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  • 公開日:2021年9月14日

赤ちゃんの「鼻づまり」どう解消する?原因と家庭でできる予防法・対処法【小児科医監修】

赤ちゃんの「鼻づまり」どう解消する?原因と家庭でできる予防法・対処法【小児科医監修】

鼻がつまってなかなか眠れず、苦しそうにしている赤ちゃんを見ると「大丈夫?」と心配になりますよね。
今回は赤ちゃんに多い鼻づまりの原因と、鼻がつまることで起こりやすいトラブルについて詳しく解説します。また、ご家庭でできる予防法や対処法、病院での受診の目安などについてもご紹介します。
赤ちゃんの不快な鼻づまりをすっきり解消してあげましょう!

赤ちゃんの鼻がつまりやすい理由とは?鼻づまりが多い月齢・季節

赤ちゃんの鼻がつまりやすい理由とは?鼻づまりが多い月齢・季節
大人と比べて赤ちゃんは鼻の穴(鼻腔)が狭いため、鼻水がたまりやすく排出されにくい構造になっています。仰向けに寝ていることも多いため、鼻の奥にたまった鼻水が固まってすぐに鼻づまりを起こします。

また、赤ちゃんは鼻の粘膜が薄く、空気の乾燥や気温の低下、ほこりなど、ちょっとした刺激にもすぐに反応し、鼻をつまらせてしまうことがよくあります。部屋が乾燥しがちな冬はもちろん、エアコンをかけっぱなしにする夏場も注意が必要です。

月齢が低い時期は鼻の機能が未熟なため、特に鼻づまりを起こしやすく、生後3カ月を過ぎて体が成長してくると徐々に改善されていくようです。

ほかには、風邪などの感染症によって鼻づまりが起こることもあります。

鼻づまりが原因で起こりやすいトラブルとは?

赤ちゃんは主に鼻で呼吸をしています。まだ口呼吸が上手にできない赤ちゃんにとって、鼻づまりは息苦しく辛い症状です。そのまま放置すると哺乳や睡眠の妨げになるなど、生活面にも悪影響が現れる場合があるので、日頃の様子をよく見てあげることが大切です。
下記のような状態が続くようであれば、早めに対処してあげてください。

母乳・ミルクが飲みにくそう

鼻がつまりぎみになると母乳やミルクが飲みにくくなります。口がふさがってしまうと呼吸ができないため、乳首を吸ってもすぐに離してしまったり、むせながら飲もうとしたりします。哺乳の際に盛んに鼻をフガフガさせたり、「ズーズー」と鼻がつまった音がすることもあります。

ぐずって不機嫌な状態になる

大人と同様に、赤ちゃんも鼻がつまると不機嫌になりがち。1日中ぐずったり、泣いたりすることが多くなります。赤ちゃんの鼻は構造的にもつまりやすい状態にありますが、鼻水の量は大人とさほど変わりません。大人よりも呼吸の回数が多い赤ちゃんにとって、鼻づまりは不快な状態といえるでしょう。

寝つきが悪くなって夜泣きをする

鼻呼吸がうまくできないと、寝てもすぐに目が覚めてしまい、夜泣きが続く赤ちゃんもいます。特に夜は「副交感神経」が優位になる影響で、鼻の粘膜が膨張して鼻づまりを感じやすくなると考えられています。

鼻づまりが続くと病気のリスクも

鼻づまりが長引くと、赤ちゃんは中耳炎を起こすことがあります。
年長児以降では中耳炎のみならず、副鼻腔炎や気管支炎といった病気を引き起こすこともあるため、鼻づまりを放置するのは危険です。鼻水はなるべくためずに早めに取り除いてあげましょう。

また、アレルギーにより、粘膜が腫れて鼻づまりがなかなか治らないケースもあります。
辛い症状が続いたり、生活に支障がある場合は早めに医療機関を受診してください。

家庭でできる鼻づまりの予防法・対処法は?

家庭でできる鼻づまりの予防法・対処法は?
風邪をひいている様子もないのに鼻がつまる、鼻づまりで寝つけない・・・。そんなときはまず、ご家庭で以下の方法をお試しください。

部屋を加湿する

空気が乾燥すると、鼻水からも水分が奪われて鼻がつまりやすくなります。必要に応じて加湿器などを使いましょう。濡れた洗濯物やタオルを部屋に干したり、お湯を沸かしたりして部屋の乾燥を防ぐのも1つの方法です。赤ちゃんが快適に過ごせる湿度は50〜60%が目安です。

