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赤ちゃんが生まれて最初にするのが名づけです。日本では子供の名前を決めるときに、吉凶の占いに基づき名字と名前の画数のバランスにこだわったり、漢字の意味を意識したりする慣習があります。
では、日本と異なる文化や風習がある外国では、子供の名前をどのようにして決めるのでしょうか?子供の名前にまつわる外国ならではの風習や文化についてご紹介します!
日本人の名前は「姓」+「名」で成り立っていますが、アメリカやイギリスなどの欧米の国々では「名」を先にして、「ファーストネーム(名)」+「ミドルネーム(名)」+「ラストネーム(姓)」で成り立っていることが多いです。このように2つの名を持つ人の多くは、普段「名」として呼ばれるのはファーストネームまたはミドルネームのどちらかとなります。
ミドルネームは省略されることも多く、頭文字だけで表したり、ファーストネーム+ラストネームだけを使ったりすることもあります。
ただし、パスポートの申請や正式な書類へのサインには、ミドルネームを省略せずに記入します。姓名が同じ人を区別するのにも、ミドルネームは役立っています。
また、ファーストネームとミドルネームの両方を呼び名として使っている場合もあります。生まれたときに親がどのように呼ぶか決めていることが多いようです。ただ、ファーストネームで呼ぶのが一般的な国で、ミドルネームが呼び名の場合は、事前に保育園や幼稚園などにミドルネームで呼んでほしいと伝えることもあります。
ミドルネームには色々なつけ方があります。
父母や祖父母、親類のファーストネームやミドルネームを子供のミドルネームとしてつけることがあります。例えば、長男は父親、長女は母親の名前をミドルネームとしてつけるような場合です。
また、結婚によって女性が夫の姓を名乗る国では、旧姓を子供のミドルネームにつけることもあります。
ミドルネームのつけ方が伝統的に決められていることが多いスペインやチリのような国では、子供が生まれる前でも、子供の性別が分かった時点でミドルネームが既に決定していることもあります。ときには、子供を授かる前から「将来子供ができたら、このミドルネームをつける」と決まっている場合もあるのです。
洗礼名(キリスト教徒が洗礼を受けるときにつけられる名前)がミドルネームになっている場合もあります。洗礼名は聖人や天使の名前が由来になっている場合が多いようです。
歴史上の偉人などの、尊敬する人物もミドルネームの由来として人気です。
例えば、『ジェーン・エア』を書いた文学者ブロンテ姉妹にちなんで“Bronte”とつけたりします。
また、偉人だけでなく、恩師や友人の名前にちなむ場合もあるようです。
スペインや南米では、子供にパパとママ両方の苗字をつける習慣があります。
この場合、フルネームは「ファーストネーム(名)」+「ミドルネーム(名)」+「ラストネーム(父親の姓)」+「ラストネーム(母親の姓)」となります。
ミドルネームはつけない場合が多いようですが、名と姓が一つずつの日本人からすると「名前を書くのが大変そうだな…」と思ってしまいますよね。
このように名も姓も2つずつある人が他の国に移住した場合、書類の名前を書く場所が小さすぎることも。ですから、日本のように一つずつの名と姓が一般的な国に移住したときは、重要な書類以外、ファーストネームと片方の苗字だけを記入しているようです。
日本では「ケンタロウ」を「ケン」「ケンちゃん」、「ミサキ」を「ミサ」「ミーちゃん」と呼ぶなど、名前の響きを変えて愛称で呼ぶことがありますね。アメリカやイギリスでも同様に“David”(デビッド)を“Davey”(デイビー)“Dave”(デイブ)と呼ぶなど、ファーストネームを短くして呼ぶ風習があります。
中には、日本人から見るとわかりづらい短縮の仕方をする名前もあります。
例えば、“William”(ウィリアム)は“Bill”(ビル)や“Billy”(ビリー)に、“Robert”(ロバート)は“Bob”(ボブ)“Bobby”(ボビー)に、“Elizabeth”(エリザベス)は“Beth”(ベス)“Betty”(ベティー)“Liz”(リズ)“Lisa”(リサ)に変化します。
正式名と響きが全く異なる呼び方の短縮名があるなんて、驚いてしまいますね!
短縮名は、子供が生まれたときに両親や家族が決めることがほとんどです。小さな頃から家庭で呼ばれることで定着し、その後子供が大きくなって自分の名前を名乗るときも、正式名ではなく短縮名を使うことがよくあります。
アメリカやイギリスでは短縮名を日本の愛称のように「呼び名」として扱うだけでなく、ファーストネームの代わりに手紙やメール、書類などにサインするときにも使います。短縮名が正式名と同じくらい重要なものとして扱われるというのは、日本の文化にはないことなので、知識として知っておくとよいかもしれません。
なお、名前のつけ方以外にも、海外には日本と違った風習が多くあります。次の記事では、国ごとに異なる太陽など、ものの色の表現方法を紹介しています。こちらの記事もぜひご覧ください。
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