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NHK Eテレ「おとなの基礎英語」講師としても知られる立教大学経営学部国際経営学科・松本 茂教授へのインタビューです!コミュニケーション教育学を専門とし、日本語および英語によるディベート教育の普及に力を入れる松本先生から、実践的な英語学習の必要性について伺います。
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Q1.松本先生ご自身の英語学習との出会いについて教えてください。
Q2.英語ディベートとはどのようにして出会われたのですか?
Q3.日本語を介さずに英語を理解するとは、どういうことですか?
Q4.英語ディベートについて教えてください。
Q5.英語学習に必要なPICサイクルとは何ですか?
Q6.「ディズニーの英語システム」(DWE)には英語イベントなど様々なアウトプットの場がありますが、どのように思われますか?
Q7.子どもと一緒に学習することで、親の英語力にも影響しますか?
Q8.新学習指導要領の導入後は、小学校と中学校の英語教育のつながりはどうなるのでしょうか?
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英語と初めて出会ったのは中学1年生のときです。”This is Japan.”が教科書に初めて出てきたセンテンス。授業は基本的にほぼ英語のみで、パターンプラクティス(※1)という指導法で行われていました。例えば、先生がオレンジの絵を示して、”I like oranges.”と言うと、生徒たちは”I like oranges.”と続きます。そして先生が”Not”と言うと、”I don’t like oranges.”と文を変化させて答えます。
こうした練習は、パッと英語が出てくるようになるためにはよかったけれど、自分の考えを述べるとか、思考と言語を結びつける指導法という意味では、不十分だったと思います。
※1 パターンプラクティス:
文の型(パターン)を身につけるための指導方法。覚えさせたい構文や重要な文法事項が入った例文を言わせ、そこに使われている単語を少しずつ入れ替え、繰り返し言わせてパターンを定着させていく。
高校になると、急に教科書の英文が難しくなり、挫折しました(笑)。
しかし、高校3年生の夏、日本の大学生が「安保条約廃止」について、英語でディベートしているのをたまたま見る機会があったんですよね。年齢もそれほど違わない日本人の学生が英語で堂々と意見を述べている姿を見て、「これならやってみたい!」と強く思いました。
その日から、英語の勉強をやり直したんです。まず、簡単な英文の本をたくさん読みました。おもに、すでにストーリーを知っている童話などです。それをたくさん読んでいくうちに、頭の中で日本語に訳さないで理解しているということを実感できるようになりました。
大学生の英語ディベートを観たときに、この人たちは日本語で考えてから英語にしているわけではない、ということが直感的に分かりました。ですから、英語を英語のまま理解する力を試行錯誤しながら身につけていきました。
映画を観て、原作を英語で読みました。ストーリーがあらかじめ分かっているので、英語で書かれてあっても、だいたい理解することができます。
英字新聞を読んで、論説記事などの内容をまとめて英語で書いてみたりしました。分からない単語は英英辞典で調べて、とにかく日本語を介さないで学習するようにしました。
じつは、「おとなの基礎英語」のドラマも、同じ考え方でつくっています。日本語に訳さなくても分かるようなストーリー展開にしていますし、日本語のテロップを入れていません。
大学に入ってからは、英語のクラブ(ESS)に入って、英語でディベート(※2)やディスカッション(※3)、スピーチなどをやっていました。ちょうど今、文部科学省が、ディベートやディスカッションを英語でやるように指導していますので、時代の先取りをしていたような形になります。
英語ディベートは、考えや意見を英語と結びつけるのに有効な学習法です。
英語でのディベート活動を通して、英語で考えを論理的に構築し、発表し、やりとりできるようになります。
中高生にとって、英語ディベートは英語ディスカッションや英会話よりも簡単です。ディベートは、立場を決めて論じるので、ディスカッションのように歩み寄って結論を導く必要がない分、中高生にもやりやすいのです。
小さい頃から英語を学んでいる子どもが、中高生になって力を伸ばせるかどうかは、英語力だけでなく思考力が身についているかどうかにも大きく関係していると思います。
※2 ディベート:
ひとつの論題について、話し手が肯定側と否定側に分かれて、聞き手を説得することを目的として議論すること。
※3 ディスカッション:
ひとつのトピックについて意見や情報を交換すること。ディベートのように話し手が2つの立場に分かれる必要はない。最後に参加者が合意を形成することが期待されている点でも、ディベートとは異なる。
