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音楽にはさまざまな効果があるのをご存知でしょうか。音楽は、赤ちゃんにたくさんのいい影響を与えます。子供の発達に役立つ音楽の効果と赤ちゃんにオススメの音楽について、詳しくみていきましょう。
音楽教育といえば、音感やリズム感、音楽的なセンスを養うものというイメージが強いのではないでしょうか。しかし、それ以外にも赤ちゃんは音楽からさまざまな影響を受けます。
まだ言葉を上手に操れない赤ちゃんは、目や耳から得られる情報だけが頼りです。周囲の人が笑顔で笑いかけてくれるとうれしさを感じ、優しい音楽が聞こえてくると楽しさや安らぎを覚えます。
音楽は、心理的療法やセラピーなどにも使用されているとおり、人の心を落ち着かせる作用があります。美しく情感豊かなメロディ、心がウキウキ弾むリズム、体全体に響く音の振動。その効果は、赤ちゃんの心身の発達にとてもいい影響をもたらしてくれます。
ママのお腹の中で約40週を過ごす赤ちゃんは、24週めくらいから耳が聞こえるようになり、日々、音の影響を受けながら成長していきます。赤ちゃんは胎内でどんな音を聞いているのでしょう。
実は赤ちゃんに届いている音は、大きく分けて3種類あるといわれています。
心臓の鼓動や血液が流れる音、内臓が動く音などを、子宮の中にいる赤ちゃんは敏感に捉えています。
生まれたばかりの赤ちゃんがママを恋しがって泣いたりぐずったりした時に、胎内音を聞かせると泣き止むこともあります。
赤ちゃんが聞いている3つの音の中で、もっとも身近な音がママの声です。これは外界の音として聞こえるだけでなく、母体の振動として直接赤ちゃんに伝わります。そして胎内で聞いたママの声を赤ちゃんはしっかりと覚え、生まれてすぐに聞き分けることができるといわれています。
包丁をトントンとたたく音やママ・パパが聞く音楽なども、赤ちゃんには届いています。ただし、このような外界の音はママのお腹の皮膚や羊水に隔てられた状態で聞こえてくるため、かなりくぐもった状態になり、私たちが毎日聞いている音とは違うようです。
赤ちゃんはお腹の中にいる時から色々な音と出会い、感覚器官を成長させているのですね。
赤ちゃんは歌やリズム、音楽を聞くことが大好きです。赤ちゃんの脳は音楽にとてもよく反応し、音楽を聞くことからたくさんの良い影響を受けて成長します。
実際に、音楽は生まれたばかりの赤ちゃんにどのような効果をもたらすのでしょうか。
音楽と言語には密接な関係があります。脳科学の研究からも「音と言葉」は同じリズムをもち、両方を識別する能力は同じように発達すると報告されています。
このことから、周囲の人たちの歌いかけやCDなどによる音楽環境に囲まれて育った赤ちゃんは、その歌詞から言語の基盤となる音韻を確実に受け取って成長すると考えられています。
例えば、英語の音楽などを聞いていれば、“L”と“R”、“B”と“V”などの微妙な音の違いを聞き分ける能力を獲得でき、外国語の習得にも好影響を与えるといわれています。
良い音楽を聞かせることで、音を聞き分ける力を育んでいく赤ちゃんに絵本を読み聞かせる時には、歌うように音読してあげるとさらにいい効果が生まれます。ぜひ試してみてください。
赤ちゃんと一緒に歌を歌ったり、おもちゃや楽器を目の前で振ったりする働きかけは、赤ちゃんの表現力やコミュニケーション能力の向上に役立ちます。
時には音楽に合わせて手や体を動かす「手遊び歌」を聞かせましょう。人と関わり合う楽しさを感じることは、赤ちゃんの社会性を高める大きな一歩につながります。
人間の喜怒哀楽や睡眠欲などを司る脳の部位に「扁桃体(へんとうたい)」という場所があります。好きな音楽を聞くと「扁桃体」が活性化し、心地よさを促進するといわれています。
これは赤ちゃんも同じです。
また、心地よいと感じる音楽を聞くと脳の視床下部に生じるステロイドホルモン(ストレスや興奮を促すホルモン)の分泌が抑制され、心と体をリラックスさせてくれます。心の落ち着きは、赤ちゃんの豊かな表情や感情の表出を促します。
脳の発達が著しい乳幼児の時期に音楽による刺激を受けると、学習能力にも多くの好影響を与えることがわかっています。音楽が流れると、脳は音の要素である「リズム」、「音質」、「音程」を理解しながら処理しようと多くの回路を駆使します。
赤ちゃんの脳が活性化することにより、学習能力の土台を形成する記憶力・空間的知能・計算処理能力が高まると考えられています。
カナダ・トロント大学の研究では、定期的に音楽のレッスンを受けている人は、何もしていない場合よりもIQが高くなる傾向があるという興味深い結果を提示しました。
