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  • 公開日:2020年10月21日

新生児の体温はどれくらい?体温計測のポイントと病院にいく目処

新生児の体温はどれくらい?体温計測のポイントと病院にいく目処

赤ちゃんにとって「体温」は健康状態を判断する重要なバロメーターの一つです。
しかしながら、まだ体の小さい新生児の体温計測は大人と同じようにはいきません。初めて子育てをされるママ・パパにとって赤ちゃんの体温とその計測方法は特に気になるテーマの一つではないかと思います。

そこでこの記事では、新生児の体温計測の仕方や注意点、病院での受診を判断する目安の体温や赤ちゃんの状態・症状などについて詳しくお伝えしていきます。

新生児の体温はどれくらい?

新生児の体温はどれくらい?

新生児の体温は大人よりも少し高め

一般的に新生児の体温は大人よりも少し高めで、36度台後半から37度台前半がいわゆる「平熱」となります。平熱が大人より高い理由は、大人と比べて代謝が活発なためです。

赤ちゃんは生まれてからの1年間で体重が約3倍、身長は約1.5倍も成長しますが、なかでも生後3ヶ月頃まではもっとも成長の著しい時期であるため、新生児の体は臓器や骨、血液などを作り出すために非常に多くのエネルギーを必要としている状態です。
小さな体でその大きなエネルギーを生み出すために、栄養素をエネルギーに変える代謝が非常に活発に行われているので、新生児の平熱は大人よりも高めとなるのです。

新生児の体温は周辺の温度に影響を受けやすい

大人に比べて平熱が高めな新生児は、体の機能がまだまだ未発達で、体温の調節機能も未熟な状態です。
そのため体温は外部の影響を受けやすく、ちょっとした外気温の変化によって上がったり下がったりすることがあります。外気温や衣類(薄着/厚着過ぎないか)、寝具には注意を払い、赤ちゃんにとって過ごしやすい環境を作ることを心がけましょう。

また、授乳後の赤ちゃんはミルクや母乳の消化のためにエネルギーを使うことで一時的に体温が上昇することがありますが、これは正常な体の反応であり心配する必要はありません。

新生児用の体温計

新生児の体温の特徴を押さえたら、次は体温計選びです。新生児にも使える赤ちゃん用の体温計にはいくつかの種類があり、計測の方式や使い方もさまざまです。
ここでは、計測する体の部分によって異なる3種類の体温計について説明します。

最初に、体温計には「実測式」と「予測式」の2つの計測方式があることはご存じでしょうか。
「実測式」とは、その名の通り計測する部位の温度を実際に測って表示する方式のことで、「予測式」とは平衡温(外気温の影響を受けにくい体内の温度)を予測して表示する方式のことを言います。
「実測式」は実際の温度を計測するために時間がかかる(わきの下では約10分程度)のに対して、「予測式」は数秒から数十秒程度で済むという特徴があります。

体温計測を嫌がったり、じっとしていることが難しかったりする新生児の体温計測には、短時間で計測が可能な「予測式」の体温計がオススメと言えます。

わきの下で測る体温計

わきの下は体温を測る場所としてもっとも一般的であると言えます。そのため各メーカーから多様な機能をもった体温計が販売されています。なかには単純に体温を測るだけでなく、測った体温を記録してくれる高機能タイプもあります。
予測式体温計の場合、体温計測にかかる時間は一般的に数十秒程度のものが多いようです。

耳で測る体温計

耳で測る体温計は「耳式体温計」と呼ばれます。耳の内壁の温度を測るわけではなく、鼓膜の温度を計測します。
実はわきの下は外気温や汗の影響を受けやすく、体内の温度よりも低く計測されることも多いと言われています。その点、鼓膜の温度は体内の温度をより正確に反映しているため、体温の予測にかかる時間も短く済むという特徴があります。そのため最短1秒で計測が可能な予測式体温計もあるほどです。

非接触式体温計

非接触式体温計
体に直接触れることなく、おでこやこめかみなどの体表の温度から平衡温を予測して計測することができるのが「非接触式体温計」です。じっとしていることが難しい新生児にはもっとも適した体温計と言うことができるかもしれません。
非接触式なら、赤ちゃんの体に触れることなく体温計測できますので、寝ている赤ちゃんを起こしてしまう心配もないという、他の種類の体温計にはないメリットもあります。また、他のタイプの体温計に比べて、肌に直接触れないため、衛生的であることも非接触式体温計の大きな特徴と言えます。

計測にかかる時間はほぼ一瞬と言ってもよいほど短時間です。ただし、外気に触れている皮膚の温度から体温を予測する非接触式体温計は外気温の影響を受けやすく、他の体温計に比べ誤差が出やすいというデメリットもあります。

新生児の体温の測り方

続いてそれぞれのタイプの体温計での計測方法とそのコツについてご紹介します。

わきの下で測る場合

体温計の先端にある検温部をできるだけ赤ちゃんのわきの下の中央部にくるようにして挟み込み、わきをしっかりしめるために腕を軽く押さえてあげてください。

わきの下で測るときのコツと注意点

検温部位の周辺に汗をかいていると正確な体温計測の障害となりますので、計測する前はわきの下の汗を拭きとるようにしてください。また体温計と一緒に衣類を挟み込んでしまうことのないように注意しましょう。

