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公開日:2016年12月20日

日本は母乳先進国だった?!外国人が驚く日本のママの授乳事情

日本は母乳先進国だった?!外国人が驚く日本のママの授乳事情

アメリカを始めとする外国では、外出先で赤ちゃんに母乳をあげるとトラブルになってしまうこともあります。一体なぜそのようなことが起こってしまうのでしょうか?

外国と日本の社会を比較してみると、日本が母乳育児の先進国であることが見えてきましたよ。

<目次>
アメリカ人のママは外出先で授乳ができない?!
外国人が驚く日本のママの授乳事情
外出先でも授乳を行うための工夫とは?

アメリカ人のママは外出先で授乳ができない?!

アメリカ人のママは外出先で授乳ができない?!

近年アメリカで、レストランや図書館、病院、公園などの公共の場での授乳が大きな社会問題になっています。外出先で赤ちゃんに授乳をしようとしたママが、店員に出ていくように言われたり、周囲の人から心ない言葉を投げかけられたりする出来事が起こり、授乳をめぐって社会的な議論が巻き起こっているのです。

アメリカには人前での授乳を問題視する風潮があり、母乳育児を原始的な行動と捉えたり、授乳している姿がセクシャルな印象を与え周囲の人が不愉快な思いをするという考えを持つ人もいます。

そもそも、昔のアメリカでは、母乳よりもミルクの方が栄養価も高く赤ちゃんの体にいいと信じられ、ミルクで育児をする人が多数派でした。しかし、1989年、WHO(世界保健機関)とUNISEF(国際連合児童基金)が発育効果や免疫効果のある母乳育児を推進する指針「母乳育児を成功させるための10ヶ条」を発表したことから、医療機関でも母乳育児へのサポートが積極的に行われるようになりました。これにより、赤ちゃんに母乳を与えたいと思うママたちが増加したという背景があります。そのためアメリカのほとんどの州では、母乳で赤ちゃんを育てたいと思うママのために公共の場での授乳を認める法律を定め、法的に守るという措置をとっています。

しかし、アメリカでは公共の場での授乳の歴史が浅いこともあり、授乳の仕方を巡ってトラブルや議論も起きているようです。

参照:レストランで授乳をするのはいけないこと? 飲食店の対応が議論の火種に
参照:ピジョン株式会社プレスリリース「授乳に関する日本・中国・米国3ヵ国調査を実施」
参照:Mama & Baby Lactation Service「レストランで授乳していい?悪い? (母乳育児と法律)」
参照:海外の母乳育児アメリカの取り組み

外国人が驚く日本のママの授乳事情

外国人が驚く日本のママの授乳事情

アメリカでは人前での授乳が問題になることがありますが、日本ではそのようなトラブルはほとんどありません。外国人のママの方が日本人のママよりも母乳育児を選択する人の割合が多いからというわけではなく、むしろ母乳育児をしている割合は日本人のママの方が多いくらいです。外国人からしてみれば、一体どうして日本では授乳に関するトラブルが起きないのか、不思議に思うかもしれませんね。

日本では、江戸時代の頃にはすでに人前や外出先で母乳を与えることがごく普通のこととして行われており、公共の場での授乳が社会的に受け入れられていました。

また、日本の多くの産院では母乳育児に関する指導を積極的に行っています。例えば、産後10日くらいまでの間に出る初乳にはビタミンAやビタミンE、ナトリウム、亜鉛、セレンなどが豊富で、免疫を高める「免疫グロブリン」や「ラクトフェリン」、「オリゴ糖」などの成分も含まれていて、赤ちゃんの発育にとって重要であることなどが指導されます。2015年度の厚生労働省の調査によれば、妊娠中に、「ぜひ母乳で育てたいと思った」と回答した方の割合は 43.0%、「母乳が出れば母乳で育てたいと思った」と回答した方の割合は 50.4%であり、合計すると9割を超えていました。妊娠中の時点でほとんどのママが母乳育児に対して肯定的な姿勢なのです。

このような背景から、日本では、授乳のための環境整備にも意識が向けられ、外出先で授乳の場所に困らないように役場や駅、図書館、デパートなどには授乳室が備えられています。また、授乳の際のグッズもさまざまなものが開発され、肌を露出せずに授乳できる授乳服や授乳ケープなどのアイテムもたくさん流通しています。

授乳室や授乳のためのアイテムが充実している日本は、外国人から見ると「先進的で素晴らしい!」と感じるかもしれませんね。

参照:公共の場で授乳「ありorなし」、あなたはどう思いますか?
参照:厚生労働省「乳幼児栄養調査」

外出先でも授乳を行うための工夫とは?

授乳できる環境が整っている日本でも、外出先だと人目が気になって簡単には授乳できないこともあります。では外出先でも気軽に授乳するためには、どのような工夫をしておくとよいのでしょうか。

まず、外出先に授乳室があるかを調べておきましょう。いざというときに駆け込める場所を知っておくと、気持ちにゆとりを持てます。外出先での授乳に備えて、授乳服と授乳ケープを身につけるのもオススメです。
授乳服には授乳口がついているので、授乳室がないところでもサッと授乳ができます。普段着としても着られるデザインの授乳服も多く、周りから授乳服だと気づかれにくいだけでなく、コーディネートを楽しめることもうれしいポイントです。
授乳服と合わせて授乳ケープを上から羽織れば赤ちゃんをすっぽり隠せるため、一見すると授乳中には見えません。あらかじめ自宅で授乳服や授乳ケープを使った授乳練習をしておけば、外出先で赤ちゃんがぐずって泣き出してもスムーズに授乳できます。

周囲への配慮はどうすればいいの?

公共の場での授乳が広く受け入れられている日本であっても、出産・育児の未経験者の中には、授乳している様子を見て戸惑ってしまう人もいます。そのため、人目がある場所で授乳するときは、人がいる方向とは逆方向に体を向けたり壁側を向いたりしましょう。子供を寝かしつけるときのように、子供を抱え込む姿勢を取ると、人目をよりシャットアウトできます。
交通機関で座る席にも気を配ることも良い方法です。バスでは後方の座席に座ったり、電車では車両の端の方に座るなど、なるべく人目につかない位置に座ることを心かげると良いでしょう。

このように、ちょっとした気配りで外出先でも授乳がしやすくなります。乳児期の赤ちゃんとお出かけの際は、上記のポイントをチェックして授乳に備えましょう!

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