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夢を叶える英語の力!世界の舞台を目指して輝く〜女優・森迫永依さんインタビュー〜

日本人の父と中国人の母のもとで育った女優の森迫永依さん。
4歳の頃から子役としてテレビや映画などで活躍し、2006年には実写版「ちびまる子ちゃん」で主役のまる子役を演じ、一躍アイドルに。

実生活では高校3年で英検®1級取得、TOEICスコアは970点(990点満点)という高い英語スキルの持ち主です。
無意識のうちに幼少期に育んでいた「英語の土台」、また英語で大きく広がった人生の選択肢について、世界を目指して進化を続ける森迫さんにお話を伺いました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。


Q1. 幼少期の言語環境について教えてください。

Q2. 英語を本格的に勉強しはじめたのはいつからですか?

Q3. 学習効果が上がるオススメの勉強法はありますか?

Q4. 英語ができる一番のメリットについてお聞かせください。

Q5. 今後の目標は何ですか?


Q1. 幼少期の言語環境について教えてください。

Q1. 幼少期の言語環境について教えてください。

子供の頃、母は私に早くから英語や中国語など、日本語以外の言語を習得させたいと考えていたようです。生まれたばかりの頃から、"Hello"とか"How are you?"など、英語でよく私に話しかけたと聞きました。

Q1. 幼少期の言語環境について教えてください。

英語による母の問いかけをはじめ、家の中では洋楽が流れていたり、アルファベットの表が家の中に貼ってあったりと、今思い返せば無意識のうちに英語にふれる環境の中で育ったのだと感じます。

日常生活の中でいつも多言語を聞いていた幼児期の体験は、私が後々言語に興味をもつきっかけにもなりました。また、早いうちから英語の発音を聞きながら育ったことは、英語を身につける際の大きなアドバンテージになったといえます。

Q2. 英語を本格的に勉強しはじめたのはいつからですか?

Q2. 英語を本格的に勉強しはじめたのはいつからですか?

実は私自身、自分の意思で英語の勉強に取り組んだのは高校生になってからです。幼い頃から英語が身近だったせいか、中学で英語の授業がはじまったときは、勉強をしなくても何となく文章の組み立てや単語の意味が理解できました。「自分は英語ができるんだ」と勝手に思い込んでいて...。

ところが高校になると「何となく」では文法を理解することができなくなり、成績が下がったことがありました。せっかく子供の頃から語学に親しんできたのだから、ここからは自分の力で英語力をのばしていかないともったいないと思ったのです。

英語に打ち込んだ理由は、もう1つあります。私が通っていた学校には帰国生が多く、英語が話せる子が周りにたくさんいました。学校内でも英語の歌やミュージカルを披露するイベントがよく行われていたので、そんな環境も英語学習のモチベーションにつながりました。

何事も中途半端で終わるのが嫌な性格なので、英語が上手な帰国生に負けたくないという気持ちがありました。当時は1日にやることをリスト化し、自分でスケジュールを決めてタイムマネージメントしながら猛勉強しました。

その結果、高校3年の終わり頃には「英検®1級」を取得し、日常会話に困らないくらいの英語力を身につけることができました。

ワクワクするような幼児期の体験が「英語の土台」をつくる

今になって思うことは、やはり小さな頃から英語や日本語以外の言語になれ親しむことはとても大切だということです。大人になってから勉強をはじめると、時間も努力も必要になるということを身をもって経験しました。

とくに幼児期に洋楽でも映画でも絵本でも、ワクワクしながら見たり聞いたり遊んだりした体験は、英語の土台づくりにつながるのではないでしょうか。

私が高校の3年間で自分が目指す英語力を身につけることができたのも、母語の日本語に加え、英語と中国語が飛び交う恵まれた生活環境の中で育ち、言語に対する抵抗感がなかったからだと両親には感謝しています。

生まれたときから母の英語の問いかけにきちんと答えていれば、もっと早く英語がしゃべれるようになっていたかもしれないと思うことはありますけど(笑)

Q3. 学習効果が上がるオススメの勉強法はありますか?

Q3. 学習効果が上がるオススメの勉強法はありますか?

