0歳 教育
  • 更新日:2019年2月26日
  • 公開日:2016年10月11日

外国のパパは育児休暇取得率が高い!日本と何が違うの?

外国のパパは育児休暇取得率が高い!日本と何が違うの?

最近では働くママも増え、共働き家庭も一般的になってきましたよね。日本には男女が同じように社会で活躍し、家庭と仕事を両立した生活を支援するための法律のひとつとして育児休暇制度があります。実際に制度を利用しているママも多いでしょう。しかし、パパも同様に育児休暇を取得している家庭はなかなか少ないのではないでしょうか。厚生労働省の調査でもパパの育児休暇取得率は低水準を保ったままというのが現状のようです。

一方で、パパも育児休暇を取得することはごく一般的と考える国もあります。なぜそのような違いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

日本の育児休暇取得の実情

日本の育児休暇取得の実情

まず、日本の育児休暇取得率をみてみましょう。厚生労働省の調べによると、1996年で女性の育児休暇取得率は49.1%と半分にも満たない状況でした。その後、国や企業による対策が進み女性の取得率は大きく伸びて、2007年以降は80%台を切ることなく高い水準をキープしています。

一方で、男性の育児休暇取得率は1996年でわずか0.12%。2007年にようやく1%を超え、その後伸びているものの、2018年に発表された数値でも5.14%にとどまっており、男女間の取得率の開きは大きいままとなっています。
日本は母親の育児休暇は比較的取りやすい一方で、父親育児休暇はにくい環境だと言えるでしょう。

※参照
厚生労働省「育児休業取得者割合」
「結婚」や「家事分担」に関する男女の意識の違い

男性の育児休暇取得率が高い国

では、外国の様子はどうなっているのでしょうか。男性の育児休暇取得率が飛躍的に改善した他国の例をご紹介しましょう。
男性の育児休暇取得率が高い国

ノルウェーの場合

福祉先進国と呼ばれるノルウェーですが、1993年までは男性の育児休暇取得率はわずか5%程度でした。しかし、2012年以降には男女ともに90%を超えています。
その大きな変化のきっかけとなったのが「パパ・クオータ制度」です。これは育児休暇の一定期間をパパに割り当てる制度で、もし父親が育児休暇を取らなければ休暇や給付金をもらう権利が消滅してしまうというものです。これにより、多くの父親が育児休暇を取得するようになりました。
このとき支給される給付金は、給料の80~100%です。高い給付金を得られることで、育児休暇中の経済的負担が少なくなったことも、取得率を押し上げた理由のひとつでしょう。

スウェーデンの場合

「パパ・クオータ制度」をノルウェーで導入後、スウェーデンでも同様の制度が「パパ・ママ・クオータ制度」として導入されました。その効果により現在スウェーデンの育児休暇取得率は、男女ともに80%前後まで上昇しています

ドイツの場合

ドイツでは2006年に3.3%だった男性の育児休暇取得率が数年で10%台まで上昇し、2016年には34.2%まで伸びました。きっかけは育児休暇中の給付金制度「両親手当」の新設です。
「両親手当」により、育児休暇中でも給料の67%の給付金を受け取ることができるようになったのです。そのため、父親が子育てのために仕事をお休みしてもその期間に手当が出るので、生活に対する不安は少なくなります。それに加え、ドイツはもともと有給休暇の取得率がとても高い国です。社会全体で休暇をとりやすい環境であることも、大きく関係していると考えられます。

※参照
厚生労働省「ケース別にみた育児休業制度の取得しやすさ」
大阪府「自治の窓 地方公務員における男性の育児休業についての一考察 第6章」
国別労働トピック2016年8月ドイツ・父親の育児休業取得率、34.2%

パパの育児休暇取得率が高い国の共通点は?

パパの育児休暇取得率が高い国の共通点は、「国や企業が十分な支援制度を設けている」ということでしょう。しかし、他にも影響を与えているとみられる考え方があります。それは「男女平等の思想」、「義務や権利に対する意識の高さ」、そして「話し合う習慣」といった点です。
なぜこれらの国はパパの育児休暇取得率が高いのか?

