ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 子育てのイライラを解消!「ママのゆるコツ事典」著者・渡辺のぞみさんにインタビュー

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ゆるコツ事典書影

子育てで戸惑ったときに、パッと取り出して読みたい『ママのゆるコツ事典』

「子供が朝なかなか起きてくれない」「お味噌汁をいつも残してしまう」
子育てをしていると、そんな小さな戸惑いに出会うことは、多いのではないでしょうか?

そんな戸惑いをスルスルと解決してしまうアイデアがたくさん詰まった本・『ママのゆるコツ事典』があります。
今回はその著者であり、5歳と1歳の女の子のママでもある渡辺 のぞみさんに、子育てをする上でのちょっとしたコツについて伺いました。


Q1.この本を発刊したきっかけは何ですか?

Q2.この本のタイトルにある「ゆるコツ」とは、どんな意味ですか?

Q3.例えばどんな「ゆるコツ」があるのでしょうか?

Q4.子供にプラスの言葉をかけてあげることが大切なんですね。

Q5.渡辺さんが特に「実践して良かった」と思う「ゆるコツ」は何ですか?

Q6.お子さんに英語の絵本の読み聞かせもされるそうですね。

Q7.子育て中のママに向けて、メッセージをお願いします。


Q1.この本を発刊したきっかけは何ですか?

私は独身時代から編集関係の仕事をしていて、結婚してフリーの編集者になってから『お仕事のコツ事典』(文響社)という本の企画・編集を行いました。
働く女性が「何となく会社に行きたくない」と思うようなときに、ポンと背中を押してモチベーションをアップさせるような本を制作したのです。
この本を出した頃、私は下の子を妊娠し、仕事と家事と育児でてんてこ舞いの日々を送っていて、「お母さんって本当に大変!」と心から実感していました。
そこで、「『お仕事のコツ事典』のママバージョンがあったら、役に立つかも」と思ったのが、発刊のきっかけです。

渡辺のぞみさん1

Q2.この本のタイトルにある「ゆるコツ」とは、どんな意味ですか?

子育てをしていると、思い通りにいかないことがたくさんあります。例えば「朝食に野菜を出したのに、半分しか食べてくれない」というようなときに、「食べなさい!」といくら言っても、子供は食べてくれません。
そんな風に思い通りにならないことについて色々悩んだ挙句に、あることに気づきました。それは、「今この子が野菜を食べなくても、それで死ぬわけじゃない!」ぐらいにゆるりとした気持ちになると、意外と子育てが上手くいくということです。
「いいお母さんになろう」「完璧なママになろう」とがんばりすぎると、子供は思い通りにならないことだらけなので、イライラが募るばかりです。それよりは、いっそのこと「もうママなんてや~めた!」と一時的に母親業を肩の荷から下ろしてしまうと、子育てがずっと楽になるんですよね。

「ゆるコツ」とは、そんな風にママのイライラを解消して、ゆるりとした育児を応援するためのコツのことです。朝起きてから夜寝るまで、起床・ご飯・歯みがきなどの日常で起こるさまざまなママのイライラを、ゆるりと切り抜けるためのコツが本書にはたくさん書かれています。

Q3.例えばどんな「ゆるコツ」があるのでしょうか?

「子供がどうしても起きてくれない」というときに、窓やベランダを指差して「あ、飛行機!」「あ、猫!」というように、子供が好きそうなもので意識を外に向けさせると、パッと起きてくれたりします。
また、「ホカホカのパンケーキを焼くよ」「搾りたてのオレンジジュース飲む?」というように、朝ごはんの魅力的な1品で誘ったり、早起きできたらママと一緒に散歩するのを日課にするのもアイデアのひとつです。

子供のことで困ったことがあると、ついママは怒ってしまいますよね。私も経験あるのですが、そんなことをしても、結局は何の効果もないんです。たとえば子供がお味噌汁を半分残したときに、「まだ半分しか飲んでいないの?早く飲みなさい!」と言っても、子供は嫌な気持ちになるだけです。それよりは、「今日はもう半分飲めたのね。すごいね」とプラスの言葉をかけると、子供は自分から飲もうとします。
もちろん、プラスの言葉をかけたからといって、いつもうまくいくとは限りません。でも、それでもいいんです。「今日お味噌汁を飲まなかったぐらいで、どうなるわけじゃない」と、ママがゆるりと思えることが大切だと思うんです。

渡辺のぞみさん2

Q4.子供にプラスの言葉をかけてあげることが大切なんですね。

はい。子供が困ったことをしたり、自分の思い通りにならないときでも、できるだけ怒らずに、発想の転換で乗り切ることが、「ゆるコツ」の大きなポイントです。
困ったときに怒るよりも、何かできたときにいっぱい褒めたほうが、子供は嬉しくて「もっとがんばろう」という気になります。そうしているうちに、困ったことが少なくなっていくような気がします。

Q5.渡辺さんが特に「実践して良かった」と思う「ゆるコツ」は何ですか?

