新生児に与えるミルクの適切な量は?足りない、飲みすぎのサイン
- 公開日:2021年9月28日
赤ちゃんの爪切りはいつから?上手な切り方のコツや爪のトラブルも解説!
新生児の手足の指はとても小さく、はじめて切るときは不安なもの。「いつから、どうなったら切れば良いのか」「何を使って切れば良いのか」と疑問に思われるママ・パパも多いのではないかと思います。赤ちゃんの爪は、白い部分がのびて、爪先が指の先よりも出たら切ってあげましょう。爪がのびた状態で産まれる赤ちゃんの場合は、産後すぐに切りはじめることもあります。
ほかにも、赤ちゃんの爪を切る頻度や、爪切りに使う道具の種類とそれぞれのメリット・デメリット、上手に爪切りを行うコツや注意点、起こりがちなトラブルとその対処法などについて、詳しくご説明します。
目次
新生児の赤ちゃんの爪切りはいつから?どうなったら?
赤ちゃんの爪切りの必要性を判断する基準としては、「爪の白い部分が指の先よりものびていること」を目安にしてください。その状態になると、のびた爪の間にゴミや汚れがたまりやすくなり、衛生的に良くありません。またのびた爪で自分の顔や体を傷つけてしまう危険性も高まります。
赤ちゃんの爪切りをはじめる時期については一定の決まりはなく、目安の月齢というものも特にありません。なぜなら赤ちゃんの成長過程は十人十色であり、爪ののび方やその速度も赤ちゃんによって異なるからです。
なかには爪がのびた状態で生まれてくる赤ちゃんもいて、そういった場合には生まれて間もない時期であっても爪切りをする必要があります。
いつがベスト?赤ちゃんの爪切りのタイミングや頻度
爪切りのタイミングは「お昼寝中」がベスト
赤ちゃんの爪を切るのにオススメのタイミングはズバリ「お昼寝中」です。起きている赤ちゃんはじっとしていることが難しいので、短時間でスムーズに爪切りを終わらせるためにも、赤ちゃんが寝ている間がベストなタイミングということになります。
お昼寝中以外なら、赤ちゃんが集中して手足の動きが少なくなる「授乳中」がオススメ。ママは授乳に集中してパパや家族が爪を切るようにすると、効率よく爪を切り進めることができるでしょう。
もし赤ちゃんが起きているときに爪切りをする場合には、おもちゃを使ったり話しかけてあげるなどして、爪切り以外のことに注意が行くように工夫してみてください。
すべての爪を一度に切る必要はありません。赤ちゃんがいやがるようなら無理に切り進めることはせず、残った爪は機会をあらためて切るようにしてあげてください。赤ちゃんがいやがって暴れ、けがをさせるようなことになっては大変です。
赤ちゃんの爪切りの頻度は数日から1週間に1回程度が目安
爪がのびる速度は赤ちゃんによってさまざまですが、だいたい数日から1週間に1回程度が爪切りの頻度の目安になります。数日に1度は赤ちゃんの爪ののび具合をチェックして、爪の白い部分が指の先よりものびていたら切ってあげるようにしましょう。
爪は切らない限りどんどんのびていってしまいます。衛生面の問題やケガの危険性など、爪がのびていることによって起こるトラブルは多いので、日頃から赤ちゃんの爪ののび方には注意を払うようにしてくださいね。
ベビー爪切りの種類は、はさみとやすり、どっちが良い?それぞれのメリット・デメリット
赤ちゃんの爪切りのための道具には「はさみタイプ」「てこタイプ」「やすりタイプ」の3つの種類があります。ここではそれぞれの道具の特徴や適した月齢、またそれぞれのメリット・デメリットについて詳しくご説明します。
はさみタイプの爪切り
赤ちゃんの爪を切るベビー爪切り(赤ちゃん用の爪切り)としてもっともメジャーなのがこの「はさみタイプ」です。
赤ちゃん用の爪切りばさみなら、先端が丸くなっていて指を傷つけないような作りになっているので安心です。切る範囲を自由に調整できますので、使い慣れれば一番便利な爪切りの道具といえるでしょう。
はさみタイプのメリット
新生児の爪はとても薄くて柔らかいため、少しずつ赤ちゃんの爪を確認して切り進めるにはこの「はさみタイプ」が最適です。はじめての爪切りで何を使って良いかわからないというときは、まずこの「はさみタイプ」の爪切りを準備すると良いでしょう。