使える英語を身につけるにはPICサイクルと呼ばれるPractice(個人学習)、Interaction(集団学習/対話的学習)、Communication(実践)のサイクルを回していくことが大切です。Practice(個人学習)とは、文字どおり、個人でする学習です。映画や動画で英語に親しむだけでなく、本を読んだり、新聞を読んだり、単語を調べたりして、音と文字を関連づけていきます。
次はInteraction(集団学習)。1人で学んだことをもとに、ペア学習やグループ学習を通じて、複数で英語を使う練習をします。
最後のCommunication(実践)は、教室ではなく、実践の場面で英語を使うことがポイントです。家族と海外旅行した先で英語を使ったり、国内でも外国の方々と英語を使って何かをしたりするといった体験を数多く積むことが肝要です。
教材で学んだ英語をイベントでアウトプットしたり、電話やスカイプを使った英語レッスンも行ったりしているとのことですので、子どもにとって実践の場があることはとても良いことだと思います。
家でビデオを見ながらPractice(個人学習)を行い、教室やイベントでのInteraction(集団学習/対話的学習)をし、さらに電話やスカイプを使って英語を使うCommunication(実践)をすると、PICサイクルになると思います。
ただ単に「楽しい」というだけで終わらせることなく、イベントや実践の場でうまく言えなかったことを振り返って、次のPractice(個人学習)に向けて課題を設定して、取り組むことが大切です。
親御さんは、まず、お子さんが好きなものを一緒に楽しむといいでしょう。嫌だというものを「あなたのため!」と強要してはいけません。
そして、読み聞かせでもいいですし、一緒に映像を観るのでももちろんいいのですが、お子さんに「このお話は好き?どうして?」「好きなキャラクターはどれ?」などと問い掛けをするとよいと思います。それがたとえ拙い英語であってもできればInteraction(集団学習/対話的学習)になります。そして、できれば外国の子どもたちと英語で話ができるCommunication(実践)の場へ連れて行ってあげてほしいですね。
いずれにしても、一緒に体験することで、親御さんの英語力にもよい影響があると思いますよ。
2020年度から始まる新しい学習指導要領に基づいた教育では、小学校5・6年次の「外国語活動」が「外国語(英語)」という教科になり、「外国語活動」は小学校3・4年次に前倒しされます。
中学校では、文法の易しい順にターゲットとなる文が提示されますが、小学校では、文法にあまり関係なく、文・表現の働き(機能)に重きを置いて、小学生が言いたいであろうことを想定した上で、文のパターンを教えていきます。そのため、小学校と中学校の接続がどうなるのかが少々心配です。それから、小学校から英語を学び始めることで、中学校・高等学校で学ぶ単語のレベルはこれまでよりも上がります。
インタビューを終えて
日本語を介さずに英語を理解するトレーニングを積んでこられたという松本先生。
先生が普及に努められている英語ディベートは、思考力と英語力を融合したトレーニングであり、段階を踏んで指導すれば、中高生にとっても決して難しくないとのことでした。
また、英語を身につけるために1人での学習(P)だけでなく、集団での学習(I)と実践(C)が不可欠であり、この「PICサイクル」をまわしていくことが重要とのことでした。
その点、「ディズニーの英語システム」(DWE)では、英語のイベントやテレフォン・イングリッシュといったサービスを通じてPICサイクルに沿った学習を提供していると言えるのではないでしょうか。その証拠にこのシステムを使って英語を学んだお子さんの多くが英語が得意になっています!
プロフィール:松本 茂(まつもと しげる)
立教大学経営学部国際経営学科教授。マサチューセッツ大学ディベート・コーチ、神田外語大学助教授、東海大学教授などを経て、2006年4月より現職。2014年4月からは立教大学グローバル教育センター長を兼務。専門はコミュニケーション教育学。
学外では、NHK Eテレ「おとなの基礎英語」講師のほか、日本ディベート協会(JDA)専務理事、全国高校英語ディベート連盟 (HEnDA)副理事長、NPO法人全国教室ディベート連盟(NADE)理事等を務める。
おもな著書は『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法』、『英語ディベート 理論と実践』(ともに玉川大学出版部)、『速読速聴・英単語』シリーズ(Z会)など。
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E.H. Shepard.
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