遊びのページのところに「ねじりんぼうごっこ」というのがあるのですが、床屋さんの前のくるくる回る看板を見つけたときに、「真似してくるくる回っちゃおう~!」と言って、子供たちと一緒にくるくる身体をねじらせるんです。
たったそれだけの単純な遊びなのですが、うちの子供たちはとても喜んでいて、床屋さんの前を通るたびにくるくるしています。我が家の場合はそれが床屋さんの看板でしたが、遊びのきっかけは何でもいいし、どこにでもあると思うんですよね。家にいるときや街を歩いているときに、子供と一緒に遊べるような何かを見つけておくと、子育てが楽しくなる気がします。
それから、子供と一緒に歩きながら、何かを見つけるのもいいですよね。いつも通る道に紫陽花が咲いていたら、「今日の紫陽花は紫かな、それともピンクかな?」と言いながら、紫陽花の色の変化を一緒に楽しんだりしています。

「遊ぶ」というと、公園に行ったり遊園地に行ったりすることを考えるママもいるのですが、実は子供にとって遊びって、本当に小さなことでいいんですよね。家の近所を一緒に歩くだけでも、いいと思うのです。
大切なのは、「ママと一緒に何かする」ということだと思います。ママが一緒に遊んでくれて、ニコニコして楽しそうだったら、子供ってそれだけでも楽しいって感じられるんですよね。

渡辺のぞみさん3

Q6.お子さんに英語の絵本の読み聞かせもされるそうですね。

はい。私自身が英語が好きなので、よく子供に読み聞かせをしています。たとえば『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』という絵本は、子供が大好きでよく読んでいます。CDを流すこともあるのですが、繰り返しのリズム感がいいみたいで、子供はすっかり覚えてしまいました。

ワールド・ファミリーの「ディズニーの英語システム」(DWE)も、自宅でママと一緒に楽しめるという点が、とてもいいですね。うちはまだ習い事はやらせていませんが、自宅で子供に絵本を読んだり、一緒に遊んでいるだけでも、自然と子供は色々なことを覚えているように思います。

子供って、親が楽しんでいることには、とても興味を示すみたいです。我が家のパパは折り紙が大好きで、1時間半もかけてコガネムシを作ったりするのですが、その影響で長女は折り紙が大好きになりました。

渡辺のぞみさん5

Q7.子育て中のママに向けて、メッセージをお願いします。

今の時代は仕事などで忙しいママがとても多いと思いますが、どんなに忙しくても、子供が小さい頃に親子で一緒に過ごすことは、とても大事だと思います。
子供とずっと一緒にいると、イライラすることもたくさんあります。まるで嵐のような日々の中で、子供を可愛いと思えないときもあるかもしれません。そんなとき、自分なりの「ゆるコツ」をつかんで、子育てを楽しむ気持ちになれると良いと思います。
「ゆるコツ」は、お母さんが10人いれば10通りあると思いますので、この本を通じてママたちが自分なりの「ゆるコツ」を見つけていただけたら嬉しいです。

まとめ

良い意味で「いい加減」になることは、人生の様々なシーンで必要なことかもしれませんね。
子育ての日々の中で、ときにはママもイライラしてしまうことは仕方ありません。
でも、「早くしなさい!」「そんなこともできないの?」などと、子供をしかり飛ばしてしまう前に、『ママのゆるコツ事典』をぜひ読んでみてください。
心の重荷を下ろして「なんとかなるさ」という気持ちになると、子育てがずっと楽になると思いますよ。


渡辺のぞみさんプロフィール

プロフィール:渡辺 のぞみ(わたなべ のぞみ)

1977年、埼玉県生まれ。編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在はフリーランスで書籍の企画・編集に携わる。主な担当書籍に『お仕事のコツ事典』(文響社)、『42本のローソク』(塚本 やすし・著、冨山房インターナショナル)などがある。2013年に第一子(長女)、2016年に第二子(次女)出産。東京都杉並区在住。

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