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英語教育に関するニュース

世界の中での日本の英語力は49位

2018年に発表されたEF社による国別英語力ランキングで、日本の英語力は88ヵ国中49位でした。2011年の調査で44ヵ国中14位だった日本の順位は、その後8年連続で下落しています。新聞記事から日本の英語教育の課題を探ってみましょう。


日本の英語力49位 88ヵ国・地域で

日本の英語力は非英語圏で49位――。スイスに本部のある国際語学教育機関が今月、英語を母語としない88カ国・地域を対象に調べた「英語能力指数」を公表した。日本は3年連続で、5段階から下から2番目の「低い」と認定された。

世界116カ国・地域で教育事業を展開する「EFエデュケーション・ファースト」はオンライン上で無料の英語力測定テストを実施し、2011年からこの指数を公表。今年は世界で約130万人のデータを分析し、日本は数千人が参加したという。日本の順位は11年には44ヵ国・地域で14位だったが、年々下落している。日本法人のサンチョリ・リー社長は「日本と他国との差は相対的に開きつつある」と指摘した。

■主な国・地域の英語能力ランキング

順位国・地域
1 スウェーデン
2 オランダ
3 シンガポール
4 ノルウェー
5 デンマーク
6 南アフリカ
7 ルクセンブルク
8 フィンランド
9 スロベニア
10 ドイツ
30 香港
31 韓国
32 スペイン
34 イタリア
35 フランス
42 ロシア
47 中国
48 台湾
49 日本
53 ブラジル
87 イラク
88 リビア

朝日新聞 2018年11月11日 社会欄より
藤原学思 記者

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英語力3位のシンガポールは小学1年生から英語で授業

EF社の英語能力指数は、世界中の成人のEF英語標準テストの受験データに基づき世界各国の英語力を数字で表したもので、この指数が以下の5つのレベルに分類されます。日本の能力レベルは、2017年に引き続き、④低い英語能力でしたが、このレベルでは「観光客として英語を話す国を旅することができる」などに留まり、英語でプレゼンや会議を行ったりするレベルには達していないと判断されます。ビジネスで英語を活用するには日本の英語力はまだまだ足りません。

アジアはどの地域よりも、地域内の英語能力の格差が大きくなっており、2018年の英語力ランキングでは、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどが①非常に高い英語能力とされた一方で、カンボジアやラオスなど⑤非常に低い英語能力とランクされた国もありました。
こうした格差の原因には歴史的な背景だけでなく、教育制度の違いもあります。例えば、英語力ランキング3位のシンガポールの公用語は英語、北京語、マレー語、タミル語の4つですが、1987年以降、英語を重視した教育制度に早くからシフトしていました。シンガポールでは小学校1年から全て英語で授業が行われています。こうした授業が可能なのは、ほとんどの子供が幼稚園などですでに英語をある程度学んでいるという実態があるからです。

日本の英語力が国際社会で通用するレベルになるためには、子供たちがより早くから英語に触れられる環境を整えるなど、教育制度のさらなる見直しが必要となりそうです。

【参考】EF社の英語能力指数の5つのレベル

①非常に高い英語能力(2018年英語力ランキング1位から12位)
  • CEFRレベルのB2相当
  • 社会生活の場面で正しい意味合いを持たせた適切な言語を使用できる
  • 高度な文章を簡単に読むことができる
  • 英語のネイティブスピーカーと契約交渉ができる
②高い英語能力 (2018年英語力ランキング13位から27位)
  • CEFRレベルのB1相当
  • 職場でプレゼンを行える
  • テレビ番組を理解できる
  • 新聞を読める
③標準的な英語能力(2018年英語力ランキング28位から44位)
  • CEFRレベルのB1相当
  • 専門分野における会議に参加している
  • 歌の歌詞を理解することができる
  • 熟知した内容についてプロフェッショナルなメールを書くことができる
④低い英語能力(2018年英語力ランキング45位から65位)
  • CEFRレベルのB1相当
  • 観光客として英語を話す国を旅することができる
  • 同僚とちょっとした会話ができる
  • 同僚からの簡単なメールを理解することができる
⑤非常に低い英語能力(2018年英語力ランキング66位から88位)
  • CEFRレベルのA2相当
  • 簡単な自己紹介(名前、年齢、出身国)ができる
  • 簡単な合図を理解できる
  • 海外からの訪問者に基本的な指示をすることができる

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