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赤ちゃんが1歳になる頃までは、できるだけ仰向け寝で寝かせましょう。とくに注意が必要なSIDS予防策にもっとも有効な睡眠姿勢は、仰向けだといわれています。仰向けでなかなか寝てくれない場合には、寝ついたら仰向けに姿勢を変えてあげましょう。この記事では、赤ちゃんが横向き寝をする理由や、安全に寝かせるための対処法をご紹介します。
目次
生まれてすぐは仰向けで寝ていることが多い赤ちゃんも、寝返りができるようになる生後4カ月〜5カ月頃になると、いつの間にか横向きに寝ていることがあります。横向き寝は、NICU(新生児集中治療室)でも行われている寝かせ方で、それ自体に問題があるわけではありません。ただし、横向き寝やうつ伏せ寝にはSIDS(乳児突然死症候群)のリスクが高いという研究結果があることから、危険とする見方もあります。
SIDSとは、元気に育っていた赤ちゃんが、寝ている間に突然死亡してしまう病気です。横向き寝やうつ伏せ寝が直接SIDSを引き起こすものではありませんが、こども家庭庁では、1歳になるまでは仰向けで寝かせることを推奨※しています。
※参考:
「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」こども家庭庁
横向き寝を避けた方が良い主な理由には、SIDSの危険性を下げ、窒息事故を防ぐといったことが挙げられますが、それ以外にも、横向き寝の影響とされるものがいくつかあります。たとえば、横向きに寝ることで片足が立膝(たてひざ)や内側に倒れた状態になりやすく、そのままにしておくと股関節が脱臼してしまうことがあります。
また、同じ向きで寝続けると頭の形が変形し、中には「長頭症」といって、後頭部が長く突き出したような状態になってしまう子もいるそうです。頭部の変形は、将来歯並びにも悪影響を与えることがあるので心配ですね。その他、おむつ漏れの原因になることもあるため、赤ちゃんの頃からなるべく横向きを避けて寝かせるようにしましょう。
赤ちゃんを寝かしつけるときは仰向けで寝かせても、気がつくと横向きに寝ていて慌てたという声をよく聞きます。寝返りによって、横向きからかうつ伏せになることも少なくないようです。
横向き寝やうつ伏せ寝を放置すると、SIDSなど思わぬ事故につながることもあるので注意が必要です。
寝ている間に赤ちゃんが横向きやうつ伏せになったときには、赤ちゃんを起こさないように優しくゆっくりと仰向けに戻してあげましょう。それでもくり返し横向きで寝てしまうときには、次の方法で安全に眠れるよう対処してあげてください。
赤ちゃんのマットレスや敷布団などの寝具は、なるべく硬めのものを使用しましょう。顔にかかったり呼吸を妨げたりする可能性のある、柔らかな掛け布団や不要なタオル、枕などは極力使わないようにしましょう。
赤ちゃんが寝返りをうった際に口を塞いでしまう可能性のあるぬいぐるみやクッションなどは、赤ちゃんの近くに置かないようにしましょう。
ソファや大人用ベッドに赤ちゃんを寝かせないようにしましょう。寝返りをうったときに落下する危険性があります。お昼寝などの短い間でもベビーベッドに寝かせ、サークルは上げておくようにしましょう。
寝返りができるようになったら、赤ちゃんが横向きにならないようにおなかや背中を寝返り防止用クッションなどで支えるのも方法です。
赤ちゃんを寝かしつけるために添い寝をする方は多いようですが、赤ちゃんに覆いかぶさらないように注意してください。また、添い寝の間に親がうっかり眠ってしまい、SIDSや窒息などの事故に繋がってしまうケースも報告されています。
SIDSの原因はまだはっきりとわかっていませんが、さまざまなデータから、SIDSの8割は生後6カ月までに起こることが明らかになったそうです。低月齢のうちは神経系も呼吸中枢も未発達なため、とくに注意しましょう。寝かせ方とともに気をつけたい育児のポイントを以下にまとめました。
妊娠中をはじめ、喫煙はSIDSの原因のひとつと考えられています。両親が喫煙する場合のSIDSの発症率は、両親が喫煙しない場合の約4.7倍も高いという研究結果(※)があります。周囲の大人がたばこを吸うことによる赤ちゃんの受動喫煙は、SIDSだけでなく発育障害のリスクが高まるともいわれています。また、授乳中にたばこを吸った母親の母乳からニコチンが検出されたという報告もあり、赤ちゃんにさまざまな悪影響を及ぼすことがわかっています。
※参考:
「厚生省心身障害研究 – 乳幼児死亡の防止に関する研究(P.6)」厚生労働省
赤ちゃんに重い布団をかけたり、厚着をさせ過ぎたりしないようにしましょう。布団や着衣で温めるより、部屋全体を温かくする方がSIDSの発生が低いことがわかっています。室温を調整し、赤ちゃんが自由に動けるような寝具、服装を選びましょう。