※参照
「A Musical Fix for American Schools」The Wall Street Journal
音楽を聞かせることが良いということはわかっても、ずっとかけっぱなしにするのは赤ちゃんの脳や聴覚を疲れさせてしまうこともあるため、逆効果となりかねません。
では、実際にどんな音楽をどんなタイミングで、いつまで聞かせたらいいのでしょう。ここではそのポイントについてご紹介します。
赤ちゃんが心地よく眠るために、ママの子守唄に勝るものはないといわれています。また、音程やリズム、音量にあまり大きな変化がなく、ゆったりとした繰り返しが多い子守唄は赤ちゃんを安心させ、自然な眠りへと誘います。
寝かしつける時に子守唄を歌ってあげるのが難しい場合は、同じような特徴のある曲やオルゴールなどを選んで聞かせてあげてください。
生後間もない赤ちゃんは、1日に何度も寝起きを繰り返します。睡眠のリズムを整えてあげるためにも、お昼寝や夜寝る前など、決まった時間に決まった音楽を聞かせましょう。徐々に体内時計が整い、眠るタイミングを覚えてくれるようになります。
そして赤ちゃんが眠ったあとは音を止め、静寂の中で耳と脳を休ませましょう。オンとオフを上手に使い分けることは赤ちゃんの耳を育てるためにも大切です。
普段の遊びの中にも積極的に音楽を取り入れましょう。ママやパパが歌って聞かせたり、赤ちゃんを抱っこしてリズムに合わせてそっと体を動かしたりすることで、赤ちゃんに音楽の楽しさが伝わります。
また、赤ちゃんの名前や「ママ」「パパ」などの言葉を入れた替え歌や「いないいないばぁ!」、歌いながら赤ちゃんの手のひらを「こーちょこちょ」っとくすぐる簡単な歌遊びもオススメです。
続けるうちにママやパパが自分の真似をしていることにも気付き、はしゃいだり笑ったりしてくれるようになりますよ。日常の何気ない真似遊びは赤ちゃんのリズム感を高めるとともに、親子の絆を深めます。
赤ちゃんが大好きな音楽を毎日一緒に聞いたり歌ったり。そんな育児はママやパパにも楽しいひとときに違いありません。子守唄や手遊び歌に加え、英語の曲などにも目を向けると、赤ちゃんが喜ぶレパートリーを増やしていくことができます。
また、英語の曲を活用することで、言語能力を発達させるために必要な「日常的にその言語を聞いて口に出す」という音声学習の要素を得ることができます。音声学習の要素が詰まった歌は言語の学習にもうってつけです。
英語の言語能力の習得のためにも、積極的に英語の歌を活用することをオススメします。
以下に、YouTubeで視聴できるオススメの英語の歌をご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
初めて英語に触れる歌としてまずあげられるのがこの『ABCのうた』ではないでしょうか。ミニーマウスが歌うこの大人気ソングは、楽しく英語に親しむのに最適です!
『ABCのうた』と同じメロディーで、その親しみやすさとわかりやすい歌詞が特徴の定番人気ソング。繰り返し聞くことで赤ちゃんの記憶にも残りやすい1曲です。
音楽を聞くだけでなく、思わず一緒にダンスをしたくなるような変化に富んだ映像は、赤ちゃんとの日常的なリズム遊びにもぴったり。
動物の鳴き声や手をたたく音など体を使った動きがカラフルな映像とともに流れます。リズムに合わせて真似しながら楽しく歌ってみてはいかがでしょうか?
毎日の暮らしの中でさりげなく聞く音楽に、ふと心が癒されることは大人にもよくあることです。音楽は、これから脳が発達する赤ちゃんにとって、私たちが想像する以上に好影響を与えるようですね。
歌や音楽を通して、今だからこそできる赤ちゃんとの素敵なコミュニケーションを楽しんでください。小さな頃に聞いた歌は、赤ちゃんが大人になってもずっと心に残る大切な親子の思い出です。いつしか一緒に口ずさむ日が来るのではないでしょうか。
さて次の記事では、赤ちゃんの英語学習にオススメの英語の歌をテーマに、赤ちゃんが聞き取りやすい曲をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
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ディズニー・キャラクターたちと一緒に英語を楽しく学べるから、お子様も大喜び!
© Disney © Disney/Pixar
© Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.
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