新生児に与えるミルクの適切な量は?足りない、飲みすぎのサイン
- 公開日:2022年6月28日
赤ちゃんの歯固めはいつからいつまで?グッズの種類や注意点、選び方も紹介
赤ちゃんの歯が生えはじめる時期に、歯ぐきの違和感や不快感によって生じる「歯ぐずり」。これを解消するのに有効とされているのが歯固めです。使いはじめは、乳歯が生えはじめる生後6カ月頃が一般的といわれています。
この記事では、歯固めを使う時期の目安をはじめとして、歯固めをすることのメリットや注意点、さらには選び方の注意点やオススメグッズなどについて詳しくご紹介します。
目次
新生児の赤ちゃんの歯固めはいつから?いつまで?時期の目安や見きわめ方
歯固めを使いはじめる時期は歯の生え方を目安に判断
新生児の赤ちゃんの歯が生えはじめる時期には、赤ちゃんの「歯ぐずり」が増えます。その歯ぐきの不快感を解消するために使われるのが、「歯固め」です。歯固めは、多くの赤ちゃんに歯が生えはじめる生後6カ月頃から使うのが一般的といわれています。
ただし、歯が生える時期には個人差も大きく、なかには生後3カ月頃に歯が生えはじめるという赤ちゃんもいます。歯固めを使いはじめる時期については、月齢だけではなく歯の生え方を目安にして判断するようにしましょう。
赤ちゃんの歯の生え方の目安
生後6カ月頃:歯の生えはじめ
~生後9カ月頃:下の前歯が生える
~1歳頃:上下の前歯が生える
1歳頃~:上下の前歯が4本ずつ生える
1歳半頃:奥歯が生える
2歳半頃:乳歯が生えそろう
歯固めをいつまで使うかは、月齢よりも赤ちゃんの様子をみて判断
赤ちゃんの歯の不快感は、下の前歯2本が生えてくる生後8カ月~9カ月頃がピークといわれています。
歯固めをやめる時期は、生後8カ月~9カ月頃が1つの目安になるでしょう。歯が生えそろうことによって、徐々に歯ぐきの不快感はおさまっていきます。
ただし、歯固めをいつまで使うかについても明確な決まりはありません。個人差が大きいということをお忘れなく。月齢よりも赤ちゃんの様子を見て判断することをオススメします。
歯ぐきの不快感がなくなることによって自然と歯固めを使わなくなる赤ちゃんもいれば、歯固め自体に親しみを感じてずっと使いたがる赤ちゃんもいます。基本的には赤ちゃんが歯固めをほしがるうちは使わせてあげても問題はないとされていますので、赤ちゃんが歯固めをなかなかやめないからといって大きな心配はありません。
そもそも歯固めとは?役割とメリットについて
歯固めの主な役割は歯ぐずりの不快感を解消すること
歯固めとは、赤ちゃんが口に入れて噛むことで、歯ぐずりを和らげるグッズです。
歯が生えはじめる時期に歯ぐきがむずがゆくなったり、痛くなったりすることによって赤ちゃんがぐずってしまうことを「歯ぐずり」といいます。
赤ちゃんは歯ぐずりの不快感から、自分の手はもちろんのこと、身のまわりのもの(スタイやタオルなど)をなんでも口に入れて噛んでしまうことがありますが、そんなときこそ歯固めの出番です。
歯固めを口に入れて噛むことによって、赤ちゃんの不快感が和らぎ、徐々に気持ちも落ち着いていきます。また、清潔に保たれた歯固めを使うことによって、衛生面での心配も必要なくなります。
歯固めによるさまざまなメリット
歯固めを使うメリットは、赤ちゃんの心理面や衛生面だけに限りません。歯ぐきの不快感を解消する以外の、主なメリットをご紹介すると以下の通りです。
・離乳食のトレーニングになる
・歯の生育と口周辺の筋肉の発達を促す
・脳の発達にも好影響
離乳食のトレーニングになる
離乳食は生後5カ月~6カ月頃からはじめるのが一般的とされていますが、離乳食が進むにつれて食べ物の固さが増し、しっかりと噛む動作が必要になってきます。歯固めをすることで口に入れたものを噛む練習につながり、同時にものを噛む力も養われます。
歯の生育と口周辺の筋肉の発達を促す
歯固めをすることが適度な歯ぐきの刺激につながり、乳歯がスムーズに生えてくる手助けをします。また噛む動作があごや頬、唇など、口周辺の筋肉の発達を促します。
脳の発達に好影響
口のまわりにはたくさんの神経があり、ものを噛むことによって生まれる感覚はそれらの神経を通じて脳にも伝わります。たくさん噛むことでより多くの情報が脳に伝わることになるため、歯固めは脳の発達にも好影響といわれています。
歯固めの起源は生後100日を祝う伝統行事にあり
そもそも歯固めとは、赤ちゃんの生後100日目を祝う伝統行事「お食い初め」で行われる「歯固めの儀式」に起源があります。この儀式で使われる石を「歯固め石」といい、これが現代の歯固めにつながるものです。昔は「歯が丈夫なこと=長寿」と考えられていたそうで、この儀式には「石のように丈夫な歯が生えて長生きしますように」との願いが込められているのだそうです。
現代の歯固めは歯の不快感を解消することなどを目的とした実用的なものですが、もともとは赤ちゃんの健やかな成長を願う伝統行事に由来があるというのはとても興味深いですね。
歯固めとおしゃぶりとの違いは?