はさみタイプのデメリット
普段大人は「てこタイプ」の爪切りを使うことが多いので、慣れていないと扱い方が難しいというのが「はさみタイプ」のデメリットです。
はじめて使う場合は慎重に、そして丁寧に切り進めるようにしてください。慣れてしまえば小さな新生児の爪もスムーズに切り進めることができるようになるでしょう。
てこタイプの爪切り
大人もよく使う「てこタイプ」の赤ちゃん用爪切りです。小さな赤ちゃんの爪に合わせてサイズが小型化されています。
構造的に「てこタイプ」の爪切りは「はさみタイプ」よりも広い範囲を切ることに適しているため、新生児の小さい爪を切ることにはあまり適していません。
一般的には、生まれて間もない赤ちゃんには「はさみタイプ」の爪切りを使い、成長に合わせて「てこタイプ」へと移行していくことが多いようです。「てこタイプ」の爪切りを購入する場合は対象年齢(月齢)の確認を忘れないようにしましょう。
てこタイプのメリット
大人も普段使っているので、扱いに慣れていて切りやすいというのが「てこタイプ」の爪切りのメリットです。「はさみタイプ」よりも短時間で爪切りを終えることができるのも、赤ちゃんの爪切りでは大きなメリットになります。
てこタイプのデメリット
広い範囲を切るのに向いていることもあり、加減を誤ると深爪にしてしまいやすいというのが「てこタイプ」の爪切りのデメリットです。また爪を切る際の「パチン」という大きな音を赤ちゃんが気にしてしまい、爪切りをいやがってしまうケースもあるようです。
やすりタイプの爪切り
爪を切るのではなく、削ることで長さを整えるのが「やすりタイプ」の爪切りです。爪を切ることに怖さを感じるママ・パパにオススメです。
「やすりタイプ」には電動式のものもあり、アタッチメントを取り換えることによって大人と兼用できるものもあります。またアタッチメントは月齢によって使用すべきものが変わるため、使用前に対象月齢の記載部分を確認するようにしてください。
やすりタイプのメリット
ほかの2つと違い「切る」ことがないので、安全性が高いというのが「やすりタイプ」の一番のメリットといえます。また爪の状況をチェックしながら削り進めることができるので、深爪をしてしまう心配がありません。
「はさみタイプ」や「てこタイプ」の爪切りを使った後に、断面をきれいに整えるためにも使えます。
やすりタイプのデメリット
やすり本体や下に落ちた爪の削りカスの掃除に手間がかかるのが「やすりタイプ」のデメリットです。
また切る場合よりも時間がかかることが多いため、途中で赤ちゃんがぐずってしまう可能性も高まります。「やすりタイプ」で爪切りをするときは、できるだけ赤ちゃんが寝ているあいだにするのが良いでしょう。
ベビー爪切りのタイプ別のメリット・デメリットのまとめ
爪切りのタイプ | メリット | デメリット |
はさみタイプ | 爪の状態を確認しながら少しずつ切り進めることができる | 慣れていないと扱い方が難しい |
てこタイプ | 扱いに慣れていて切りやすい | 加減を誤ると深爪にしてしまいやすい |
やすりタイプ | 安全性が高い | 削りカスの掃除に手間がかかる |
はじめて・苦手な方必見!上手な爪の切り方のコツと注意点
爪切りの手順
はじめて赤ちゃんの爪切りを行う場合は、あらかじめ手順を覚えておくとスムーズに爪切りを進めることができて安心です。
手順① 道具を用意する
手順② 体と指をしっかり固定する
手順③ 爪を切る
爪切りの大まかな手順はこの3つです。以下にそれぞれの手順について詳しくお伝えします。
手順① 道具を用意する
まずは爪切りに使う道具を用意しましょう。爪を切る道具以外に用意しておくことをオススメしたいのが、赤ちゃんの手の下に敷くティッシュペーパー(チラシや新聞紙でもOK)。切った爪を受けとめてくれるので終わった後の掃除が楽になります。
また、赤ちゃんが起きているときに爪切りをする場合は、赤ちゃんの体が動いてしまうことを防ぐために、赤ちゃんをくるむ大判のバスタオルがあると便利です。手だけを外にだすようにしてくるんであげると爪切りが格段にしやすくなりますよ。
手順② 体と指をしっかり固定する
