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「くしゅん、くしゅん、くしゅん」赤ちゃんがくしゃみを連発することに不安になったことはありませんか?実は赤ちゃんの鼻腔内や口内の粘膜は大人より敏感で、ちょっとした異物の侵入にも反応しやすくなっているのです。
ペット?ハウスダスト?それとも風邪?新生児のくしゃみの原因や、原因別の対処法について詳しく紹介します!
目次
そもそもくしゃみとは、空気中のホコリやウィルスなどといった異物が体内に侵入することを防ぐための人体の防御反応です。そのため、くしゃみをすること自体はごく正常な生理現象であり、それ単体で過度に心配する必要はありません。
生まれて間もない赤ちゃんはくしゃみが出やすいといわれていますが、その主な理由は赤ちゃんの粘膜の敏感さにあります。大人は感知しないようなわずかな刺激でも、赤ちゃんの鼻腔内の粘膜は反応してくしゃみをしてしまうのです。
また、敏感な粘膜は気温や湿度による影響も受けやすく、それに伴う刺激でくしゃみが出ることも。さらに生まれて間もない赤ちゃんは鼻毛が生えそろっていないため、ちょっとしたホコリなどが粘膜を直接刺激して、くしゃみを誘発することもあります。
もちろん風邪を原因としてくしゃみが出ることもあります。生まれて間もない赤ちゃんは免疫が未発達なため、風邪や感染症にかかりやすい状態にありますので、くしゃみの原因の1つとして常に頭に入れておくようにしましょう。
・外気の影響(乾燥、冷気、太陽の光)
・猫や犬などのペット
・ハウスダスト(ホコリやダニの死がいなど)
・風邪
赤ちゃんのくしゃみの原因はさまざまです。ここではくしゃみの主な原因を4つに分類してご説明します。また大人のくしゃみの原因の1つとしてメジャーな「花粉症」についても解説します。
空気の乾燥は赤ちゃんの敏感な粘膜に影響を与えやすく、くしゃみの原因となります。また気温についても冷たい空気は粘膜への刺激となるため、くしゃみを引き起こす原因の1つとなります。
また、大人でも太陽を見るとくしゃみが出るという方がいるかと思いますが、赤ちゃんもまぶしい光によって鼻がムズムズし、くしゃみをすることがあります。
猫や犬などのペットの抜け毛やフケは空気中に漂い、それらを吸い込むことで赤ちゃんのくしゃみの原因となることがあります。またそれらへのアレルギー反応としてくしゃみが出ている可能性もありますので、その場合は注意が必要です。
空気中を漂うホコリやダニの死がい、排泄物などといったハウスダストもくしゃみの原因の1つとなります。これらを原因とするくしゃみもアレルギー反応の場合がありますので、注意しましょう。
当然ながら風邪もくしゃみの原因となります。風邪が原因の場合、熱や咳など、くしゃみ以外のほかの症状を伴って現れることが多いです。
ママ・パパが花粉症であれば特に、くしゃみを連発する赤ちゃんに「花粉症ではないか?」と心配になることもあるかもしれませんが、基本的に1歳未満の赤ちゃんが花粉症を発症することはほとんどないといわれています。
花粉症は季節性のアレルギーで、花粉を何度も吸い込むことによって体内で抗体が作られるという経緯をたどってから発症するため、1年のうちでも限られたシーズンにしか飛ばない花粉でアレルギーになるには2シーズン以上かかるといわれています。
ただし生まれた季節などによっては、1歳未満でも2シーズン目の花粉を取り込むことで花粉症を発症する可能性があります。
生まれて間もない赤ちゃんほど鼻腔内の粘膜は敏感なため、生後2カ月頃までは特にくしゃみが出やすいといえるでしょう。
体内への異物の侵入を防ぐ役割がある鼻毛は、生後2カ月頃から生えはじめます。粘膜の敏感さが落ち着きはじめることも手伝って、その頃から徐々にくしゃみの頻度も減ってくるでしょう。
一日のうちでも寒暖差が大きくなる季節の変わり目は、気温変動の刺激によってくしゃみが出やすくなるといえます。
