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生まれたばかりの新生児を初めてベビーバスに入れる瞬間、ママもパパもドキドキしてしまうのではないでしょうか。「ちゃんと入れられるかな?」「気持ちよく入ってくれるかしら」と不安もいろいろ。
今回は赤ちゃんの沐浴(もくよく)について、正しい方法や上手な入れ方のコツ、揃えておくと便利な沐浴グッズをご紹介します。
目次
一般的に私たちがお風呂に入ることを「入浴」と呼び、生まれたばかりの赤ちゃんがベビーバスなどでお湯につかることを「沐浴(もくよく)」と言います。
沐浴の本来の意味は、お湯や水を浴びて髪と体を洗い清めること。“恩恵”を受けるという意味もあるようです。
新生児は細菌などへの抵抗力が弱いため、感染などを防ぐためにも専用のベビーバスを使って体を洗います。これが「沐浴」です。
沐浴は、基本的にはママが産院から自宅に戻ったその日から始めます。生まれたばかりの赤ちゃんは新陳代謝がとても活発でよく汗をかき、皮脂分泌も盛んです。
基本的には毎日体を洗って清潔にしてあげましょう。
ただし、おしっこやうんちでお尻が汚れたり、たくさん汗をかく夏場などは1日数回沐浴を行っても大丈夫。赤ちゃんの様子や肌の状態を見ながら入れてあげるといいでしょう。
沐浴の湯温は大人が少しぬるいと感じる38度くらいが適温とされています。熱いお湯は乾燥などの肌トラブルを招くこともあります。また沐浴にかける時間は10分以内を目安に完了するのが理想的。
長すぎると体力消耗やのぼせの原因にもなるので注意が必要です。
沐浴する時間には特に決まりはありません。午前中でも夕方でも、就寝前でも構いません。
赤ちゃんのご機嫌の良い時を見計らって入れましょう。
沐浴するタイミングで大切なことは、毎日ある程度同じ時間帯に入れることです。そうすることで赤ちゃんの生活リズムも整いやすくなります。
沐浴にかける時間の目安としては、お湯に触れる時間が10分、体を拭いて着替える時間が5分、合計で15分程度に収まるようにしましょう。
生まれて間もない赤ちゃんは体温の調節機能が未熟です。のぼせたり湯冷めしたりすると、体調を崩すきっかけになることもありますので、できるだけ目安の時間を守るようにしてください。
沐浴をさせる場所選びは大切なポイント。ママが動きやすく、赤ちゃんが寒くならないようなところで沐浴させましょう。
冬はバスルームも冷えやすいため、エアコンを効かせて暖かくしたリビングでもOK。大きめの防水シートを敷いた上にベビーバスを置けば、テーブルの上などでも気軽に沐浴できますよ。
赤ちゃんの体調がすぐれない時、肌荒れや湿疹がひどい時などは無理に沐浴せず、こまめに着替えをしたり、汚れやすい顔や首、お尻などを拭いてあげるといった方法で赤ちゃんの肌をきれいにしてあげてください。
また授乳直後の沐浴は、赤ちゃんの胃に負担をかけやすいので、消化が落ち着くまで30分程度は間をあけた方がいいとされています。
沐浴期間は新生児期(生後28日めまで)が過ぎ、1ヶ月検診が終わるまでがひとつの目安です。
お医者さんに確認してから、大人と一緒の入浴に切り替えるのが好ましいとされています。
赤ちゃんが沐浴で疲れたり風邪をひいたりしないように、正しい洗い方のステップとコツをマスターしましょう。バスタオルやお着替え、すすぎ湯を用意したら、いよいよ沐浴スタートです!
