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日本語を母語とする人が英語を勉強するときに苦労するのが「スピーキング」と「リスニング」です。それは、日本語にはない英語の音が、日本語の近い音に変換されて聞こえてしまい、英語の正しい音が聞き取れないからです。
今回の記事では、日本人には難しい英語の音の代表格の“R”と“L”、“TH”と“S”、“CAN”と“CAN‘T”の聞き分けのポイントをご紹介します。また、聞き分けの問題は、幼いうちから英語に触れることで解決ができることから、赤ちゃんのうちから、楽しく英語を学習する方法も併せてご案内します。
人間は生まれたばかりのころ、全ての言語の音を聞き分ける能力を持っています。しかし、その能力は、3歳ぐらいまでになくなってしまい、それまでに聞いたことがない音は聞き取れなくなってしまうのです。
日本語には音が108音あるといわれていますが、英語では1,808音もあると言われています。母語が日本語のように音が少ない言語の場合、ある程度の年齢になってから英語のような音の多い言語を勉強するとスピーキングやリスニングで苦労してしまうのです。
次からは、日本人には難しい“R”と“L”、“TH”と“S”、“CAN”と“CAN’T”の聞き分けのコツや練習方法をご紹介します。
日本人が聞き分けにくい英語の代表の1つが“R”と“L”です。“rate”(価格)や“late”(遅い)、“grass”(草)や“glass”(ガラス)のように、つづりの違いが“R”と“L”しかない場合、何度聞いてもどちらなのか分からなかった経験がある方は多いのではないでしょうか。これは、日本語には“R”と“L”に相当する音がないからです。
なお、新元号の「令和」が発表されたときに、アルファベットでは“Reiwa”なのか“Leiwa”なのかが話題になりました。実際は“Reiwa”と表記されるのですが、“R”と“L”どちらで発音しているのを聞いても、日本語で「れいわ」と発音するときの音とは違います。
それでは、どうすれば“R”と“L”を聞き分けられるようになるのでしょうか?
発音の違いを実感するよい方法は、“R”と“L”の口の形を覚え、発音してみることです。“R”を発音するときは、舌の先は下がり、口の中のどこにも触れることがありません。一方で、“L”を発音するときは、舌の先が上の歯の裏に触れ、ときには上の歯に触れている舌先が外から見えることもあります。
インターネット上の動画などを活用し、実際にネイティブの口の形を見て何度も真似してみましょう。
“TH”と“S”の発音も日本人にとっては、聞き分けと発音が難しいです。話す場合は“TH”が“S”の発音になってしまうことも。聞き分けへの第一歩は“R”と“L”と同様に、口の形を覚えて、実際に自分で発音練習することです。
“TH”と“S”は、どちらも無声音でのどを震わせずに発音します。大きな違いは、発音するときの舌の位置です。“TH”は舌を上下の歯の間から突き出して発音するのに対して、“S”は舌を外に出しません。子供に静かにしてほしいときに口に人差し指を当てて「しー」と言うときの音は“S”です。
“TH”と“S”の違いを練習するときには、“thing”(もの)と“sing”(歌)や“think”(考える)と“sink”(台所のシンク)など、単語の頭に“TH”と“S”がつく単語を言い比べてみましょう。はじめのうちは、舌の位置を確認するために“TH”と“S”を長めに発音してみるとわかりやすいです。根気よく練習しているうちに、他の人が発音する“TH”と“S”の違いも聞き分けられるようになるでしょう。
“CAN”と“CAN’T”も聞き分けが難しい発音です。
これは“CAN’T”の“T”の発音が省略されることが多いからです。日常会話で“I can do it.”(できます。)と“I can’t do it.”(できません。)を聞き間違えてしまうと、後から問題になりかねません。
もし、実際の会話で“CAN”か“CAN’T”かが分からなかった場合は、“CAN or CAN NOT?”(CANとCAN NOTどっち?)と聞き返す方法もありますが、そもそもきちんと聞き分けられればより会話はスムーズになります。
それでは、どうやって聞き分ければいいのでしょうか?この場合は、音の強弱がポイントです。
例えば、“You can do it.”(できるよ。)という肯定文の場合は、“do”が“can”よりも強く発音されます。反対に“You can’t do it.”(やっちゃだめ。)という否定文の場合は、“can’t”が強調されて“do”のほうが弱く発音されます。また、“can’t”の“t”の発音が省略されたときは、“can’t”と“do”の間に一瞬の間ができるのも聞き分けのポイントです。
今回ご紹介したように、英語には日本人が聞き分けにくい音がたくさんあります。
ある程度の年齢になってからこうした英語の聞き分けができるようになるためには、頭で考えながら何度も練習しなくてはいけません。
けれども、幼いうちから英語を聞いたり、ネイティブが発音する様子を映像などで触れたりしていれば、英語の音や発音するときの口の形に、子供が自然と慣れていくことができます。
例えば、ママが家事をしているあいだや、車での移動時間にかけ流しておける英語の映像や音楽を利用したり、普段の遊びの中で、英語を使った遊びを取り入れるなど、子供が楽しんで学べる工夫をしてみるのもいいでしょう。
その際、ディズニー英語システム(DWE)のように、子供たちが大好きなキャラクターたちが出てくる教材を使えば、楽しみながら質の良い英語を毎日聞くことができますよ。
子供が日常的に、楽しい、面白いと感じながら、英語に触れられる環境づくりをしてあげて、たくさんの英語の音を聞き分けられる耳を育てましょう!
DWEの無料サンプルはWebからお気軽にお申し込みできますので、ぜひ一度試してみてください。
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© Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and
E.H. Shepard.
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