0歳 教育
  • 公開日:2022年7月26日

【小児科医監修】首すわりはいつから?判断方法や練習方法・注意点などをご紹介

【小児科医監修】首すわりはいつから?判断方法や練習方法・注意点などをご紹介

「首すわり」とは、大人の支えなしでも赤ちゃんの首がぐらつかない状態をいいます。生後3カ月~5カ月頃までに首がすわる子が多いといわれています。

ここでは、赤ちゃんの首すわりの見分け方と時期の目安、首すわりをサポートするオススメの練習方法や注意点などについて、わかりやすくご紹介します。

監修:藤田秀樹先生(目黒通りこどもクリニック院長)

赤ちゃんの首すわりとは?首がすわった状態の判断方法

赤ちゃんの首すわりとは?首がすわった状態の判断方法

首すわりとは、大人が頭を支えなくても首がぐらぐらしない安定した状態のこと

「首すわり」とは、大人が支えなくても赤ちゃんの首がぐらつかず、安定して頭を動かせる状態をいいます。首がすわった赤ちゃんは、自分の力で頭を支えたり、興味のある方向に頭の向きを動かしたりできるようになります。

首がすわるとまず寝返りができるようになり、その後「ひとりすわり」、「はいはい」、「つかまり立ち」という具合に運動機能が発達していきます。首すわりは赤ちゃんの順調な成長の第一歩でもあります。

首すわりの完了を家庭で判断する3つのポイント

首すわりの完了をご家庭で確認する場合、下記の3つの項目をチェックしてみましょう。いずれの方法も無理をせず、安全を確認しながら行ってください。

1. 腹ばい(うつ伏せ)にしたときに、自力で頭をもち上げられる。また、首を左右に動かすことができる。

2. あおむけの状態で両手を優しくもち上げて、赤ちゃんの上体を45度程度までそっと引き上げたときに、頭が遅れずについてくる。

3. 縦抱きにしたときに、首がしっかりと安定してぐらつかない。

首すわりの前兆で、少しの間だけ頭をもち上げることができても、首のぐらつきや頭がついてこないことがあるようなら、完全に首がすわったとはいえません。まだ発達の途中段階にあると考えましょう。赤ちゃんの首がすわったかどうかの見きわめは難しいケースもあります。
また、両手をもち上げたり、縦に抱っこしたりするのに不安がある場合は、無理をせず小児科医・看護師に診断してもらいましょう。首すわりは、3カ月〜4カ月児健診の際にもチェックしてもらえます。

首すわりはいつから?いつ頃までに完全にすわる?

首すわりはいつから?いつ頃までに完全にすわる?

生後3カ月~5カ月頃が首すわりの目安

首がすわる時期には個人差があります。早ければ生後2カ月頃から首すわりの時期に入る子もいますが、一般的に生後3カ月〜4カ月頃に首がしっかりとすわった状態になる赤ちゃんが多いようです。目安としては生後5カ月頃までに大半の赤ちゃんの首すわりが完了しますが、下記の厚生労働省の調査からもわかるように、生後6カ月過ぎまでかかったケースもみられます。

厚生労働省による首すわりの時期に関する調査

月齢 首すわりが完了した赤ちゃんの比率
生後2カ月~3カ月未満 11.7%
生後3カ月~4カ月未満 63.0%
生後4カ月~5カ月未満 93.8%
生後5カ月~6カ月未満 98.7%
生後6カ月~7カ月未満 99.5%

※参照:
「平成22年度乳幼児身体発達調査」厚生労働省

上の表は首すわりが完了した赤ちゃんの比率を月齢ごとに示したものです。厚生労働省による赤ちゃんの運動機能調査をもとに作成しました。

首すわりが遅い?心配な場合はかかりつけ医に相談を

3カ月~4カ月児健診のときに「首すわりが十分ではないので1カ月後くらいにまた診察しましょう」と言われることもあります。経過観察になった場合も、再診察の際には首がすわり、問題のない場合がほとんどです。
発育状態や体格・頭の重さなどによって首すわりの時期も変わるのが普通です。また赤ちゃんの首は突然すわるものではなく、発達段階に応じて徐々に安定していきます。あまり気にし過ぎずに我が子の成長を見守りましょう。

赤ちゃんの首がすわる月齢はあくまでも目安ですが、首すわりに関する不安や赤ちゃんの発育・発達に心配なことがある場合は、市区町村の保健所やかかりつけ医に相談してください。

首すわりの練習方法「うつ伏せ遊び」と「縦抱き」

首すわりの練習方法「うつ伏せ遊び」と「縦抱き」

うつ伏せ遊び・縦抱きで首すわりを優しくサポート!

