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- 公開日:2020年9月8日
子供の英語力はコミュニケーションの楽しさを学んで伸ばす!クリス智子さんインタビュー
J-WAVEのナビゲーターやTVのナレーターなど、幅広く活躍中のクリス智子さん。現在鎌倉を生活の拠点として、仕事と子育てを両立されています。
幼少期からハワイ、京都、宮崎、ペンシルベニアなどで暮らし、日米各地の文化に触れながら育った経験から「言語を学ぶ楽しさはコミュニケーションの楽しさを実感することにある」と考えています。
そんなクリスさんに、仕事への思いや子育てのコツ、英語教育について伺いました。
目次
ラジオのナビゲーターを始められたきっかけは何ですか?
知人の紹介で新番組の面接に行ったことがきっかけに
1994年から3年間J-WAVEのリクエスト番組『J‘S CALLING』でナビゲーターを務めたことから、この仕事を始めるようになりました。大学を卒業する少し前に、知人の紹介で番組の面接に行ったことがきっかけです。
実は最初からラジオ局で働くことを目指していたわけではなかったのですが、もともと人と話をしたり、何かを表現したりすることが好きだったので、結果としてはすごく自分に合っていました。
J-WAVEは当時から英語と日本語の両方を使う番組が多く、海外からの来日アーティストに英語でインタビューすることもありましたね。
生放送ではその場の“空気感”を優先して会話を楽しむ
現在担当している番組『GOOD NEIGHBORS』でも、国内外からいろいろなゲストの方にご登場いただいています。もちろん事前にリサーチしたり、あらかじめ質問を準備したりはするのですが、生放送ではあまりそれにとらわれ過ぎないようにしています。
日常生活でも同じだと思うのですが、なるべく失敗がないように、何も起こらないようにと考え過ぎると、逆に楽しい時間が生まれない気がします。番組が始まったら、後はもうその場の空気感を優先するように心がけていますね。
7年前に都内から逗子に移住された理由は「子育て」にあるそうですね?
「とりあえず来ちゃおうか」という軽い気持ちで海の近くへ
そうなんです。友人が住んでいたこともあって、ときどき遊びに行く機会があったんですね。息子が1歳半くらいになって、ちょうど歩き始めたころでした。都会だと子供が自由に動き回れる場所が少ないなと感じていたとき、たまたま逗子にいい物件を見つけて。「とりあえず来ちゃおうか」という軽い気持ちで移住しました。現在は鎌倉に住んでいます。
実際に住んでみたら、海が近くて自然がたくさんあることの気持ちよさに加え、ご近所の方たちも「おはよう、坊や!」などと声がけをしてくださって、とてもフレンドリーな雰囲気だったんですね。小さなコミュニティの居心地のよさというのも大きくて、早8年、こちらでの生活にもすっかり慣れました。
自然と人の優しさに囲まれた環境を子供の“帰る場所”に
息子自身が今の住まいをどう感じているかはわかりませんが、小さいときにどんな環境で、どんな大人たちに囲まれて育ったかは、子供の将来にも影響を与えると思っています。また私自身が子供のころから引っ越しを繰り返していたので、息子には一ヶ所、帰る場所を与えたいなという気持ちもありました。
お子さんの語学教育はどのようにされていますか?
英語を“音”として子供の耳に入れることを意識
子供の教育に関して、私は語学力優先とは考えていないんですね。知識があるに越したことはないのかもしれませんが、それ以上に「自分の言葉」を使ってたくさんの人とコミュニケーションがとれる大人に育ってほしいと思っています。
英語もコミュニケーションに欠かせないツールのひとつですから、幼少期からどういう方法で身につけていくかはとても大切です。私自身の経験から、英語をまず“音”として子供の耳に入れることを意識しました。日常的に英語を聞いたり話したりする環境づくりは将来につながると考えています。
標準的な英語を軸に“違う音”もひろえる耳を幼少期から育てる
息子は幼稚園のときにインターナショナルスクールに入ったのですが、彼の学校にはアメリカやイギリス、フィリピンなどさまざまな国籍の先生がいます。同じ英語でも先生によって発音や単語の使い方は個性豊かでさまざま。
国が違えば表現方法も違い、正解はひとつではありません。ですから標準的な英語を軸として学びながら“違う音”もひろえる耳を育てることは、将来子供が英語を使ううえで必ず役に立つと考えました。
アメリカ人である父は教職に就いていまして、私自身も幼いころからそういった教育を受けて育ちました。
子供の英語コミュニケーション能力を高めるコツはどこにありますか?