体を温める

赤ちゃんは肌寒く感じると鼻水が出て、それが固まって鼻がつまることがよくあります。衣類を1枚はおらせたり、靴下、レッグウォーマーなどで体温調節してあげましょう。
また、「三首」といわれる「首・手首・足首」を温めてあげると血流が良くなり、鼻が通りやすくなります。熱などがなく体調に問題がなさそうな場合は、お風呂に入れてあげると蒸気によって鼻づまりが緩和されますよ。

鼻を温める

蒸しタオルを赤ちゃんの鼻元に近づけたり、鼻の上を温めてあげると固くなった鼻水が出やすくなります。蒸しタオルで鼻の穴をふさがないように注意してください。
鼻の奥で固くなった鼻水は無理に取ろうとせず、やわらかくなって出てくるのを待ちましょう。

上手な鼻水のふき取り・吸い取り・寝かせ方で、鼻づまりを解消!

上手な鼻水のふき取り・吸い取り・寝かせ方で、鼻づまりを解消!
小さな赤ちゃんは、まだ自分で鼻をかむことができません。鼻水のこまめなふき取りや適切な吸い取りは、鼻づまりの解消につながります。寝かせ方や抱っこなどで体勢を変え、鼻水を出やすくしてあげるのも良いでしょう。

鼻水はガーゼやティッシュでそっとふき取る

鼻水が出たら放置せず、清潔で柔らかいガーゼやティッシュでそっとふき取ってください。
鼻水がついてくるような場合は、ガーゼやティッシュを丸めて鼻の穴に入れ、奥の鼻水を引っぱるように巻き取ります。
鼻水で鼻の下があれているときにはぬるま湯で絞ったガーゼで優しくぬぐい取り、ワセリンや保湿クリームなどを塗っておきます。

綿棒などで無理にかきだすと鼻の粘膜を傷つけてしまいます。綿棒を使用する際には綿棒の先にワセリンなどをぬり、鼻の入り口にたまった鼻水を取る程度にしましょう。

鼻吸い器(吸引器)など専用の器具で鼻水を吸い取る

鼻水の量が多く、鼻がつまって赤ちゃんが苦しそうなときには、市販の「鼻吸い器」を使うとご家庭でも効率良く吸い取ることができます。鼻吸い器の購入は必ずしも必要ではありませんが、鼻がよくつまって眠りにくくなることをくり返すお子さんや、ゼイゼイしやすいお子さん、また中耳炎にくり返しなるお子さんにはオススメです。

ただし、器具をいやがる赤ちゃんも多いので、無理をせず、鼻水の量や体調をよく見極めながら使用してください。
ご家庭で行うのが心配な場合には医療機関に相談しましょう。

寝かせ方・抱っこの仕方を工夫する

仰向けに寝ている時間が長い新生児期の赤ちゃんは、鼻がつまりやすくなかなか解消されないことがあります。そんなときには次の方法で、赤ちゃんの上体を少し起こすようにしてあげると良いでしょう。

・腰から頭にかけてタオルなどでごく緩い傾斜をつけ、頭が少しだけ高くなるように寝かせる。
・クッションなどに寄りかからせるような体勢をとる。
・首と頭をしっかり支えながら縦抱きに抱っこする。

もしかして風邪?長引く鼻づまりでの病院受診のタイミング

赤ちゃんの鼻づまりは、適切に対処しても1〜2週間程度続くことがあります。食欲もあって元気なようであれば、ご自宅でケアしながら様子をみましょう。ただし、母乳やミルクを飲まない、機嫌が悪いなど気になる症状がある場合は、病気が原因の可能性もあります。下記の症状がみられるときには医療機関を受診してください。

注意したい症状

・38度以上の発熱があり、元気がない。
・2週間以上鼻づまりが続いている
・呼吸が苦しそう
・母乳やミルクを飲みたがらない
・せきがひどい

風邪など、ウイルスや細菌による感染症の場合は鼻の粘膜が赤く腫れて炎症を起こします。鼻を温め過ぎたり、過度の吸引は粘膜に刺激を与え、症状を悪化させることもあるので注意してください。
鼻づまり以外の赤ちゃんの症状もしっかり観察し、適切に対処しましょう。

いかがでしたか?最初は「フガフガ」からはじまった鼻づまりも、そのまま放置すると思わぬ病気の原因になることもあるようです。赤ちゃんにとって辛い鼻づまりは、なるべく早くスッキリ解消してあげたいものですね。

藤田秀樹先生
監修:藤田 秀樹(ふじたひでき)先生
目黒通りこどもクリニック院長。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程終了後、小児科勤務を経て、2014年より現職。子供の心と体の健康を目指す保育所「みんなのおうち」を併設。
目黒通りこどもクリニック

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