公開日:2016年07月08日
4歳は反抗期?子育てのイライラの原因と対処法とは
子育ては楽しく充実感があるものですが、毎日子供と向き合っていると、ついイライラしてしまうこともあります。特に4歳は、甘えたい気持ちと自立心がせめぎ合う反抗期にあたり、子育てに難しさを感じるママも多いようです。
子育てにつきもののイライラとどう向き合うかで、子供の様子や親子の関係も違ったものになりますよ。子育てのイライラの原因と対処法を確認していきましょう。
なぜ起こる?4歳の反抗期
2~3歳くらいまでは、自分でごはんを食べたり洋服を着たりと、どんなことも初めて経験することばかりで、楽しく取り組めるものです。ママも子供の一挙一動を見守って、上手にできると褒めたり、一緒に喜んだりしますよね。
しかし、4歳になり自分でできることが増えると、いつの間にか「何でも自分でしようね」「大きくなったんだし、もう自分でできるね?」と、ママの対応も変化していきます。そうすると、子供心に「もっと僕のことを見てよ」という気持ちが出てきたり、「前みたいに手伝ってくれないの?」と思ったりするようになります。
子供がちっとも言うことをきかない、わがままばかりでイライラする、とママが思う背景にはこうした子供の成長と、親子関係の変化が隠れているのです。
実は子供もストレスを感じている?
4歳の頃は社会性が発達する時期です。これまではお家の人との関りがほとんどだった子供も、お友だちや幼稚園・保育園の先生など、たくさんの人と関わるようになります。お家では困ったことがあるとママを頼ることができますが、外では自分で解決しなければなりません。こうした変化は子供の自立心を刺激する一方で、目に見えないストレスが溜まる原因にもなります。
お友だちとケンカした、先生に叱られた、言いたいことをうまく言えなかったなど、子供ながらに心に溜め込んだものもあるかもしれません。子供は大人のように言葉を使って気持ちを上手に表すことができず、「反抗」や「甘え」の行動でストレスを発散しようとすることがあります。
子供のわがままは「甘えたい」サインかも
お約束を破る、わがままを言って駄々をこねる、注意されても言うことをきかない。お家で子供がそんな行動をとることはありませんか?機嫌が悪いと泣いて手をつけられなくなったり、暴れてものを壊してしまうこともあるでしょう。中には、妹や弟にわざと意地悪なふるまいをする子供もいます。
子供がこうした困った行動を取るのは、「もっとママに甘えたい」という気持ちの表れであったり、外で感じたストレスを発散するためかもしれません。
子供のわがままにはこう対処する!
子供のしつけには、毅然とした態度をとることが必要です。しかし、わがままの背景に甘えと自立の葛藤がある場合は、厳しくしすぎると逆効果です。そんなときは思い切って子供のわがままに付き合い、甘えたいだけ甘えさせると、すっと聞き分けがよくなることがあります。
服の着脱や部屋の片づけを自分でしないときは、無理にさせようとせず、「ママと一緒にしよう」と言って手伝ってあげましょう。わがままを言ったり、泣いて言うことをきかないときは、叱るよりも抱っこして甘えさせる方が実は効果的。自分の思いを受け止めてもらえることで子供は落ち着き、やる気を取り戻すことができます。
子育てにはリフレッシュも大切!
子供へのイライラをぐっと我慢して、寛容に対応するのは大変なことです。特にママの心に余裕がないときはイライラする思いを我慢できず、子供に厳しく接してしまうこともあるでしょう。
どうしてもイライラを我慢できないときは、思い切って子供を祖父母や夫に預け、一人の時間をゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。近くに子供の面倒をみてくれる人がいないときは、保育園や託児所の一時預かり、ベビーシッターを利用するのも手です。
子供と離れることで、冷静になれることもあります。ゆっくり落ち着いた時間を過ごして、気持ちをリフレッシュしましょう!