子供でも相手の子供でも関係なくきっちり叱ります。

してはいけないことをその場ですぐ注意することで、子供にしっかり善悪の判断や人との関係のルールを教えこむというのが外国の方法です。こうして小さいうちから徹底して人との付き合い方を親が教えることで、社会に必要なマナーや常識が身に付くと考えられています。

外国では子供同士のトラブルをきっかけに裁判になることも珍しいことではありません。子供同士のケンカに親が介入することはトラブルの芽をつむことにも繋がり、大きな問題に発展するのを防ぐ役割もあるのかもしれませんね。

日本は距離をおいて見守る派が多数?!

日本は距離をおいて見守る派が多数?!

日本では子供同士のケンカについて「あやまちや失敗から学ぶ」「自分で考えて行動する」ことをよしとする考え方があります。体を押した、おもちゃを取られたなどの状況が起こったとき、日本なら大きなケガや危険性がない限りある程度距離をおいて子供の様子を見守ることが多いでしょう。

子供が泣いてママに助けを求めたときには、子供を抱きしめて安心させたり声をかけたりして対処します。しかし、相手の子供を厳しく諭すという行動はあまりとりません。子供の教育方針はそれぞれの家庭で異なり、相手の子供の教育に口出しすべきではないと考えるママが多いからです。

ルールを身に付けたあとは子供自身で問題解決

ルールを身に付けたあとは子供自身で問題解決

先ほど外国では子供のケンカに親が介入するのは一般的と説明しましたが、幼稚園や小学校に入ると今度は反対に、子供同士のトラブルは子供自身の力で問題解決すべきという考えにがらりと変わります。例えば、幼稚園で子供同士のケンカがあった場合、幼稚園の先生は何が問題なのか、どうすれば解決できるのかをアドバイスする程度で「2人で話し合ってみて」と促し距離をおいて見守ります。

外国では子供を一人前の大人と同じように尊重する文化があり、子供自身の意見を大切にしています。子供が小さいうちに親が徹底してルールを教えこむことで幼稚園や小学校に入る頃には自分で問題を解決する力が身に付いていると考えられており、自立を促すためにも大人が必要以上に介入することがなくなります。

このように外国では親がルールをしっかり教えこむ時期と自立を促す時期とで、メリハリのある対応がとられています。国や文化が違うと子供のケンカの対処法もこんなに異なるなんて驚いてしまいますね。それぞれの国のいいところを取り入れながら、自分なりの子育ての方法を見つけていきましょう!

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