歯固めとおしゃぶりの用途と目的の違い
歯固めと同じく赤ちゃんの口に含ませて使う「おしゃぶり」ですが、その用途や目的は全く異なります。
おしゃぶりはママのおっぱいを吸う口の形にあわせて作られていて、噛むことではなく吸うことを主な用途としています。また歯固めが歯ぐきの不快感を解消したり、ものを噛む練習をしたりすることを目的としているのに対し、おしゃぶりは赤ちゃんの心を落ち着かせ、機嫌を良くすることを主な目的として使用するものです。
おしゃぶりはいつからやめさせる?
おしゃぶりから歯固めへの移行は、生後5カ月~6カ月頃、離乳食の開始にあわせるのが理想的です。
おしゃぶりや指しゃぶりには、長期間続けることによって歯並びに悪影響が出る場合もあると指摘されています。歯が生えそろわない赤ちゃんのうちに、おしゃぶりを急いでやめさせる必要性はありませんが、歯固めを使うことで得られるさまざまなメリットを考えると、授乳期から離乳食期に切り替わる生後5カ月~6カ月頃のあたりで歯固めへ移行させるのが理想的といえそうです。
歯固めを使うときの4つの注意点
歯固めを使うときは以下のような点に注意するようにしましょう。
・無理に使わせない
・無理にやめさせない
・ケガに注意する
・清潔にしておく
無理に使わせない
いくら赤ちゃんの成長に良い影響があるからといって、歯固めに興味を示していない赤ちゃんに無理やり使わせるようなことはやめましょう。歯固めへのイヤなイメージをもたせてしまっては、いざ必要なときに使ってくれなくなってしまう可能性もあり、赤ちゃんの成長にとっても結果的にマイナスになってしまいます。
無理にやめさせない
無理に使わせる必要がないのと同じく、無理にやめさせる必要もありません。歯固めは赤ちゃんの気が済むまで使わせてあげましょう。歯ぐきの不快感で歯固めを噛んでいる場合は、それがおさまることで自然と使うのをやめることも多いです。
ケガに注意する
歯固めを誤って飲み込んでしまったり、腕や首に巻きついてしまったり、口や皮膚を傷つけてしまったりすることのないように、くれぐれも注意しましょう。新しい歯固めを使うときには特に要注意。使い慣れるまではできるだけ目を離さないようにしてくださいね。
清潔にしておく
歯固めは直接赤ちゃんが口に入れるものなので、こまめにお手入れをして清潔な状態を保つようにしましょう。赤ちゃんはよくポロポロとものを落とします。見た目はきれいでも雑菌がついてしまっている場合もありますので、要注意です。
お手入れの方法は商品によって違いますが、おしゃぶりや哺乳瓶と同じく、洗浄・煮沸消毒などが基本となります。
タイプ別!歯固めグッズと選び方のポイント
実際に歯固めグッズを選ぶときに注目していただきたいポイントは以下の4点です。
・形状とサイズ
・素材
・お手入れのしやすさ
・デザイン
以下にそれぞれのポイントについて詳しくお伝えするとともに、編集部がオススメする歯固めグッズをご紹介します。
形状とサイズ
まずは形状やサイズに注意して、赤ちゃんがケガをする危険性のないものを選ぶようにしましょう。サイズは大きすぎず、小さすぎず、赤ちゃんの口や体のサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。
また、赤ちゃんにとって持ちやすい形状になっているかも重要なポイント。手の小さい赤ちゃんが無理なく手に持って口に運べるかも確認しておきましょう。
持ちやすさでオススメ! 歯がためセット/Pigeon
生後3カ月から使える「ピーチグローバー」(写真 左)と、生後6カ月から使える「ぺらぺらキャロットフラワー」(写真 右)のセット。月齢に応じて使い分けられる便利でお得な歯固めのセットです。
素材