ベビーバスの7分めくらいまで適温のお湯をためます。
赤ちゃんをお湯に入れる時は足先からゆっくりと入れ、お湯につかったらおなかに沐浴布やガーゼをかけてあげましょう。保温効果とともに赤ちゃんに安心感を与えます。
きれいなお湯で湿らせたガーゼで顔をそっと拭いてあげましょう。
まず目の周りを吹き、その後はおでこ、頬、鼻、あごという具合に、上の方から順番に行います。皮脂が多い時はガーゼではなく手にせっけんをつけて洗います。
目の周りにはせっけんをつけないように注意してください。
利き手で赤ちゃんの首を支え、逆の方の手にせっけんをつけて大きな円を描くように頭を洗い、お湯でよくすすぎます。
赤ちゃんの頭は皮脂が多く、乳児性脂漏(にゅうじせいしろう)というかさぶたができやすいので、やさしく丁寧に洗ってあげましょう。
体は上体から洗っていきます。首、わきの下、おなか、腕と手足の順に洗います。
手のひらにせっけんを泡だて、くるくると円を描くように手先、足先に向かって洗います。首やわきの下はしわが多く、皮脂汚れやミルクの吐き戻しなどで汚れがたまりがちです。しわを伸ばしながら丁寧に洗いましょう。
赤ちゃんの手のひらは、ママの親指を入れてやさしく開いて洗い、そのままお湯につけてせっけん成分を落とします。
背中を洗う時は赤ちゃんをうつ伏せにし、赤ちゃんの胸を支えて体制を安定させます。片手にせっけんをつけ、なでるように洗います。
同じ態勢のままお尻を洗います。お尻が終わったら上向きに戻し、股間を洗います。うんちやおしっこで汚れやすい部分なので注意しながら丁寧に洗いましょう。
全身を洗い終えたら、あらかじめ洗面器に用意したきれいなお湯でよくすすぎます。沐浴後は赤ちゃんをタオルにくるんでしっかりと水気を拭きます。
耳の裏、しわの間などの細かい部分は指にガーゼを巻きつけて洗うと、汚れや垢がきれいに落ちますよ!
沐浴が終わり、服を着せたあとはおへそや耳など細かい部分をきれいにします。へその緒が取れていない新生児の間は雑菌の侵入を防ぐために、綿棒で水分を拭き取り、アルコール消毒をしましょう。
肌のカサつきが気になる場合は保湿用のローションやクリームなどを塗って乾燥を防ぎます。
沐浴後は赤ちゃんの爪も柔らかくなっているため、ケアに最適な状態です。爪が伸びてきたな、と思ったら手足の爪のお手入れするチャンスです。
また、忘れずに水分補給もしましょう。
沐浴は赤ちゃんの体をきれいにすることはもちろん、血行促進や新陳代謝を高めるなど、赤ちゃんの健康をキープするためにも欠かせない日課のひとつです。
必要なものをしっかり準備し、前もって手順を把握しておくとよいでしょう。
安全に沐浴するために特に大切な3つのポイントをあげてみました。
1.沐浴に必要なグッズはなるべく出産前に揃えておく。
2.正しい手順を把握して退院の日からスタートできるように備える。
3.沐浴後のケア用品(綿棒、消毒液、保湿剤など)も忘れずに準備。
沐浴は赤ちゃんの体をきれいにするだけでなく、ママ&パパと赤ちゃんのスキンシップの時間でもあります。楽しく安全に沐浴するための便利アイテムや、あると便利なオススメグッズをさっそくチェックしてみましょう。
昔ながらの「床置きタイプ」をはじめ、畳むとスリムに収納できる「折りたたみタイプ」、膨らませて使う「エアータイプ」、さらに最近ではキッチンのシンクや洗面台に直接取り付ける「シートタイプ」も人気があります。
サイズや素材、使い勝手などをよく比較しながら納得のいくものを選びましょう。ベビーバスは使用期間が短いので、レンタルを活用するという方も多いようです。
すすぎ、上がり湯用に使用します。沐浴以外にも、赤ちゃんのお尻を洗う時など何かと使用頻度の高いアイテムです。
もともとご家庭にあったものでも構いませんが、赤ちゃん専用にひとつあると便利です。
赤ちゃん用の肌に優しいものをご用意ください。形状は固形や液状、フォームなどがありますので、使いやすいものを選びましょう。
