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  • 更新日:2020年6月15日
  • 公開日:2016年8月30日

子育てに必要な教育費はどれくらい?徹底調査!

子育てに必要な教育費はどれくらい?徹底調査!

幼稚園や保育園、小中高の学校では、どのくらいお金がかかるのでしょうか。お金が必要になってから慌てることがないよう、子育てに関する費用は計画的に用意しておきたいものです。教育費の目安や、節約ポイントなどをチェックしてみましょう。

子供1人当たりの教育費(幼稚園~高校)

子供1人当たりの教育費(幼稚園~高校)
文部科学省の「子供の学習費調査(平成30年度)」から、子供1人あたりの1年間の総教育費(学校教育費、給食費、塾や習い事の費用など含む)を、幼稚園/小学校/中学校/高等学校の各教育区分で見ていきましょう。
表はそれぞれ、公立と私立の教育機関に通う場合で分けられています。

幼稚園

区分 公立 私立
学習費総額 223,647円 527,916円
┗学校教育費 120,738円 331,378円
┗学校給食費 19,014円 30,880円
┗学校外活動費 83,895円 165,658円

幼児教育・保育の無償化について

2019年(令和元年)10月1日より、幼児教育・保育の無償化がはじまり、原則的に3~5歳児クラスの幼稚園、保育所、認定子供園等の利用料が、所得制限などなくすべて無償となりました(食材料費、通園送迎費、行事費など実費で徴収されている費用は無償化の対象外。また例外として、子ども・子育て支援新制度の対象とならない幼稚園の無償化上限額は月額25,700円まで、認可外保育施設の無償化上限額は月額37,000円まで)。このことにより、各家庭における「学校教育費」がこの表よりもかなり軽減されることになります。

※参照
「幼児教育・保育の無償化について」内閣府

小学校

区分 公立 私立
学習費総額 321,281円 1,598,691円
┗学校教育費 63,102円 904,164円
┗学校給食費 43,728円 47,638円
┗学校外活動費 214,451円 646,889円

中学校

区分 公立 私立
学習費総額 488,397円 1,406,433円
┗学校教育費 138,961円 1,071,438円
┗学校給食費 42,945円 3,731円
┗学校外活動費 306,491円 331,264円

高等学校

区分 公立 私立
学習費総額 457,380円 969,911円
┗学校教育費 280,487円 719,051円
┗学校給食費
┗学校外活動費 176,893円 250,860円

これらの表から、公立と私立では、教育費に2~5倍も差が出ることがわかります。私立を検討する場合は、幼稚園、小学校、中学校、高校と、どのタイミングで授業料や塾、習い事などの教育費をかけるか、広い視野で考えることも大切です。
また、大学や専門学校への進学を考慮すると、さらに多額の学習費が必要となります。子供が小さいうちから学費を用意し始めたり、学資保険に加入したりと、早めに準備しておくと安心ですね。

大学でかかる教育費

続いて大学(四年制大学)でかかる教育費について見ていきましょう。

まず、国立大学の学費は全国一律(一部大学・学部に例外あり)で以下のように定められています。
入学金:282,000円
授業料:535,800円
初年度の学費:817,800円

※2020年度。「文部科学省令第十六号」による。

また、私立大学の初年度の学費の平均額は以下のようになっています。

文科系学部

入学金 229,997円
授業料 785,581円
施設設備費 151,344円
合計 1,166,922円

理科系学部

入学金 254,309円
授業料 1,105,616円
施設設備費 185,038円
合計 1,544,962円

医歯系学部

入学金 1,073,083円
授業料 2,867,802円
施設設備費 881,509円
合計 4,822,395円

その他学部

入学金 258,747円
授業料 958,445円
施設設備費 234,644円
合計 1,451,836円

全平均

入学金 249,985円
授業料 904,146円
施設設備費 181,902円
合計 1,336,033円

※参照
「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」文部科学省

私立大学は学部によって学費に大きな差があるものの、もっとも平均額の低い文科系学部でも国立大学の約1.4倍の学費がかかることがわかります。医歯系学部に至ってはその差は6倍近くにもなり、4年間にかかる学費の総額はかなりの高額となります。

また学費以外にも、遠方の大学に入学する場合などは、親元を離れて暮らす必要性も出てくることから、それに伴う費用(アパート等の家賃や下宿費用、食費などの生活費)が別途発生することも考慮に入れておく必要があります。

居住形態別の住居・光熱費、および食費の年間平均額(大学昼間部)

居住形態 住居・光熱費 食費
自宅 102,000円
学寮 314,400円 238,200円
下宿、アパート、その他 466,000円 276,000円

※参照
「平成28年度 学生生活調査結果【集計表「1-1表 居住形態別・収入平均額及び学生生活費の内訳(大学昼間部)」】」独立行政法人日本学生支援機構

習い事は早めに的をしぼる

習い事は早めに的をしぼる
子供にはたくさんの経験を積ませたい。そんな親心から、子供が小さいときにいくつも習い事を始めるご家庭もあると思います。
しかし、小学校や中学校、高校に進学すると、補助学習費と呼ばれる学習塾や家庭教師にかかる費用がぐっと上昇します。
補助学習費の平均費用を教育区分ごとに見てみましょう。

各教育区分別における平均の補助学習費

教育区分 公私の別 年間学習費 入学~卒業までの合計学習費
幼稚園 公立 23,000円 69,000円
私立 48,000円 144,000円
小学校 公立 82,000円 492,000円
私立 348,000円 2,088,000円
中学校 公立 244,000円 732,000円
私立 220,000円 660,000円
高校 公立 148,000円 444,000円
私立 194,000円 582,000円

※参照
「平成30年度子供の学習費調査の結果について」文部科学省
※幼稚園の「入学~卒業までの合計学習費」は、3年間の通園期間を想定してのものです。

この表からもおわかりいただける通り、大学までの進学を考えると学習塾などを利用するケースが多くなり、教育費の負担額が高くなります。このことを考えると、就学前の習い事はできるだけ早めに的をしぼり、本当に必要なものだけを続けるという判断が必要なのかもしれません。また、学校外の学習としては、個別指導や幼児向けの教室に通うのではなく、家庭内学習を中心とすることで、節約に繋げることができます。

教育費は長いスパンで考えよう

教育費は長いスパンで考えよう
教育費は目の前のことだけでなく、先々のことを見据えて長いスパンで考えることが大切です。節約できるときは節約し、奮発するべきときは思い切って使えるよう、子供が小さいうちからしっかり考えていきたいですね。

さて次の記事では、幼児期の習い事をテーマに、主に英語学習の必要性と幼児期から学習を開始することのメリットなどについて詳しくご紹介していますので、ぜひご参考になさってください。

キッズ英語の特集ページでみんなの声をチェック!
詳しくは みんなの声をご覧ください。
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