新生児に与えるミルクの適切な量は?足りない、飲みすぎのサイン
- 更新日:2020年8月24日
- 公開日:2019年11月22日
新生児の外出はいつからOK?お出かけする際の注意点と持ち物
「赤ちゃんと一緒にお出かけして良いのはいつから?」「新生児を外に連れて行っていいの?」など、ママやパパの疑問は尽きないのではないでしょうか。初めての育児であればなおさらですね。
赤ちゃんとの外出は、そのタイミングを知ることと、事前の準備によって不安を解消することができます。
今回は、初めてのお出かけにベストな時期とその注意点を詳しくご紹介します。赤ちゃんのお出かけデビューもこれで安心!
新生児はいつから外出できるの?
「1ヶ月検診」はママと赤ちゃんのお出かけデビュー日
出生後28日未満の赤ちゃんは「新生児」と呼ばれ、外出は避けるべき時期といわれています。新生児のうちは体力が弱く、免疫力も低いため病気にかかりやすいうえ、ちょっとした気温の変化や疲れなどによってもすぐに体調を崩してしまうからです。
一般的に赤ちゃんの最初のお出かけは、生後1ヶ月頃に行われる「1ヶ月検診」になることが多いようです。この検診で赤ちゃんの健康状態に問題がなければ、少しずつ外出する機会を増やせますよ。
生後1ヶ月の赤ちゃんの状態は?
赤ちゃんの成長と発育の特徴
生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、生まれたときより体重が1kgほど増加し、皮下脂肪がついてきて見た目もふっくら肉づきがよくなってきます。
運動機能も徐々に発達してくるこの時期は、握る手に力を入れたり、足をバタバタと動かしたりなど活発な動作を見せる赤ちゃんもいます。
首はまだ据わっていませんが、少しずつ力がついてくる頃です。視力はまだ十分ではありませんが、20〜30cmほど顔を近づけると赤ちゃんもじっと見つめるようになり、動く方を追視するようになります。
時折「あー」「うー」といった声(クーイング)をあげるのもこの時期の特徴。聴覚は発達が早い機能のひとつで、大きな音やオルゴールなどの優しい音にもよく反応します。ぐずっているときには「どうしたの?」と声をかけてあげましょう。ママやパパの語りかけが親子の絆を育んでいきます。
目安にしたい平均的な身長と体重
育児中のママとパパにとっては何かと気がかりな赤ちゃんの成長具合。体重が平均よりも増えすぎていたり、逆に軽すぎても心配ですよね。でも、あまり神経質になる必要はありません。赤ちゃん一人ひとり生まれたときの体重や身長が異なるように、その後の成長の具合にも個人差があるのです。
一般的な平均値はあくまでもひとつの目安として知っておくとよいでしょう。
下記は、厚生労働省が実施している「乳幼児の身体発育調査」(平成22年度調査)より抜粋した数値です。
生後1〜2ヶ月未満の赤ちゃんの体重・身長
・男の子 身長:55.5㎝、体重:4.78kg
・女の子 身長:54.5㎝、体重:4.46kg
出典
厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」
授乳・ミルクの頻度をチェック
この頃の赤ちゃんは起きている時間が徐々に長くなり、授乳間隔も少しずつ一定になってきます。個人差はありますが、授乳は1〜3時間おきと考えましょう。
1回に授乳する時間は左右それぞれ10分以内が理想的。あまり長い授乳はママにも赤ちゃんにも負担がかかるので好ましくありません。30分以上かかりそうなときは、いったん切り上げて様子を見ましょう。
授乳の回数は1日7〜8回が目安ですが、あまり回数にとらわれず、赤ちゃんが欲しがったら欲しがるだけ飲ませてあげて大丈夫です。ただ、母乳ではなく、ミルクの場合は、メーカーが推奨する量と時間を守ることを基本とします。
新生児を過ぎ、生後1〜2ヶ月を過ぎる頃にはママも赤ちゃんも授乳のコツを覚え、回数や量も落ち着いてきますよ。
睡眠時間の目安と生活のリズム
生後1ヶ月を過ぎた赤ちゃんの睡眠時間は15〜17時間で、新生児の頃と比べて少しずつ長い時間起きていられるようになります。まだ昼夜の区別がつかないために夜中に起きてしまうこともありますが、この頃から生活のリズムを整えていくようママやパパが意識することが大切。
たとえば昼間、起きている時間にはしっかりと赤ちゃんをあやして相手をしてあげましょう。夜、ぐずってなかなか寝つけないときには赤ちゃんが不快に感じる要因を探してあげてください。おっぱいが足りなくておなかが空いていたり、おむつがぬれていたり、皮膚にかゆみがある場合も。また、部屋の温度や湿度による不快感なども赤ちゃんがぐずる要因です。
知っておきたい!外出時の注意点
お出かけは「外気浴」からスタート
1ヶ月検診が無事終わった後、すぐにどこへでも赤ちゃんを連れて行っていいわけではありません。まずはじめは、1日数分程度のお散歩などによる「外気浴」からスタートしましょう。
「外気浴」とは赤ちゃんを外の空気に触れさせることで、皮膚や粘膜に適度な刺激を与えながら外気に体を適応させるのが目的です。
外気浴は、生後2〜3週間頃から室内で行うこともできます。部屋の窓を開けて空気を入れ替えたり風を通したり、日光を取り込むことなどで、あらかじめ戸外の空気に触れていれば、赤ちゃんのお出かけデビューもよりスムーズになるでしょう。
長時間の外出は避けて無理なく安全に
小さな赤ちゃんは、まだまだ体力が十分ではありません。長時間の外出は赤ちゃんにとって負担が大きく、生活のリズムが乱れて体調を崩す原因にも。まずは赤ちゃんのことを最優先に考え、不要な遠出などは避けましょう。
屋内との寒暖差が少ない時間帯を選ぶ
