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新生児はまだ体温調節が得意ではなく、手足が冷たくなることがあります。手足以外が冷えている、または発熱などの体調不良が確認できる場合でなければ、とくに心配しなくても良いでしょう。この記事では、新生児の手足が冷たい理由やその対処法、注意点や病院にかかる目安を紹介します。
監修:藤田秀樹先生(目黒通りこどもクリニック院長)
目次
新生児の手足が冷たくなる理由はいくつか考えられます。まず、赤ちゃんは体温を維持する役割の皮下脂肪が大人より少なく、皮膚から熱が逃げやすい状態にあります。そのため、衣類に覆われていない手足がすぐに冷たくなってしまいます。また、低月齢のうちは体温の調節機能が未発達なため、外気温や室温の影響を受けやすいのも理由です。とくに、寒い季節や冷房が効いた室内などでは手足が冷たくなりやすいでしょう。
赤ちゃんは、手のひらや足の裏から放熱することで体温を調節します。「子供は眠くなると手足が温かくなる」とよくいわれますが、これは、眠る前に末端の毛細血管が広がって、手足から体内の熱を逃がそうとするために起こります。完全に寝入ると手足の温度は戻っていきます。赤ちゃんはその働きがとても顕著です。
ふとさわってみると、我が子の手足が温かかったり、急に冷たくなっていたりしてびっくりすることがありますが、赤ちゃんの手足は「センサー」となって体温調節をしているのです。手足の温度が1日を通して一定でないのは自然なこと。手足が冷たくても、体が温かければ心配しないで大丈夫です。

新生児の手足が冷たいと、寒いのではないかと心配になりますが、必ずしもそうではありません。衣類の下から赤ちゃんの全身をさわって、体が冷たくなっていないか確かめましょう。背中やおなかなど、露出していない部分が温かく、爪もピンク色なら問題ありません。体温調節のために一時的に手足が冷たくなっていると考えられます。
ただし、手足の冷えに加え、
・唇が青白い
・顔色が悪い
といった様子が見られたり、機嫌が悪い、なかなか泣きやまなかったりする場合は、体温調節がうまくできずに寒さを訴えている可能性があります。心配なときは体温を測り、いつもと変わりがないかよく確認しましょう。
赤ちゃんの手足が冷たくても、体が温かい場合は少し様子を見ると良いでしょう。背中やおなかも冷たいようなときには、衣類で体温調節したり、室温をチェックしたり、授乳で体の内側から温める方法なども試してみましょう。以下にオススメの対処法をご紹介します。
新生児の体温調節には「重ね着」が効果的。全身が冷えている場合、まず肌着を1枚プラスしたり、着脱が楽なベストやスリーパーなどを羽織らせたりして様子を見ましょう。
新生児の体温は室温など環境の影響を受けやすいため、暖房や冷房を上手に使って赤ちゃんが快適な状態を保ってあげましょう。赤ちゃんに適した室温は、夏は外気より4℃~5℃低いくらい(25℃~28℃程度)、冬は20℃~25℃くらいとされています。湿度は50〜60%を目安に調節しましょう。赤ちゃんは鼻の粘膜が弱いため、暖房を使用する際は加湿器などで適度な湿度を維持するようにしてください。
できるだけ早く赤ちゃんを温めてあげたいときには、赤ちゃんを優しく包み込むように抱っこして、母乳やミルクを飲ませましょう。授乳によって血行が良くなり、体の中から温まります。

手足が冷たいからといって、室温を上げ過ぎたり、厚着させ過ぎたりしないようにしましょう。体に熱がこもって体温調節がうまくできなくなったり、冬でも脱水症状を起こしたりすることがあります。ここでは、赤ちゃんの手足が冷たいときの注意ポイントについて解説します。
室内が適温に保たれていて、赤ちゃんの背中やおなかなども温かい場合、手袋や靴下は必要ありません。寒い時期であっても、寝ているときに手足を覆ってしまうと体温調節がうまくできなくなることがあります。赤ちゃんが寒がっていて心配な場合は、レッグウォーマーなど足の先が開いているものを着用させると良いかもしれません。
厚着や布団のかけ過ぎにより、赤ちゃんの体内に熱がこもって高体温になってしまう危険性があります。米国小児科学会のガイドライン※では、睡眠中の着せ過ぎ、温め過ぎによって高体温になると、『乳児突然死症候群(SIDS)』のリスクを高めると注意勧告しています。温めるために布団をかける場合は、こまめに赤ちゃんの背中などに手を入れて汗をかいていないか、暑過ぎないかを確認しましょう。
※参照:
「乳幼児突然死症候群(SIDS)ガイドライン2022年6月21日改訂版」米国小児科学会
基本的には赤ちゃんに電気毛布の使用はオススメできません。低月齢の赤ちゃんに電気毛布をかけたり、ホットカーペットの上で寝かせたりしたことによる低温やけどの事例が報告されています。また、新生児の肌はとてもデリケートなため、電気毛布による肌の乾燥、あせもなどのトラブルを起こす心配もあります。寝具が冷たくて気になる場合は、あらかじめ湯たんぽなどで布団を温めておく方法もあります。布団が温まったら、赤ちゃんを寝かせる前に取り出しておきましょう。
エアコンやファンヒーターなどの風が直接あたらないように注意しましょう。赤ちゃんの顔や体に風があたると、過剰に体温が奪われたり、肌や粘膜が乾燥したりして体調を崩す原因となることがあります。エアコンやファンヒーターの風向きは、赤ちゃんの場所を考慮して上手に調節しましょう。
赤ちゃんが寒そうにしていたら、体にふれたり顔色を見たり、こまめに状態をチェックして赤ちゃんが不快な思いをしていないか確かめてください。重ね着や室温調節によって体温が上がり、背中などが汗ばんできたら、汗を拭いて薄着にするなど、赤ちゃんの体に熱がこもったままにしないようにしましょう。

