ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 学校の授業だけで、英語は話せるようにならない?~「2020年の英語教育改革に関する意識調査」より~

英語教育に関するニュース

2020年の英語教育改革の意識調査

2020年の教育改革で大きく変わる、小学校の英語教育

2020年の文部科学省の教育改革の一環で、小学3・4年生から外国語活動が導入され、5・6年生から英語が教科となり成績評価されることになります。また、中学・高校の英語授業は英語で行われることが基本とされます。そして、大学入学共通テストでも、これからは「聞く・話す・読む・書く」の4技能が問われます。今まで「読む・聞く」の2技能の評価に留まっていた、日本の英語教育にとっては非常に大きな転換期といえるでしょう。

このように学校での英語教育の大幅な改革が進められる一方で、「学校の授業だけで、英語は話せるようにならない」と思っている父兄が94%に達することが、2018年7月に日本マーケティングリサーチ機構が全国の小中高校生の保護者300名を対象に行なった「2020年の英語教育改革に関する意識調査(※1)」でわかりました。

今回はこの意識調査の結果のポイントを説明しながら、今の時代に合った子供の英語学習方法を探ります。

※1 参考リンク:
子どもの英語教育に関する意識調査 保護者300人を対象に実施。94%の親が学校の授業だけでは英語は話せないと回答。 〜2020年英語教育改革に関する意識調査〜

「2020年の英語教育改革に関する意識調査」結果のポイント

①「学校の英語教育だけで英語が話せるようにはならない」と考える保護者が大半

「学校の英語教育だけで英語が話せるようになると思いますか?」という質問に対して、小中高校生の保護者の実に94%(283人)が「話せるようにはならない」と答えました。現在の小中高校生の保護者は、文法中心の英語授業にドップリと浸かっていた世代。「学校の英語は受験のための英語だから、英会話力を期待するのは難しいだろう」と思っても、無理はないでしょう。

一方で、「現在、子供に英語を学習させていますか?」という質問に対して、「はい」と答えた保護者はわずか25%(74世帯)でした。

②英語教育改革のことを知っている親は4割ほど

では、2020年に英語教育改革があることを、保護者は知っていたのでしょうか?
「2020年の英語教育改革を知っていますか?」という質問に対しては、61%(184人)の保護者が「知らない」と回答。政府としては教育改革をしっかりとアピールしているようですが、まだ多くの人にこのことは伝わっていないようです。
この改革により、2020年度からの小学校の英語授業の時間数は大幅に増えます。小学3・4年生は年間35コマ(1コマ45分)の英語授業が始まり、小学5・6年生は年35コマから年70コマに増えるのです。
もし保護者全員が英語教育改革のことを知っていたら、子供に英語を学ばせる保護者のパーセンテージは変わっていたかもしれません。

③約半数の保護者が、「英語は0~4歳までに始めるべき」と考えている

まだまだ子供に英語を習わせる家庭は少ないのが現状ですが、一方ではこんな回答もありました。
「子供に英語を学習させたいですか?」という質問に対して、「はい」と答えた保護者は74%(222人)もいたのです。
そして「子供の英語教育は何歳から始めるべきだと思いますか?」という質問に対しては、約半数の47%(141人)の保護者が「0~4歳まで」と回答していました。

「英語が理解できなくても、音(発音)に慣れることを重視している」といった意見も多くあり、早いうちから英語にふれることの大切さを実感している保護者は多いようです。

④子供だけでなく、保護者も英語を学びたいと考えている

幼児期の英語教育が大切だと考える親が多いことはわかりましたが、では保護者自身は英語を話したいと思っているのでしょうか?
「今からでも英語を話せるようになりたいと思いますか?」という質問に対しては、回答した166人中138人の保護者が「はい」と答えています。
多くの保護者が、子供だけでなく自分も英語を学びたいと思っていることがわかりました。

⑤保護者の多くは、将来「英語が話せて当然という社会」になると考えている

グローバル化がますます進む現代にあって、日本にもたくさんの外国人が住むようになりました。職場に外国人が在籍する会社も珍しくなくなり、英語による海外の取引先とのやりとりも、ごく普通に行われています。

0~4歳の子供たちが大人になるまでに、日本に住んでいても、英語を話す必要に迫られる機会が増えていくでしょう。
今回の調査でも、「将来、英語は話せて当然という社会になっていると思いますか?」という質問に対し、過半数の保護者が「はい」と答えています。
この意識が、英語を学びたい保護者の多さにもつながっているのかもしれません。

今の時代に合った子供の英語学習方法とは?

上記の調査結果から、学校での英語教育について懸念を抱きながらも、具体的な対策が見えていない保護者の多いことがうかがえます。
それでは、今の時代に合った子供の英語学習方法とはどのようなものなのでしょうか?

2020年の英語教育改革の大きなポイントは、英語教育の開始年齢が引き下げられ、英語をアウトプットする力がより評価されるようになっている点です。
子供がこの改革の流れにうまく乗れるように家庭でサポートするためには、下記のような対策が考えられます。英語学習の環境作りのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

英語をたくさん聞き、耳を慣らしておく

特に、脳や聴覚が発達が活発な0~4歳の時期は英語を「聞く」力を養うのに最適です。子供が家にいるときは英語のCDやDVDを流す習慣をつけるなどして、子供の耳を英語の音に早くから慣らすことがオススメです。
また、日本人が英語を習得するために必要な時間は約2,000時間と言われています。早目に英語にふれ始めることで、必要な学習時間も確保しやすくなるでしょう。

子供が英語を実際に話す機会を増やす

国際交流イベントなどで、英語のネイティブ・スピーカーとふれあう機会をつくる方法もありますが、日常的に英語を話す機会をつくるためには、専門のサービスを利用することが確実です。
例えば、「ディズニーの英語システム」(DWE)は家庭学習用の英語教材ですが、電話や英語イベントで子供がネイティブの先生とふれあえるサービスがあります(※2)。
こうしたサービスを活用して、英語を話す機会を増やしてあげてください。

※2 DWEのユーザー向けのサービスについてはこちら

親が子供と一緒に英語学習を楽しむ

親が自ら英語を楽しんでいる姿を子供に見せることは、子供のモチベーションアップに非常に効果的です。子供は親が興味をもっていることに関心を抱きやすいのです。
英語が苦手なママ・パパでも、英語にふれることを楽しんでみせることで、子供のやる気を引き出すことができます。英語の歌を歌ったり、英語のフレーズを子供に話しかけたりしてみましょう。
また、親子で楽しめる英語教材を探してみることも、子供に英語の楽しさを伝える近道です。


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