赤ちゃんは体温の調節が苦手です。生後2〜3ヶ月を過ぎても油断は禁物。
お出かけするタイミングは、屋内と屋外の気温差がなるべく少ない時間帯を選びましょう。冬場は気温が上昇する昼過ぎ頃からがベストです。
人混みを避けてのんびりできる場所へ
免疫力が低く雑菌やウィルスに感染しやすい赤ちゃんを、人混みの中へ連れて行くときには注意が必要です。特に感染症がはやっている時期は外出を控えましょう。なるべく混雑を避け、赤ちゃんもママものんびりリラックスして過ごせる場所を選んでください。
真夏・真冬、悪天候の外出はタブー
寒い冬はもちろん、猛暑日が続く真夏の炎天下に赤ちゃんを連れて出かけるのは危険です。散歩や外気浴は、必ず毎日しなくてはいけないものではありません。また天候が悪いときにも不要な外出は避けて室内で過ごしましょう。
車での外出はベビーシートを利用して
道路交通法第71条の3第3項において、6歳未満の子供を車に乗せる際にはチャイルドシートを使用することが義務づけられています。赤ちゃんと車で外出する場合は必ず乳児用のチャイルドシートである「ベビーシート」を利用してください。
上の子がいる場合のやむを得ない外出はできるだけ短時間で
赤ちゃんの上にもお子さんがいる場合、保育園の送り迎えなどでどうしても新生児の赤ちゃんを連れて外出しなければならないこともあるかと思います。その場合は赤ちゃんの安全面や体調面に最大限の配慮をしたうえで、外出時間をできるだけ短時間に収められるよう工夫してください。
お出かけデビューにマストな持ち物リスト
赤ちゃんとお出かけするとき、どんなものを持っていけばいいのでしょう。コレだけは忘れちゃダメ!という生後1~3ヶ月の赤ちゃんにマストな外出時のお役立ちアイテムをピックアップしました。
おむつ替えセット
外出の所要時間を見計らっておむつやおしり拭きなどのおむつ替えセットを用意しましょう。環境の違いから外出先でおしっこの回数が増えたりすることもありますので、おむつの枚数は余裕をもって少し多めに用意するとよいでしょう。また、外出先に都合よく赤ちゃんのおむつ替えができる設備があるとは限りませんので、おむつ替え用のシートもあるといざというときに便利です。
ミルクセット
外出先が授乳しづらい環境であることも考えられますので、粉ミルク、白湯、哺乳瓶といったミルクセットを用意するとよいでしょう。粉ミルクはスティック形状のものなど、使い切りタイプのものがオススメです。
授乳ケープ
周辺に授乳スペースもないような状況で急に赤ちゃんがぐずってしまったときなど、どうしても授乳が必要になったときにあると便利です。
着替えセット
外出先では食べこぼしや汗などで衣類が汚れてしまうこともしばしば。肌着やスタイ、上下の衣類など、忘れずに用意しておくようにしましょう。
ビニール袋
汚れたおむつやおしり拭き、着替えた衣類を持ち帰るためにビニール袋が数枚あると便利です。
タオルケットやおくるみ
外出先で赤ちゃんが寝てしまったときのために用意しておくとよいでしょう。ちょっとした体温調節や、おむつ替えシートの代用としても使えるので、1枚あると重宝します。
抱っこひも
駅やデパートなど、上下動の多くなる外出先では、ベビーカーよりも抱っこひもを使って移動する方が便利です。赤ちゃんがぐずったときにあやしたりする際にも使えます。
お気に入りのおもちゃ
赤ちゃんは環境の変化にとても敏感。外出先で予期せずぐずってしまうこともあるかもしれません。そんなときは普段お気に入りにしているおもちゃがあると、赤ちゃんを安心させてくれるでしょう。
母子手帳と保険証
外出先で急に体調を崩してしまったときのために、たとえ短時間の外出の場合でも母子手帳と保険証は持参するようにしましょう。長時間の外出や旅行では必須です。また、外出のルートに病院があるかどうかを事前に調べておくと、いざというときに安心です。
外出時のベビー服選びワンポイントアドバイス
外出時のベビー服は何を着せたらいいの?とお悩みのママはきっと多いはず。ここでは、赤ちゃんのお出かけウェアを春・秋、夏、冬の3シーズンに分け、季節に合わせた選び方のコツをまとめました。
春・秋は肌着+カバーオールで軽快に
短肌着または長肌着の上にスナップで開閉できるカバーオールを基本のコーディネートに。1日の寒暖の差が気になる春と秋は、おくるみなどのプラスワンアイテムが役に立ちます。
夏のお出かけは冷房対策を忘れずに
赤ちゃんは普段からとても汗っかき。夏場は通気性・放湿性に優れた綿素材の短肌着+薄手のカバーオールで涼やかに。冷房対策としてタオルケットやおくるみを1枚持って出かけましょう。
冬の快適あったかコーデは厚着に注意!
短肌着や長肌着の上にカバーオール、上からおくるみやベストなどで暖かく。ただし寒い季節はついつい厚着になりがちです。赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、室内では上着を脱がすなど体温調節をしてあげましょう。
いかがでしたか?赤ちゃんとのお出かけは、そのタイミングや持ち物などに注意することでママ・パパも安心して楽しむことができそうですね。
さて、お出かけデビューの時期の赤ちゃんも、まだまだ自宅で過ごす時間が多いもの。そんな時間に自宅での英語学習を検討してみてはいかがでしょうか?最近は子供が小さい頃から英語学習を取り入れるご家庭が増えてきています。
次の記事では幼児期の自宅での英語学習をテーマに、その方法とポイントについてご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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