子供が自分で考え、自分の言葉で伝えようとするプロセスを大切にする
言語を学ぶ楽しさは、コミュニケーションの楽しさを実感することにあると思います。子供自身が「話したい」、「聞きたい」と感じるきっかけをたくさん与えてあげたいですね。
私は日々の「親子の対話」がとても大切だと思っていて、たとえば子供が何か買ってほしいものがあるといってきたときも、親の価値観だけで「いい」とか「ダメ」などと決めつけないようにしています。なぜそう思ったのか、子供自身に考える時間を与えます。
「友達が持っているから」とか「おもしろいから」とか、「もうほしくなくなった」なんてことになる場合もあるのですが、子供が考えるというプロセスを親が奪ってはいけないと思いますね。その結果としてお互いの価値観の違いに気づいたり、世の中の選択肢はひとつではないということを理解できるようになるんです。
子供が自分の言葉で考えを伝えるという体験を積み重ねることは、英語のコミュニケーション能力を高めるうえでの素地になると思います。
会話も読書も「英語と日本語」の両方に触れながら興味を広げる
家庭内では英語と日本語を使って息子と会話しています。本にしても子供は英語と日本語の両方を読んでいます。特に絵本は、日本とアメリカのものでは話の展開や会話、道徳的なことなどすべてが違っていて、8歳の息子は今でもそれを楽しんでいますね。
あえて同じ内容のものを、英語と日本語で2冊購入することもあります。両方の言語を比較できる機会にもなりますし、そこから言葉のおもしろさに気づくことも。辞書で単語の意味を調べるのとは違って、文章のとらえ方が柔軟になるように感じますね。
日米各地で暮らすなか語学が堪能なことで得られたメリットは何ですか?
「知識」より「話したい」という気持ちで未知の世界に飛び込む
ハワイで生まれ、京都、宮崎、ペンシルベニアなどさまざまな地域で学生時代を過ごしました。アメリカでは現地校に、日本では地元の公立校に通いました。毎回、周りの言葉に必死について行くところからのスタート。高校の頃には、英語を今一度、勉強しました。英語と日本語の両方が話せることを特技として意識したことはあまりないのと、実際、語学力と実生活で使える言語能力は、また別なものだと思いますね。
たとえば私が英語圏以外の国に行ったとき、現地の言葉で込み入った話はできません。でも知りたいことや話したいという気持ちがあれば、人間同士の間で自然と「会話」が成り立っていくように思うんです。言語力には「知識の量」と「会話の力」の2種類があると私は思っていて、「知識がないから」と躊躇するのではなく「話したい」という気持ちで進むことが大事だと感じますね。
生番組でも同じで、事前の準備は「知識の量」です。でも、どんなに知識があったとしてもいざ本番がスタートしたら、あとはもう自分らしい言葉で飛び込んでいくしかありません。
子供のころからさまざまな地域で暮らすなか、未知の世界に潔く飛び込んでいくことの大切さを学んだように思いますね。
子育て・英語教育と向き合う読者へのメッセージをお願いします
子供の興味の”タネ”を見つけ、一緒に楽しみながら好奇心の芽を育てる
私自身、子育てにおいて考えていることは、子供の好奇心や向上心をどうやって育てていくかということです。
そのために、親は長い目で子供を見届ける勇気が必要だと思いますね。子育てが思い通りにいかないと悩む声も聞きますが、私には「思い通り」がないんです(笑)。「こうでなくちゃ」という過度な期待もありません。それよりも、まずは一つひとつの会話に耳を傾け、子供の気持ちに反応してあげたいと思っています。
子供の興味の”タネ”を見つけたら、その成長の芽を摘むことなく、お子さんと一緒に学び、楽しみながら子供の成長を見守ってください。
いかがでしたか?クリス智子さんがナビゲートするラジオ番組を楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。毎回素敵なゲストを前にしたクリスさんのトークは、慌ただしい日常をちょっと豊かなものにしてくれますよね。
実際にお話を伺ってみると、育児や教育に関しても常に柔軟で自然体。子育てに「こうでなくちゃ」はない、という言葉が印象的でした。英語教育においてもまずは目の前の子供と向き合い、興味の”タネ”をたくさん見つけてあげたいですね。
プロフィール:クリス智子(くりす ともこ)
5月1日、ハワイ生まれ。
上智大学卒業後、FMラジオ局J–WAVEでナビゲーターとしてデビュー。現在は同局の人気番組『GOOD NEIGHBORS』(月〜木 13:00-16:30)、『CREADIO』(金 26:30~27:00)を担当する他、TVナレーション、イベントMC、雑誌執筆など幅広いフィールドで活躍。鎌倉に暮らしながら子育てと仕事を両立。
「GOOD NEIGHBORSオフィシャルウェブサイト」J-WAVE
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