爪切りの途中に赤ちゃんが激しく動いてしまうと、誤って指を切ってしまったり、深爪をしてしまったりする危険性が高まります。赤ちゃんが動くことを抑えるためには抱き方が大事なポイントになります。
まだお座りができない月齢の場合は、赤ちゃんを膝の上に抱きかかえて赤ちゃんの体を安定させてください。この際、赤ちゃんの手を上からのぞき込むようにして見られる体勢をとることが重要です。
赤ちゃんがお座りできる場合は、赤ちゃんを膝の上に座らせて、後ろから包み込むようにして抱っこしてあげてください。この場合も手を上からのぞき込むようにして見られるようにしましょう。
赤ちゃんの手を取ったら、爪を切る指の第一関節を持ってしっかりと固定してください。
手順③ 爪を切る
赤ちゃんの体と指をしっかり固定したら、爪切りをはじめましょう。慣れないうちはゆっくりで構いません。慎重に少しずつ切り進めるようにしてください。
赤ちゃんがいやがったり暴れたりしたら無理に切り進めることはせずにいったんやめましょう。長引きそうなら途中でやめて、後で残った部分を切るようにしてください。
上手な爪の切り方のコツ
手の指の爪の切り方のコツ
爪を直線的に切ると爪の両端が鋭角になり、肌に引っかき傷を作る原因となりますので、爪をカーブ状に切りそろえるのが良い切り方だとされています。一般的には爪の両端から切りはじめ、そのあと真ん中部分を切って形を整えるのが、上手にカーブ状に切るコツです。
ただし、爪の両端を切りすぎると「巻き爪」の原因にもなりますので、切りすぎには注意しましょう。
足の指の爪の切り方のコツ
手よりも足の指の方が巻き爪になりやすいといわれていますので、爪の両端の切りすぎには特に注意してください。巻き爪を防止するためには、爪の白い部分がまっすぐになるように切る「スクエアカット」が良いとされています。中央部分をまっすぐカットして、爪の両端のみ若干カーブするように切ってあげると、爪が肌を傷つけることを防ぐことができます。
ワセリンを使うと爪が散らばらない
切った爪が飛び散るのを防ぐためには、はさみや爪切りの刃にワセリンを塗るのが良いといわれています。ワセリンに切りとった爪がくっつくことで、掃除が楽になるほか、飛んだ爪が赤ちゃんにあたっていやがることも防げますので、利用してみても良いでしょう。
赤ちゃんの爪切りの注意点
まず巻き爪などのトラブルの原因になる「深爪」にならないように注意してください。赤ちゃんの爪は柔らかく簡単に切れてしまうため、ついつい深爪にしてしまいがちです。深爪を防ぐために、爪の白い部分を1mmほど目安として残すようにしましょう。
また、赤ちゃんがぐずっていやがる場合には無理をせず次の機会にあらためましょう。無理に爪切りを続けると赤ちゃんが爪切りを嫌いになってしまう可能性もありますので注意が必要です。一度にすべての爪を切ってしまいたい気持ちはよくわかりますが、赤ちゃんの状況を優先してあげてください。「切れるときに切れる分だけ」と、心に余裕をもって考えるようにしましょう。
赤ちゃんの爪ののばしすぎや深爪で発生する爪トラブルと対処法
ここでは赤ちゃんの爪ののばしすぎや深爪で発生するトラブルと、それらの対処法についてお伝えします。紹介するのは以下の4つのトラブルです。
トラブル① 指と爪のあいだにゴミや汚れが詰まってしまう
トラブル② 顔や体を引っかいてしまう
トラブル③ 巻き爪
トラブル④ 変形(スプーンネイルなど)
トラブル① 指と爪のあいだにゴミや汚れが詰まってしまう
爪がのびていると指とのあいだにゴミや汚れが詰まりやすくなってしまいます。赤ちゃんは指を口元に運ぶことがとても多いので、ゴミや汚れが詰まった指を口に含んでしまうと衛生的に良くありません。
ゴミや汚れが詰まってしまった場合は爪を切りそろえた後、指先を洗ったりふき取ったりしてゴミや汚れを取り除いてください。
トラブル② 顔や体を引っかいてしまう
赤ちゃんは手足をバタバタ動かして自分の顔や体を触ったりします。そんなときに爪がのびていては肌を引っかいて傷つけてしまうことになります。またどこかにぶつけたりすると爪が割れてしまうこともあり得ますので注意が必要です。
爪を切った後にやすりで整えるようにすると、断面が滑らかになって肌を傷つける危険性が減ります。