赤ちゃんの手足が冷たくて、いつもと様子が違う場合には何らかの病気が原因の可能性も考えられます。次のような症状があれば、小児科を受診しましょう。とくに、夕方に発熱に気づいたときや、休日の前日にあたる場合は、早めに受診しましょう。
・38度以上の発熱がある
・食欲がない、飲んでも嘔吐してしまう
・顔色が悪い
・下痢をしている
・機嫌が悪い、泣き声が弱々しいなど元気がない
・元気だが、37.5度以上の発熱が3日続いている
赤ちゃんはちょっとしたことでもすぐに発熱するため、いつもより多少体温が高いからといってすぐに重い病気とは限りません。発熱以外にも、赤ちゃんの機嫌や顔色、食欲や呼吸の仕方など、全身の様子を注意深く確認することが大切です。
ただし、以下のような症状があるときは、夜間や休日でも、できるだけ早く受診してください。
・生後3カ月未満で38℃以上の発熱がある
・はじめてけいれんした
・呼びかけに対する反応が悪い
・母乳やミルクを飲まず、ぐったりしている
・呼吸が苦しそう
その他、吐き気、便の色、おしっこの量なども要チェックポイントです。たびたび吐いている、半日以上おしっこが出ていないなど、いつもと明らかに様子が違うときは、診療時間外であってもできるだけ早く受診してください。
いざというときに備え、救急外来や夜間診療を行っている病院の連絡先などは、日頃から目につきやすい場所に貼っておいたり、メモしたりしておくと良いですね。

「こんなときどうする?」「手足が冷たいままで大丈夫なの?」など、素朴な疑問やよくある質問にお答えします。おさらいポイントもぜひ参考になさってくださいね。
沐浴やお風呂上がりに手足が冷たくなるのは、温まった体温を適温に戻そうとするために起こる正常な反応です。とくに心配する必要はありませんが、入浴時には赤ちゃんが湯冷めしないように事前の準備が大切です。寒い時期には浴室や脱衣所を暖かくしておきましょう。また、入浴後は手際良くお着替えができるよう、タオルや衣類などはあらかじめ用意しておくと良いでしょう。
沐浴後、赤ちゃんがほしがるようならひと段落した後に授乳して水分補給を行いましょう。哺乳によって赤ちゃんの体も適度に温かくなりますよ。
部屋の温度が適温で、背中やおなかが温かければ心配ありません。ただし、手足だけでなく体も冷え、縮こまるような姿勢をしていたら寒い思いをしている可能性が高くなります。必要に応じて室温を上げて赤ちゃんの様子を見ましょう。
赤ちゃんにとって快適な冬場の室温は20℃~25℃が目安とされていますが、全身が冷え、唇や顔色が悪いなどの様子が見られたら、室温を上げたり毛布を足したりして温めてあげましょう。室内は暖め過ぎないように注意し、十分な換気を心がけてくださいね。
赤ちゃんは手足を冷やすことによって体内の熱を発散させているため、真夏でも手足が冷たいことがよくあります。室温が適温であればあまり心配はありませんが、同じ室内でも、日の当たり方や方角、時間帯によって体感温度が異なる場合があります。赤ちゃんがなるべく快適に過ごせる位置を探してあげましょう。
夏場の室温は外気より4℃~5℃低いくらい(25℃~28℃程度)、湿度は50%を目安にすると良いでしょう。猛暑日にはつい室温を下げ過ぎてしまいがちですが、温度差が大きいと赤ちゃんの負担になるため、注意しましょう。また、エアコンの設定温度は実際の室温と差がある場合があるため、赤ちゃんの近くに温度・湿度計を置いて参考にすると安心です。
いろいろ工夫をしても、赤ちゃんが寒そうにしている、機嫌が悪いなどの状態が続く場合は体調不良の可能性もあるため、心配なときには小児科医に相談しましょう。
さて、赤ちゃんの健康を保つためには1日の大半を過ごすことになる室内の気温を管理することが非常に重要になってきます。次の記事では、赤ちゃんにとっての適温や過ごし方のポイントを季節別に紹介するとともに、エアコンの使い方や注意点についてもご紹介していますので、ぜひご参考になさってくださいね!

監修:藤田 秀樹(ふじたひでき)先生
目黒通りこどもクリニック院長。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程終了後、小児科勤務を経て、2014年より現職。子供の心と体の健康を目指す保育所「みんなのおうち」を併設。
目黒通りこどもクリニック

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