安全性の面から素材にも注意したいところ。なかには木やお米など、天然の素材で作られている歯固めもあります。素材にプラスチックや硬い塩化ビニールなどを使ったものは、割れたときに赤ちゃんにケガをさせてしまうこともありますので要注意です。割れたり欠けたりした歯固めは使用をやめるようにしましょう。
素材面でオススメ! ブナの木のおしゃぶり(11pcs)/Baby Firstlook
素材に天然木を使用し、無塗装仕上げになっているため、木がもつ本来のぬくもりが伝わってくる製品。「おしゃぶり」という商品名がついていますが、歯固めの用途でも使用できます。11個セットになっているので、赤ちゃんの気分や好みにあわせて日替わりで楽しむこともできますよ。
ブナの木のおしゃぶり(11pcs)/Baby Firstlook
お手入れのしやすさ
こまめに洗浄・消毒することが大事な歯固めを選ぶときは、そのお手入れのしやすさも重要な検討ポイントになります。数ある歯固めの商品のなかには、電子レンジでチンするだけで消毒ができるものや、抗菌仕様で雑菌が繁殖しづらいものなど、お手入れのしやすさを考えて作られているものもありますよ。
お手入れのしやすさでオススメ! 歯がため たいようイエロー/Richell
電子レンジ消毒・熱湯消毒・薬液消毒に対応した、お手入れのしやすさを考えて作られた歯固め。おでかけケース付きで清潔に持ち運びができて便利です。
デザイン
おうちだけでなく外出先で使うこともある歯固め。品質はもちろんのこと、デザインにこだわりたい方もいらっしゃると思います。ピンクや青などカラフルな色合いで赤ちゃんの興味を引くものや、バナナやカメラなどの形をしたおしゃれなデザインの歯固めもありますよ。
デザイン面でオススメ! カミカミBaby バナナプラス/EDISONmama
バナナ型のおしゃれな歯固め。いろいろな凹凸形状で歯ぐきのむずがゆさを解消。バナナの皮の形状が口の奥深くに入るのを防いでくれます。
いま人気の歯固めジュエリーの魅力と注意点
子育て中もおしゃれしたいママに人気の「歯固めジュエリー」
歯固めジュエリーとは、ママのペンダントのチャーム部分が歯固めになっているアクセサリーで、ネックレスタイプが一般的です。育児中のママのおしゃれアイテムとして最近人気が高まっています。
赤ちゃんは目についたものをなんでも触って口に運んでしまいます。赤ちゃんを抱っこしていると、イヤリングやネックレスを引っ張ったり、つかんで口に入れたりしてしまうことがあることから、普段はアクセサリーを身につけないようにしているママも多いと思います。でも歯固めジュエリーなら、万が一赤ちゃんが口に入れても大丈夫。子育て中でも楽しめるおしゃれを探しているママにはオススメのアクセサリーといえるでしょう。
誤飲には充分注意を!
気軽におしゃれを楽しめる歯固めジュエリーですが、普通の歯固めといっしょで安全性には充分に注意するようにしてください。
赤ちゃんが強い力で引っ張ると外れてしまう可能性があるのは通常のジュエリーといっしょです。外れたときに赤ちゃんの口にすっぽり入ってしまうような、小さなパーツが使われている商品は選ばないようにしましょう。万が一外れてしまっても、赤ちゃんが誤飲する心配のないサイズや形状のパーツが使われている商品を選ぶことが大切です。また清潔に保つため、洗浄・消毒といったこまめなお手入れもお忘れなく。
いかがでしたか?赤ちゃんの成長にもさまざまなメリットがある歯固め。この記事を参考に、安全には充分に注意したうえで育児のなかに取りいれていただければ幸いです。
さて、歯固めが離乳食のトレーニングに適しているとお伝えしましたが、実際の離乳食をはじめる際の手順や進め方はどうすれば良いのでしょうか?次の記事では、離乳食の基本的な流れやオススメ食材について、さらには海外の離乳食事業などについても詳しくご紹介していますので、ぜひご参考になさってください!
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