ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 「中学生の約40%は英語が嫌い!」衝撃的なアンケート結果。その理由とは?

英語教育に関するニュース

中学生の4割_01

2020年の英語教育改革の影響もあり、小中学生の保護者の英語教育熱は、ますます高まる一方です。ところが、それとは裏腹に、「中学生の約40%は英語が嫌い」という、衝撃的なアンケート結果が発表されました。
いったいどんな内容だったのでしょうか?ご紹介しましょう!

英語の授業についていけず、英語嫌いになる中学生が多い

全国の中学1~2年生の子供と母親600名を対象に調査

セガトイズが2019年7月に全国の中学1~2年生の子供と母親600名を対象に行った「中学校の英語教育に関する実態調査」によると、「英語が嫌い」と答えた中学1~2年生は38.8%と、約40%、つまり5人中2人ほどに及びました。

なぜ英語が嫌いなのかというと、「英語の授業が理解できずについていけない」と答えた生徒が最も多く、約50%(複数回答)。次いで「楽しくないから」が約40%、それ以外には「今の生活においては必要性を感じないから」「英語を話したり、使ったりするのが恥ずかしい」「将来的にも現在も必要性を感じないから」といった回答がありました。

英語の授業についていけなくなってしまうと、それをきっかけに英語嫌いになる中学生がとても多いようです。また、英語の授業が楽しくないという感想が多いのも、保護者や学校の先生にとってはショッキングでしょう。

英語を学び始めてから、すぐ英語嫌いになった中学生も意外と多い

では、中学生はいったいどのタイミングで、英語を嫌いになったのでしょうか?

これに対しては、「学んでいく過程で」という答えが最も多く、約60%でした。
最初は英語を学ぶことに抵抗がなかったにもかかわらず、学んでいくうちにだんだん授業についていけなくなり、次第にやる気を失っていってしまったというパターンなのかもしれません。

気になるのは、学び始める前から英語が嫌いだった中学生は10%に満たず、「学び始めてからすぐ嫌いになった」と答えた中学生が約35%と、3人に1人以上いたことです。

英語を学び始める前は英語嫌いではなかったのに、授業を受け始めてからすぐ英語嫌いになったということは、英語の授業そのものに馴染めなかった可能性が十分に考えられるでしょう。

英語が好きな中学生の多くは、学校の授業や英語教室などを通して好きになる

英語嫌いの中学生は約40%でしたが、では逆に「英語が好き」と答えた約60%の中学生は、いったいどんな風に英語と接してきたのでしょうか?

これに対しては、約70%(複数回答)の中学生が、「学校の授業を通して」と回答しています。次いで「英語教室などの校外学習」と答えた中学生が、約40%でした。
英語の授業についていけず英語を嫌いになってしまった中学生が多い反面、英語を好きな中学生の多くは、学校の授業や英語教室などを通して英語好きになったようです。

おそらく「英語が好き」と答えた生徒の多くは、英語の授業が理解でき、成績も悪くないのでしょう。英語嫌いの生徒が授業についていけず英語嫌いになる経緯を考えると、英語授業のスタート時から「授業を理解できる」ということが、いかに重要かを痛感させられます。

中学生の4割_02

グローバル化が進む中、親の英語教育に対する関心は高い

約99%の母親が「英語を喋れるようになってほしい」と回答

さて、今までは中学生本人への質問でしたが、母親は子供の英語教育に対していったいどう思っているのでしょうか?「子供に英語を喋れるようになってほしいと思いますか?」という質問に対しては、約99%の母親が「はい」と回答しています。

その理由については、「仕事の選択肢が広がると考えるから」が約70%(複数回答)と最も多く、次いで「将来、英語で困ってほしくないから」(約60%)、「グローバル化が加速すると思うから」(約50%)、「自分が英語を喋れずに苦労したから」(約30%)といった回答がありました。

中学生の母親のほとんどが、我が子が英語を喋れるようになることを望んでおり、将来的に英語が必要になると予測しています。日本では英語を使わずに暮らしていけるとはいえ、ここまで国際化が進むと、さすがに「英語が必要ない」と考える母親はいないということでしょう。

また、母親の約3人に1人は、自分自身が英語で苦労した経験をもっており、子供にはそういった思いをさせたくないと考えているようです。2020年の英語教育改革によって、英語好きの中学生が増えてくれることを願いたいものです。

まとめ

社会のグローバル化が進み、いま中学校に通う子供たちは、 "英語を話すのが当たり前の社会"を生きることになるでしょう。企業に就職しても、ビジネス英語を使って仕事をする機会が増え、海外とのやり取りも今よりもっと頻繁に行われるはずです。

もしかしたら、子供たちが社会人になったとき、会社のデスクの隣に座っているのは外国人かもしれません。そんな社会を生きていく子供たちが、英語教育の入口でけっしてつまずくことのないよう、親もしっかりと考えていきたいものです。

英語教育に関するニュース