トラブル③ 巻き爪
上の2つは爪ののばしすぎで起こるトラブルですが、逆に爪の切りすぎ=深爪によって起こりやすくなるのが巻き爪です。爪の両端が皮膚に食い込むようにのびていってしまい痛みや炎症を引き起こしてしまうのが巻き爪の症状です。
爪を切る際は両端を切りすぎないように注意しましょう。両端は爪の中央部分に比べて少し多めに白い部分が残るように切りましょう。
トラブル④ 変形(スプーンネイルなど)
赤ちゃんの爪はとても薄く柔らかいため変形しやすく、爪が反り返る「スプーンネイル」を起こしやすいとされています。これは爪の長さに起因して生じるトラブルではありませんが、反り返った爪は普通の爪よりも形状的に肌を傷つけやすいため、のびすぎには特に注意するようにしてください。
スプーンネイル自体は赤ちゃんが成長して爪が厚くなることによって自然に治ることが多いとされています。心配のないケースがほとんどですが、まれに皮膚の病気などが原因で起こる場合もありますので、気になるときは小児科を受診するようにしてください。
編集部オススメ!人気の爪切りグッズ紹介
最後に編集部オススメの爪切りグッズを4つご紹介します。道具選びの参考にしていただければ幸いです。
※これらの商品情報は2021年8月時点のものとなります。販売状況や製品内容は今後変更となる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
新生児つめきりハサミ/ピジョン
対象月齢:0カ月~
生後間もない赤ちゃんに合わせて、特に小さくて薄い刃で作られた、新生児から使えるはさみタイプの爪切りです。ハンドルは3本の指で支える形になっていて、大人の手でも扱いやすいように工夫されています。
ハンドル部は抗菌剤入り樹脂を使用していて衛生的。使わないときに刃先を保護するキャップが付属しています。
ベビーつめきり 切ったつめが飛び散らないケース付/ピジョン
対象月齢:9カ月~
成長によってある程度爪がしっかりしてきた赤ちゃんに適した、てこタイプの爪切りです。赤ちゃんの爪を切るのに適した平らな刃先で、爪の先がよく見えるため深爪を防ぐことができます。切った爪を受けとめるケース付きなのでお掃除も簡単。保管に便利なキャップ付きです。
ガラス製爪やすり/ベビーブルージラフ
対象月齢:特になし
鉛などの有害な物質を含まない良質な原材料で製造された安全設計の爪やすりです。はさみタイプやてこタイプの爪切りで、うっかり指を傷つけてしまわないか不安なママ・パパに特にオススメです。両面がやすりになっていてとても便利。ガラス製なので研磨効果が衰えることがなく、使用後に水洗いして乾燥させることでくり返し何度も使用できます。ソフトケース付きで持ち運びにも便利です。
ベビーレーベル ネイルケアセット/コンビ
対象月齢:0カ月~
単3アルカリ乾電池2本で作動する電動タイプの爪やすり。月齢別の取り換え式アタッチメントが付属していて、新生児から使用することができます。2段階のスピード調節機能や左右回転切り替え機能、さらに手元が見やすいようにライトが付いているなど、機能面も申し分なし。さらにママのネイルケア用のアタッチメントも付属していて、とても利便性の高い製品です。
いかがでしたか?子育てに追われて日々忙しくしていると、赤ちゃんの爪ののび具合をついつい見落としがちになることも多いのではないでしょうか。
爪をのばしたままにしておくとさまざまなトラブルの原因になりますので、数日に一度はチェックするようにして、のびているようなら切ってあげるようにしてくださいね。
さて、爪トラブルと同じく注意を払いたいのが赤ちゃんの肌トラブルです。暑い時期はもちろんのこと、皮膚の汗腺の密度が高い赤ちゃんは大人よりもずっと汗をかきやすく、汗をかいたまま放置するとあせもなどの皮膚トラブルの原因となってしまいます。
そこで次の記事では「赤ちゃんのあせも」をテーマに、あせもの原因とその対処法などについて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください!
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