また最初の章でもお伝えしたように、乾燥や冷たい空気はくしゃみの原因の1つですので、空気が乾燥し気温が低くなる冬は、1年の中でもくしゃみが出やすい季節ということができるでしょう。
季節の変わり目や冬は、どちらも風邪をひきやすい時期でもあります。この時期に赤ちゃんのくしゃみが気になる場合は特に、発熱や咳などのほかの症状がないかを注意深く見守るようにしましょう。
くしゃみの原因を見分けることができればママ・パパも安心できるのではないでしょうか。ここではくしゃみの原因の見分け方とそれぞれのケースの対処法についてお伝えします。
湿度や気温、太陽の光など、外気の変化については大人も比較的わかりやすいと思います。乾燥や肌寒さを感じるようなときは、加湿器を使って部屋の湿度を上げる、暖房を入れて部屋を暖かくするなどの対処をしましょう。
太陽の光にまぶしさを感じる際は、カーテンを閉めるなどして日差しを遮る工夫をしてください。
ペットを飼っているご家庭で赤ちゃんがよくくしゃみをする場合は、それがくしゃみの原因である可能性があります。感染症予防の観点からもペットは清潔な状態にして健康管理をしっかり行い、ペットが赤ちゃんを舐めたり、スリスリしたりといった濃厚な接触は避けるようにしましょう。
また、床に落ちたペットの毛やフケなどは人がちょっと動いただけでも舞い上がり、赤ちゃんの鼻に入る可能性が高くなりますので、こまめに掃除して清潔に保つようにしてください。赤ちゃんとペットの居住スペースを分けるのも有効な対処法の1つです。
特に外気の問題がなく、かつペットもいないおうちの中で赤ちゃんがくしゃみをするという場合はハウスダストが原因かもしれません。
基本的にはペットの毛やフケの対処法と同様に、こまめに掃除をすることでホコリやチリを取り除き、部屋の中を清潔に保つようにしてください。
風邪やウィルスなどの感染症が原因のくしゃみである場合は、発熱や咳、鼻水などほかの症状を伴っている場合が多いです。そのほか、ミルクを飲む量が減っているなど、食欲がないのも風邪の症状である場合があります。
風邪が疑われる場合はくしゃみ以外の症状を注意深く観察することが重要です。
くしゃみが出るだけでその他の症状がみられないようなら、しばらく様子を見ても問題ありません。前の章でお伝えした原因別の対処法を実践して、くしゃみが出にくくなるような環境を作ってあげてください。
発熱や咳、鼻水などといったくしゃみ以外の症状がある場合、またそれらが長引くような場合は病院での受診を検討してください。38度以上の熱がある場合はできるだけ早めに病院で受診するようにしましょう。平熱が高めの赤ちゃんにとっても38度以上の熱は高熱ということができます。
特に突如として38度以上の高熱が出る場合は、体に大きな異変が生じているサインです。感染症の可能性なども考えられますので十分に注意してください。
いかがでしたか?繰り返すことのないくしゃみは、そのほとんどが正常な生理現象であり、過度な心配は必要ありません。病院での受診を判断するポイントは発熱や咳など、くしゃみ以外の症状にあります。
気になる症状がある場合はそれらの症状がいつから発生したのか、またどのような状態なのかを注意深く観察して、できればメモをとっておくようにすると良いでしょう。そのメモは病院での診察時にお医者さんに症状を説明する際にも役立ちますよ。
さて、くしゃみと同じ生理現象として赤ちゃんに頻繁にみられるのが「しゃっくり」です。しばらく止まらないと「苦しくないのかな?」と心配になることもあるかと思います。次の記事では赤ちゃんが頻繁にしゃっくりをする理由やその対処法などについて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧になってください!
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