お湯に入る時に赤ちゃんの体をおおう大判のガーゼ。
顔や細部には小さなサイズの洗い布があると重宝します。洗い布はガーゼや肌触りのよいタオルでもOKです。
お風呂上がりに使うバスタオルは吸湿性の高いものを選びましょう。
素材や肌触りなどに配慮したおくるみ型の赤ちゃん専用バスタオルもあり、全身を包んで素早く水分を吸い取ることができます。
沐浴に慣れないうちは温度計があると安心です。途中でお湯が冷めた時もひと目でチェックできます。
おもちゃのような可愛いデザインのものも多数あります。
ベビーバスに取り付けて赤ちゃんの沐浴をサポートするネット。両手で赤ちゃんを洗えるので新米ママ&パパにも人気があります。
お湯に溶かして使用する沐浴用の入浴剤。せっけんを使わずに汚れを落とし、すすいだり、上がり湯を使う手間も省けます。
赤ちゃんはママのおなかの中では羊水の中にいました。耳や鼻に多少水が入っても慌てる必要はありません。気になる場合は綿棒でやさしく拭き取りましょう。
しばらく様子を見て、長くぐずったり泣きやまないようなら小児科で相談を。
きれいなぬるま湯をやさしくかけて洗い流します。その後、ぬるま湯に浸して軽く絞ったガーゼなどで拭いてあげましょう。せっけんが目に入って赤ちゃんが泣くと、涙と一緒に流れてしまいます。
キッチンのシンクやシャワー付き洗面台での沐浴は基本的にはオススメできません。
水回りは細菌が繁殖しやすく、衛生面での不安があります。洗面台で沐浴する場合は、沐浴専用の取り付け型シートなどを必ず使用するようにしましょう。
日本では、新生児のお風呂はベビーバスにお湯を入れて体を浸す沐浴が一般的ですが、海外ではどのようにしているのでしょうか?
へその緒が取れてからは、アメリカでも日本のようにベビーバスを使用しますが、プラスチックのベビーバスではなくビニール製の小さなプールのようなものを使う場合が多いです。
ベビーバスには背もたれがついており、そこに赤ちゃんを座らせて体を洗います。アメリカのベビーバスはカラフルな色のものやイラストがプリントされたものが多く、水遊びをする感覚で楽しくお風呂に入れることができますよ。ビニール製のベビーバスの場合、空気の弾力があるので万が一頭を打ってもケガをする心配がなく、また、軽くて持ち運びしやすいというのがよいですね。
なお、アメリカでは、へその緒が取れるまでの数週間は、赤ちゃんをお湯の中に入れないで体を洗う「スポンジバス」というやり方が多いようです。暖かい部屋でテーブルやカウンターの上に赤ちゃんを寝かせるためのブランケットなどを置き、赤ちゃんを裸にして全身を濡らしたタオルで拭いてあげる方法です。
「スポンジバス」を行う時は、まず、石鹸のついていない暖かいタオルで顔を拭いてあげます。その後、上半身から新生児用の石鹸をつけたタオルで拭いてあげます。最後に、石鹸がついていないタオルで全身を拭いてあげれば完了です。
いかがでしたか?生まれたばかりの赤ちゃんはママやパパに見守られながらの沐浴が大好きです。
沐浴の時間や湯温、正しい洗い方などを知ることで、安心して入れてあげることができそうですね。ちょっとしたコツをつかめば誰でもすぐに沐浴の達人!赤ちゃんとの沐浴タイムを楽しんでください。
さて、沐浴の時間はママやパパにとって赤ちゃんとの貴重なコミュニケーションの時間でもあります。
スキンシップを取りながらたくさん話しかけてあげると、赤ちゃんはとても喜びます。そんな沐浴の時間を赤ちゃんが英語に慣れ親しむ時間にしてみてはいかがでしょうか?
次の記事では、赤ちゃんとのスキンシップに使える英語フレーズをご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください!
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E.H. Shepard.
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