耳で測る場合

まず、痛くならない程度に赤ちゃんの頭を動かしたり、耳を引っ張るなどして、耳のなかがよく見える体勢を確保します。体勢が整ったら耳の穴に体温計の検温部を差し入れて計測します。

耳で測るときのコツと注意点

耳の穴はデリケートな場所でもありますので、傷つけたりしないようにしっかり頭を固定してから測るようにしましょう。また、耳のなかが耳垢などで汚れていると正確に計測することが難しくなってしまいますので、計測前には汚れがないかチェックするようにしてください。

非接触式体温計で測る場合

おでこやこめかみに向けて体温計の検温部を向け、計測のスタートボタンを押します。

非接触式体温計で測るときのコツと注意点

計測する部位に汗をかいていたり、あるいは髪の毛で覆われていたりすると、正確な体温計測の支障となりますので注意しましょう。

新生児の体温計測のポイント

続いて、新生児の体温計測における注意すべき点や重要なポイントなどをまとめました。

起床時、午前、午後、夜の計4回測る

赤ちゃんの体温は1日のあいだに変化しています。一般的には、外気温が低く活動量が少ない早朝の午前4時頃がもっとも低く、午後から夕方にかけての暖かく活動的になる時間帯にもっとも高くなると言われています。

たとえ体調を崩していても1回の体温計測だけでは体調の異変に気づくことが難しい場合もあります。赤ちゃんの体調をより正確に判断するために、体温計測は起床時、午前、午後、夜の1日4回行うようにするとよいでしょう。

食後は避け、食前や食間に測る

授乳後すぐの時間帯は赤ちゃんの体温が上がっていますので、その時間帯の体温計測は避けるようにしましょう。活動量が比較的安定している食前や食間の時間帯がオススメです。

入浴後は避ける

赤ちゃんの体温は外部の影響を受けやすいため、入浴後の体温計測は望ましくありません。
また、ぐずっていたり、活発に動いていたりするあいだは平時よりも体温が上昇している場合が多いので、体温計測のタイミングとしては不適切と言えます。

数日間計測する

赤ちゃんの平熱を探るには一定期間にわたって体温計測を続けることが重要です。あいだに2~3日置きつつ、数日間にわたって計測を行うことで、より正確に赤ちゃんの平熱を割りだすことができます。

病院に相談したほうがよいとき

病院に相談したほうがよいとき
赤ちゃんに熱があり、かつ以下に挙げられるような状態がみられる場合は、病院での受診を検討することを強くオススメします。
ポイントは熱だけで判断するのではなく、他の症状にも気を配ることです。むしろ熱以外の症状の方が原因特定に重要となるケースも多くありますので、病院での受診時に正確な情報を医師に伝えるためにも、熱以外の症状も注意深く観察しておくようにしてください。

熱が38度以上ある

平熱が高い新生児にとっても38度以上の熱は高熱と言うことができます。特に、何の前触れもなく急に38度を超える高熱がでる場合は、体に大きな異変が生じているサインです。感染症であったり、時期によっては熱中症の可能性も考えられますので、できるだけ早めに病院で受診するようにしてください。

なお、38度未満の発熱でも、以下に挙げるような症状や普段とは違う様子があれば、小児科の受診を検討してください。

食欲がない

熱に加えていつもより食欲がなかったり、あるいは飲んだミルクや母乳を何度も吐き戻してしまうような場合は、消化器官の機能が弱っていることも考えられますので、できるだけ早めに病院で受診するようにしてください。

寝ない

体調に異変がありどこかが痛むような場合には、いつものように寝てくれなかったり、ぐずったりすることがあります。熱があり、かつ寝ずにぐずっている状態が続くようであれば、病院での受診をオススメします。

顔色が悪い

血色が優れず顔色が悪い場合は熱以外の異変が発生している可能性があります。また、苦しそうな表情をしていたり、眠る時間以外にも意識が朦朧としているように感じられる場合には、迷わず病院での受診を検討してください。

嘔吐や下痢をしている

授乳時にあるような吐き戻しとは明らかに異なる嘔吐であったり、下痢の症状があったりする場合も病院で受診するようにしてください。

新生児の診察は何科に行けばいいの?