首すわりの時期を気にし過ぎる必要はありませんが、一方で「そろそろかな?」と思ったときには、ちょっとした練習で赤ちゃんの発育をサポートしてあげることができます。ここでは、日常の生活の中に取り入れやすい2つの方法を紹介します。

うつ伏せ遊びのやり方

赤ちゃんをうつ伏せにして、両ひじを肩より下の位置に置きます。ママ・パパが上から声をかけて赤ちゃんの興味をひいてみましょう。音の出るおもちゃなどを使うのも方法です。「何かな?」と赤ちゃんが自分で首を動かし、自然に頭をもち上げるように促します。無理のない範囲で、楽しみながら遊び感覚で行うのがオススメです。

ただし、うつ伏せはおなかを圧迫するので、授乳直後は避けましょう。

縦抱きのやり方

3カ月を過ぎた頃からは、「縦抱き」にして首を支える時間を増やしてみるのも良いでしょう。縦抱きによる授乳も、首すわりのサポートにつながります。赤ちゃんの頭が反り返らないように注意して、背中とお尻を支えながらそっと縦に抱っこします。慣れてきたら、縦抱きをしながらママが少し前傾姿勢をとってみましょう。

首すわりを無理に早めようとするのは逆効果

どちらの練習方法も、首すわりを無理に早めるために行うことはオススメできません。あくまでも赤ちゃんの自然な成長のリズムに寄り添いながら取り組むことが大切です。

また、首すわりの練習を行う際は、安全な場所を確保して赤ちゃんから目を離さないように注意してください。

首がすわる前の注意点・やってはいけないこと

首がすわる前の注意点・やってはいけないこと

赤ちゃんの安全を守るためのチェックポイント5つ

首がすわる前にママ・パパが注意すべき項目をまとめました。首すわり前の正しい抱っこやおんぶの際の注意点、知っておきたい沐浴のコツなど、赤ちゃんの安全を守るための5つのチェックポイントについて解説します。

5つのチェックポイント

・首がぐらぐらするような抱き方はNG
・おんぶは健診で「首すわり」が確認できてから
・「沐浴」は事前の準備を抜かりなく!
・うつ伏せのまま寝かせない
・絶対に強く揺さぶらない

チェックポイント1 首がぐらぐらするような抱き方はNG

首がすわる前は、まだ不安定な赤ちゃんの首すじと体をしっかり支えて抱っこしてあげることが大事です。首がすわるまでは基本的に「横抱き」が安心ですが、授乳時などに「縦抱き」をする場合は首と後頭部を手で支えてください。また、その際は赤ちゃんの顔を大人の肩にのせるようにするとより安定します。

チェックポイント2 おんぶは健診で「首すわり」が確認できてから

首がガクンと後ろに反れてしまうなど、思わぬ事故につながる可能性のある「おんぶ」は、3カ月~4カ月児健診で首すわりの完了が確認できてからが安心です。赤ちゃんの負担にならないように、最初は様子を見ながら少しずつ試してみましょう。

チェックポイント3 「沐浴」は事前の準備を抜かりなく!

首がすわる前の「沐浴」に不安を感じるママ・パパも多いようです。ポイントは、体を洗うときも湯船に浸かるときも、赤ちゃんの首をしっかりと支えること。また、手がすべらないようにガーゼなどを使用し、背中を洗う際には赤ちゃんの顔がお湯につかないように注意しましょう。
1人で沐浴を行うときは、タオルやお着替えはもちろん、片手で使えるボディソープなど事前に準備を整えて、慌てずに手順良く行うようにしましょう。

チェックポイント4 うつ伏せのまま寝かせない

小さな赤ちゃんは窒息の危険が高い(※)ので要注意。とくに首がすわる前は、柔らかい布団やクッションなどの上にうつ伏せで寝かせないようにしてください。またぬいぐるみや毛布など、赤ちゃんの口や鼻を塞ぐリスクがあるものを顔の近くに放置しないよう十分気をつけましょう。

※参照:
「0歳児の就寝時の窒息死に御注意ください!(News Release:平成28年10月24日)」消費者庁

チェックポイント5 絶対に強く揺さぶらない

赤ちゃんを強く揺さぶることは絶対にしてはいけません。首の筋肉が未発達な赤ちゃんは脳に衝撃を受けやすいため、急な刺激や激しい揺さぶりによって「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」を引き起こす可能性があります。また、赤ちゃんを両脇から抱きかかえて高く持ちあげる「たかいたかい」も要注意。首がすわる前はしないようにしましょう。
この時期の赤ちゃんは脳も体の発育もまだまだ未熟だということをよく理解し、常に細心の注意を払ってあげてください。

首すわりが完了すると、赤ちゃんの視野が広がってさまざまなことに興味を示すようになります。育児の負担も減り、ママ・パパとのコミュニケーションをさらに楽しめるようになるでしょう。

首すわりは赤ちゃんの成長過程の第一歩。完了する時期には個人差があり、赤ちゃんの体型や発育のペースによっても違いがあるようですね。首がすわると家事や外出もしやすくなります。できるだけ気持ちに余裕をもって赤ちゃんの成長を見守り、楽しみながらお世話してあげましょう。

さて次の記事では、「首すわり」の次の発育段階である「寝返り」について詳しくご説明しています。ぜひあわせてご覧になってください!

藤田秀樹先生
監修:藤田 秀樹(ふじたひでき)先生
目黒通りこどもクリニック院長。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程終了後、小児科勤務を経て、2014年より現職。子供の心と体の健康を目指す保育所「みんなのおうち」を併設。
目黒通りこどもクリニック

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