英語の勉強法は人それぞれ違うと思うのですが、たとえば新しい言葉を覚えるときには、それに関連する類義語や反対語などもいっしょに覚えるようにすると良いと思います。

幼児期であれば、曜日や数字、月の呼び方をお母さんが英語で語りかけたりすると良いのではないでしょうか。言語のつながりを立体的にとらえると、複数の英語がかたまりとして頭に入ります。

ストーリーを知っている洋画を字幕なしでくり返し見る

また、英語は「勉強」と考えると「つまらない、嫌だな」と思うこともありますが、「楽しい」と感じられる自分なりの方法を見つけることも学習効果を上げるポイントだと思います。

私は洋画が好きなので、ストーリーを知っている作品を字幕なしで見るということをよくやっていました。話の流れがわかっているので英語のセリフに集中できます。「英語ではこう言うんだ」とか、「こんな表現もあるんだ」など、いろいろな発見がありました。

高校時代はシリーズものの映画を夢中で見ていました。コンテンツも豊富なので毎回ワクワクしながら何度もくり返し見入っていましたね。

そして、覚えたフレーズはインプットするだけでなく、必ずアウトプットしてみることをオススメします。耳で聞いたらしゃべってみる、しゃべったら次はそれを書く、といった作業を何度もくり返すことで、英語はよりしっかり定着すると思います。

Q4. 英語ができる一番のメリットについてお聞かせください。

Q4. 英語ができる一番のメリットについてお聞かせください。

英語ができると、まず自分の選択肢が増えることが大きなメリットだと感じます。私の場合は大学の学部のチョイスが広がり、アメリカ留学を経験できたこともその1つです。アメリカではハリウッド映画と日本映画の違いについても学ぶことができて、文字通り異文化にふれ、将来のキャリアにつながる数々の体験によって視野が大きく広がりました。

また、インターネット上で世界の最新ニュースを素早く大量に入手したいときにも英語が必須です。欧米の大学の論文などは当然英語なので、日本語以外のさまざまな情報を得ることができます。

海外の映画やドラマを見ようと思ったときも、英語がわかればより多くのコンテンツから見たい作品を選べますし、日本語訳では表現しきれないような深い内容まで理解できて思考力も豊かになります。

女優としての活躍の場は世界へ

女優としての活躍の場は世界へ

もちろん仕事の面でも英語力が役に立っています。英語のクイズ番組に呼んでいただいたり、テレビ番組で英語を使ったりする機会も多くなりました。

先日、海外制作のドラマのオーディションに参加できたこともうれしかったですね。日本のオーディション会場の雰囲気とはまた違った感じで、ネイティブ・スピーカーの制作会社の方が"Relax."(リラックスして)、"It's gonna be fun!"(楽しくやろう!)などと気さくに声をかけてくださる中で演技をしました。英語でより自由に自分らしく自己表現ができ、とても良い経験になりました。

自分が活躍できるかもしれないフィールドが日本だけじゃない。それは女優という仕事を続けていく上で、大きな励みになります。最近は海外の配信ドラマ・映画などでもアジア人への注目度が高まっていると聞き、夢が世界へ向かって大きく広がりました。

Q5. 今後の目標は何ですか?

Q5. 今後の目標は何ですか?

私は4歳のときから劇団で演技を学んでいました。そして大人になって、自分の将来のビジョンを思い描くようになってからは、「いつか海外の映画に出たい」という強いモチベーションに支えられ、英語を学び続けました。

母国語以外に英語や他言語が話せるということは、それだけでは決して特別なスキルではないと思い。ただ英語が話せるだけでなく、表現者であることを自分の強みとして高めていきたいですね。

演じること、そして今まで積み重ねてきた英語力が世界に通用する自分の「武器」として活かせるよう、これからも努力を続けます。

取材を終えて

ネイティブスピーカーのような美しい発音と幼少期から磨き続けた演技力。小さな頃から英語に親しみ、英語を身につけたことでたくさんのチャンスを掴んだ森迫さん。「海外映画のBGMを原曲で歌いたい」「字幕なしで映画を見たい」と日々の生活の中で自分なりの目標を掲げることが大切だといいます。英語が話せることで将来はますます拓けていきそうです。
得意の語学力で世界へと活躍の場を広げ、英語で夢の舞台を目指す若き女優のこれからの飛躍に期待したいですね。


森迫永依さん

プロフィール:森迫 永依(もりさこ えい)
1997年生まれ。女優。2002年から子役として活動し、テレビドラマ『あした天気になあれ。』『新しい風』など数々の作品に出演。2006年には実写版『ちびまる子ちゃん』で主役のまる子役を演じてブレイク。以後、ドラマ、映画、CMと幅広く活躍中。近では、自身の経験や語学力を生かし情報番組やバラエティ番組などにも数多く出演中。

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