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赤ちゃんと過ごす毎日は発見や不安の連続です。ちょっとした変化にドキドキしたり、「どうしたらいいの?」と戸惑ったり…。なかでも赤ちゃんのしゃっくりについて、その原因・仕組み、そしてその対策は意外と知られていないかもしれません。
なぜ赤ちゃんは頻繁にしゃっくりをするのでしょう。正しい止め方はあるのでしょうか。今回は、赤ちゃんのしゃっくりの謎に迫ります。
生まれたばかりの赤ちゃんが「ひっく、ひっく」と小さなしゃっくりをするのをよく聞くというママ・パパは多いのではないでしょうか。しばらく続くと「何だか苦しそう」と心配になりますよね。
しゃっくりに関係しているのは、赤ちゃんの肺の下にある横隔膜(おうかくまく)という筋肉です。横隔膜が何らかの刺激を受けてけいれんし、それによって声帯が収縮することでしゃっくり特有の音が出ます。
では、赤ちゃんはどんなときにしゃっくりをするのでしょう。また、その原因についてもご紹介します。
赤ちゃんが母乳やミルクを飲むとき、消化を促すために胃や食道が活発に動き始めます。そしておなかがいっぱいになると膨らんだ胃が横隔膜を圧迫して、しゃっくりが出ると言われています。
また、母乳やミルクと一緒に飲み込んだ空気が横隔膜を圧迫して、しゃっくりが出ることもあります。哺乳瓶でミルクをあげるときには、哺乳瓶の角度を45度に傾けて、常に哺乳瓶の乳首がミルクで満たされている状態にすると、余分な空気を吸い込みにくくなるようです。
生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節が苦手です。温度差のある屋外へ出たときや、汗などで肌着が濡れてしまったときに、身体が冷えることで横隔膜も収縮し、しゃっくりが出ることがあります。
赤ちゃんがたっぷりおしっこをした後は、濡れたおむつがお尻から徐々に赤ちゃんの身体を冷やし、体温が奪われることでしゃっくりが始まります。
赤ちゃんは、大人と比べると頻繁にしゃっくりをします。
実は赤ちゃんは、おなかの中にいる胎児のときからしゃっくりをしています。しゃっくりで横隔膜を上下させ、呼吸の練習をしているとも言われています。生まれてすぐの赤ちゃんの臓器はまだまだ未熟。わずかな刺激でも横隔膜がけいれんし、しゃっくりを起こしてしまいます。
赤ちゃんのしゃっくりはほとんどの場合、時間の経過とともに自然におさまります。しゃっくりが多いからといって過度に心配する必要はありませんが、様子を見て、気になるようなら次の方法を試してみてください。
授乳の後に赤ちゃんがしゃっくりをしたら、胃に空気がたまっているのかもしれません。そんなときは赤ちゃんを優しく縦抱きにして、背中をトントンしながらゲップをさせてみましょう。おなかに溜まった空気が抜ければ、しゃっくりも自然におさまります。
母乳や温かいミルク、湯冷ましなどを与えて体温を上げてあげるとしゃっくりがおさまるようです。飲ませ過ぎると逆効果なので2〜3口だけで十分。しゃっくりをしているときに飲ませても大丈夫です。
赤ちゃんは寒さで身体が縮こまったときに、しゃっくりが出ることがあるようです。お風呂に入れたり、お湯で硬く絞ったタオルなどでみぞおち周辺を温めたりしてみましょう。
赤ちゃんの背中や手足をそっとさすってあげるのも効果的です。
おむつが濡れて身体が冷えている場合は早めにおむつ交換を。お湯で温めたウエットティッシュやガーゼでお尻を拭いてから取り替えるのもひとつの方法です。
授乳の前後やお昼寝から起きたときはおむつチェックのタイミング。月齢の低い時期は排尿回数も多いので注意が必要です。
赤ちゃんのしゃっくりは成長過程のひとつと言われ、無理に止める必要はありません。
しゃっくりを止めようとして驚かせたり、くしゃみをさせたり、耳を押すといった民間療法は赤ちゃんにはオススメできません。特に、うつ伏せに寝かせるのはとても危険な行為です。
基本的には「赤ちゃんがされたらイヤなこと」はせず、おさまるのを優しく見守ってあげましょう。
しゃっくりは身体の未発達な赤ちゃんが内臓器官を成長させている証であり、日常的な生理現象です。ただし、まれに体調不良や何らかの病気が関係している可能性もあります。
「食物アレルギー」など、アレルギー反応によるしゃっくりは、咳や鼻水、じんましんなどを伴います。また、母乳やミルクなどが食道に逆流して起こる「逆流性食道炎」を発症している場合は、しゃっくりと一緒にたくさんのよだれを流し、おう吐することもあります。
その他、感染症や薬の副作用によってしゃっくりが出ることもあるので、息苦しそうなときや、しゃっくりが何時間も長引くような場合は病院で診てもらいましょう。
いかがでしたか?赤ちゃんがよくしゃっくりをする理由がわかれば、ママやパパも安心して子育てを楽しめるのではないでしょうか。
さて、しゃっくりに限らず、赤ちゃんのちょっとした様子の変化に気付くためには、日頃から赤ちゃんとコミュニケーションをとることが大事になってきます。そして、赤ちゃんはママのぬくもりを肌で感じると何より安心するものです。
そこで次の記事では、赤ちゃんとのスキンシップをテーマに、赤ちゃんが喜ぶスキンシップの方法をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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