新生児を含めた5歳までの乳幼児の場合、その症状に関わらず基本的に最初の受診窓口は小児科となります。ある意味で、小児科は乳幼児の心身の様々な問題に関する総合的な相談窓口という側面もありますので、赤ちゃんの体調に関して不安なことがある場合は何でも相談するようにしましょう。

小児科の医師が診断したうえで、専門的な検査や治療が必要と判断された場合には、それに応じた診療科や他の病院を紹介してくれます。

もし病院での受診の必要性を判断しかねるようなときには、厚生労働省が所管する「子ども医療電話相談事業」の活用をオススメします。このサービスは保護者の方が休日や夜間の子供の体調の異変にどのように対処すればよいのか、病院を受診すべきかなどの判断に迷った際に、小児科医師や看護師に電話で相談できるというものです。

このサービスは全国一律の短縮電話番号「#8000」をプッシュすることにより、お住いの都道府県の相談窓口に自動転送され、症状に応じた適切な対処方法や受診病院などのアドバイスが受けられます。非常に心強いサービスですので、困ったときにはぜひ活用するようにしてください。

病院に行くときの持ち物

病院に行くときの持ち物
急に行かなくてはならないことも多い病院。いざというときに慌ててしまうことのないよう、受診時に必要な持ち物は事前に把握しておくようにしましょう。
いつでも持ち出しができるよう、持ち物リストを作っておくと便利ですよ。

病院での受診、および薬局での薬の処方に必要なもの

健康保険証・乳幼児医療証・診察券(ある場合)

これらは病院での受診時に必須の持ち物となりますので、できるだけセットにしていつでも持ち出せるように準備しておくようにしましょう。

※「乳幼児医療証」とは、地方自治体が乳幼児患者の自己負担金を助成する「乳幼児医療費助成制度」のもとに発行される医療証のことを言います。制度の有無や内容、医療証の名称などは各自治体により異なります。

母子健康手帳

受診時に定期検診や予防接種の記録が役立つ場合もありますので、忘れずに持参するようにしましょう。

お薬手帳

お薬手帳には、「いつ」「どこで」「どれぐらいの期間」「どんな」薬が処方されたかという情報が記載されていて、医師や薬剤師が処方薬に関する情報を判断・整理するために重要なものです。忘れがちですが、赤ちゃんの健康管理のためにも非常に大切なものです。

赤ちゃんのお世話に必要なもの

おむつセット(おむつ、おしりふき)

普段使っているおむつとおしりふきの準備もお忘れなく。症状に下痢がある場合は多めに準備して持参するようにしましょう。

着替え(ママやパパの分も)

発熱の影響や外気温の変化によって汗をかいてしまうこともありますので、必ず着替えを持参するようにしましょう。
体調を崩している赤ちゃんは急に嘔吐してしまうことがありますので、ママ・パパの衣類が汚れてしまうことも考慮して、念の為、ママ・パパの分の着替えも持参しているといざというときに安心です。

ビニール袋

おむつや着替えた衣類など、汚れ物を入れるためにビニール袋があると便利です。嘔吐や下痢の症状がある場合には必ず持参するようにしましょう。

授乳グッズ(哺乳瓶やミルク、授乳ケープなど)

病院の混雑状況などによっては長時間待つ必要性がある場合もあります。特に小児科は混んでいることが多いので、待ち時間に授乳が必要になることに備えて、哺乳瓶やミルク、授乳ケープなどの授乳グッズを持参するようにしましょう。

病院でお医者さんに伝えるといいこと

赤ちゃんの急な発熱で病院に行くような状況では、ママ・パパもアタフタしてしまいがちですが、お医者さんには冷静に赤ちゃんの状態を伝えることが重要です。
ここでは受診時に医師に伝えるべき赤ちゃんの状態や症状についてお伝えします。漏れなく情報を伝えるために、受診時にはこれらの情報をメモして持参することを強くオススメします。

体温の変化

まずは体温の時間的な経過を正しく伝えることが重要です。熱が出はじめたのはいつからか、そして受診までのあいだにどのように変化してきているのかを伝えてください。

咳、鼻水、下痢、嘔吐などの症状

咳や鼻水、下痢や嘔吐など、熱以外に出ている症状があればできる限り詳しく伝えましょう。ポイントはそれらの症状がいつから、どれぐらいの期間続いているのかを伝えることです。これらの症状が発熱の原因を特定するためにも役立ちます。

周りで流行っている病気

家族内やママ・パパの職場など、もし身の回りで流行っている病気や感染症がある場合には、原因特定のヒントになりますので、必ず医師に伝えるようにしてください。

その他普段と違うこと(睡眠時間や食欲など)

上記のほか、「あまり寝てくれない」「母乳・ミルクを飲む量が少ない」など、ママ・パパが赤ちゃんの様子を観察しているなかでいつもと違うと感じたことがあれば伝えましょう。些細なことでも気になることがあれば伝えるようにしてください。

いかがでしたか?赤ちゃんが熱を出したときに大切なことは、新生児の体温の特徴について理解しつつ、ママ・パパが赤ちゃんの状態をよく観察して、状態や症状の変化を見逃さないことです。
新生児がいきなり高熱を出してしまうような状況ではママ・パパも慌ててしまいがちですが、いったん冷静になって、熱以外の異変がないか注意深くチェックするようにしてください。このことがママ・パパの気持ちを落ち着かせてくれるとともに、いざ病院を受診する際、医師に赤ちゃんの症状を正確に説明するためにも役立ってきます。

さて、新生児の体調の判断のために、体温とともに重要なバロメーターとなるのが「食欲」です。次の記事では新生児にとって適切な授乳の量や回数、そして健康上で注意が必要な赤ちゃんの授乳時の状態などについて詳しくご紹介していますので、ぜひご参考になさってください。

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