母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)の赤ちゃんと比較してSIDSの発症率が低いという報告があり、厚生労働省でも母乳育児を推奨しています。一方、同報告では母乳栄養はあくまでSIDSリスクを下げる一因子に過ぎず、人工乳がSIDSを引き起こすわけではないと説明しています。母乳育児については諸説あり、気にされる方も多いかもしれませんが、赤ちゃんの体重が順調に増え、ご機嫌良く飲んでいるならどちらでも大丈夫です。過度に心配せず、無理なくマイペースで日頃の育児を行いましょう。
生まれて1カ月もたっていない新生児期の赤ちゃんは、仰向けで寝ることが多いようですが、自然に横向き寝になってしまうこともあります。「首すわりも寝返りもまだできないのになぜ?」と不思議に思うママ・パパも多いかもしれません。それにはいくつかの理由があります。
生まれて間もない新生児は、手足や背中の関節を曲げ、体を丸めた姿勢をしていることが多いものです。これは、ママの胎内にいるときの体勢を引き継いでいると考えられています。生まれた後も手足を曲げたり背中を丸めたりしやすいため、ちょっとしたはずみでころんと横向きになってしまうことがあります。
頭の形によって、生まれつき横向き寝になりやすい子もいます。赤ちゃんは、胎内では自由に体を動かしながら成長していきますが、分娩の前になると頭を下にした「頭位」になり、ママの骨盤が赤ちゃんの頭をしっかりと守ってくれます。ところが、分娩の直前まで「骨盤位」(逆子)だった場合、生まれるまで頭に圧力がかかるために変形しやすいといわれています。また、分娩の際に狭い産道を通ることで頭の形がゆがむことがあります。こうした理由で横向き寝の癖がつく子もいます。
小さな頃に横向き寝ばかりしていると、向き癖が強くなることもあるようです。
寝返りができるようになると、赤ちゃんは今までより活発に動くようになります。横を向いたり寝転がったり、自分の意思で動けるようになり、横向き寝の頻度が多くなることがあります。横向き寝は成長過程で見られる自然な体勢のひとつですが、よく寝ているときもなるべく赤ちゃんをひとりにしないよう、ときどき様子をチェックするようにしましょう。
赤ちゃんの寝姿勢は、生後4カ月~6カ月頃に習得されると考えられ、新生児期に何らかの理由で仰向けや横向きに寝かされた赤ちゃんは、その姿勢を好む傾向があるそうです。たとえば、いびき防止や頭の形のゆがみ予防、授乳後にげっぷが出ないときなどに、横向きに寝かせる頻度が多いと横向き寝の姿勢をとりやすいことがあります。まれに特定の障害があるなど医学上の理由で、横向きやうつ伏せに寝かせる例もあります。
横向き寝は仰向け寝よりもSIDSの危険性が高いと考えられ、基本的に、赤ちゃんが寝るときの姿勢は仰向け寝が推奨されています。
横向き寝とうつ伏せ寝と比較した場合、横向き寝の方が危険性は低いとされていますが、添い寝などで横向きで寝かしつける場合は、赤ちゃんの下側の腕を前に出すようにして、うつ伏せ寝にならないように注意しましょう。
授乳後、げっぷが出ないまま寝てしまった・・・。仰向けに寝かせて大丈夫かな?と不安になる方も多いようです。げっぷが出ない場合も、基本的には仰向けに寝かせてあげましょう。その際、首だけ左右どちらかに傾けておくと、万が一赤ちゃんが吐き戻したときにも安心です。腰から頭まで、上体にタオルを挟んで少しだけ斜めにして寝かせてあげるのもひとつの方法です。
仰向けにしてもすぐに横向き寝になってしまう赤ちゃんもいます。どうしても仰向けで寝てくれない場合には、無理をせず、まずは赤ちゃんの寝やすい体勢で寝かせてあげましょう。そして寝ついた頃に、そっと仰向けに寝姿勢を整えてあげると良いでしょう。米国国立衛生研究所(および米国小児科学会)によると、赤ちゃんが仰向け→うつ伏せと、うつ伏せ→仰向けと、自分で両方向に寝返りができるようになったら、仰向けの姿勢に戻す必要はないとしています(※)。
※参考:
「11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の強化対策月間です」厚生労働省
さて、赤ちゃんの横向き寝にも大きく影響する動作が「寝返り」です。次の記事では、寝返りの兆候や月齢の目安、前後の成長過程を踏まえた注意点などについても詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください!
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© Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and
E.H. Shepard.
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