男女平等の思想

多くの欧米諸国では、19世紀頃に民主主義が確立されると共に、女性が社会や政界へと進出するようになっていきました。そして女性だけが家事や育児を強いられることのないよう、徐々に法整備なども整えられていったのです。このように長い年月をかけて、「パパも育児をして当然。ママも働いて当然。」という考え方は根付いていきました。
現在では、教育にもこの考えは浸透しており、多くの学校では性別やジェンダーに関わらず平等な教育を行っています。大人は子供に対して「女の子だから大工さんよりお花屋さんはどう?」など性別で縛り付けるようなことは言いません。子供たちは自由に学び、幅広い選択肢の中から自ら将来を決めていくのです。

権利や義務に対する意識の高さ

外国人には、義務や責任を果たす代わりに、権利もはっきりと主張するべきという意識があります。
また、家族に対する義務は仕事に対する義務と同等もしくはそれ以上に重視されています。社会全体が育児に対し、前向きな考えを持っているからです。そのため、企業側も従業員のライフ・ワーク・バランスを大切にし、ホームオフィス制度やワークシェアリングなど柔軟な働き方を提供するケースが多いです。
教育においても同様に、親や教師は子供に対し「あなたは意見を言う権利がある」と教え、子供を一人の人間として尊重します。
このように子供の頃から権利や義務に対する教育を受けるので、効率良く仕事をこなすことで義務を果たし、有給や育児休暇という権利もしっかり主張することが当然と考える社会ができあがっているのです。

話し合う習慣

赤ちゃんが生まれると、多くの夫婦は子育ての方針や仕事との両立など、様々な問題に直面します。
しかし外国の夫婦の多くは、夫婦間の意見交換を良いことと捉え、育児への関わり方について互いに同じ方向を向くための重要なプロセスであると、前向きに考えます。出産前から、どのタイミングでどのくらいの期間育児休暇を取得するのかなどといった話し合いを重ね、自分たちの暮らしにとってのベストな「最適解」を模索していきます。
子供の頃から「他者と意見が異なることは当然のことで、問題は話し合って解決する」という教育を受けてきているからこそ、パパもママも育児に対して積極的に話し合うのです。

※参照
Newsweek 0歳からの教育 「男が直面する育児の現実」長岡義博、安藤智彦
「生きる力をつける ドイツ流 子育てのすすめ」サンドラ・ヘフェリン

これからの日本の働き方に求められるもの

男性の育児休暇取得率が低い日本では、子育てにおける母親の負担がまだまだ大きいのが現状です。
しかし、少子化の波を止めるためにも、今後は日本の育児支援制度も欧米化し、男性がより育児に参加していくことが求められるようになると考えられます。
また、男性が育児支援制度を活用できるようにするためには、家庭の状況に応じてより柔軟に労働時間を調整できることも重要です。制度だけでなく、日本人の働き方も欧米のように多様化していくことが求められるでしょう。
さらに、外国人労働者の受け入れも進んでいることも、日本人の育児や仕事に対する考え方・意識に影響を与えていきそうです。
今の子供達が大人になったとき、日本社会はさらに国際化しており、働き方に対する国際的な感覚なども求められるようになっているでしょう。

バイリンガル子育てで子供の国際感覚も養おう!

子供が国際化する社会に適応できるように、小さいうちから外国の多様な考えや文化に触れておくこともオススメです。言葉と文化は密接に結びついているので、家庭でCDやDVDなどを活用して、外国語に早くから触れるのも良いでしょう。国際共通語である英語でのバイリンガル子育てなら、様々な国で通用する英語力を育てることができます。
では、幼少期からのバイリンガル子育てでは、具体的にどのような教育をすればよいのでしょうか?
また、日本に住んでいても、海外に行かなくても、子供をバイリンガルにすることはできるのでしょうか?
次の記事では子供をバイリンガルに育てる方法ついての疑問や不安についてお答えします!

幼児期からの英語教育で、子供の可能性を広げましょう!
詳しくは コチラをご覧ください。
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