ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 約半数の保護者が「小学校の英語授業に期待しない」?!家庭での英語学習フォロー法は?

英語教育に関するニュース

家庭でどう英語学習をフォローすべきか1

2020年度から小学校で英語が教科として加わることが決定しています。新たに始まる小学校での英語教育。その中身は、一体どのようなものになるのでしょうか。
課題や問題点を見つめながら、家庭でできる学習フォローについてもご紹介します。

小学校での英語教育はどう変わるの?

家庭でどう英語学習をフォローすべきか2

文部科学省はグローバルな時代の流れに対応できる人材育成のために、生徒の英語力向上推進プランを進めています。課題となるのは、英語の「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の育成です。これまで行われてきた日本の英語教育は中学校からのスタートでしたが、「聞く」「話す」など、人とのコミュニケーションで必要な英語技能の伸び悩みが問題でした。

そこで文部科学省は、英語教育の前倒しを検討。小学校5、6年生で「外国語活動」として行われてきた英語学習を小学校3、4年生から始め、さらに小学校5、6年生から英語を教科とすることを方針に固めました。

すでに段階的に小学校で英語の授業を先行実施するところも増えてきています。文部科学省が全国全ての公立小学校を対象に行った「平成28年度英語教育実施状況調査(小学校)」では、小学校5、6年生で「外国語活動」を実施している学級は68,601学級で全体の92.3%、教科として「外国語」の授業を実施している学級は5,720学級で全体の7.7%であることが分かりました。

2020年度には、現在行われている小学校5、6年生での「外国語活動」が教科として「外国語」(英語)に切り替わり、全面実施に移ります。小学校で英語の本格的な授業が始まってから慌てることがないように家庭でもしっかり準備しておきたいものです。


小学校の英語の授業ではどんなことを学ぶの?

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小学校の英語の授業では、会話でコミュニケーションを楽しんだり、ジェスチャー、ゲーム、クイズなどのアクティビティを交えたりしながら、体験的に英単語や英語のフレーズを学んでいきます。以下は、小学校で学ぶ英語表現の一例です。

〇あいさつや名前の言い方
"Hello."(こんにちは。)
"What's your name?"(あなたの名前は何ですか?)
"My name is ~."(私の名前は~です。)
"Thank you."(ありがとう。)
"Goodbye."(さようなら。)

〇感情や様子の伝え方、尋ね方
"How are you?"(お元気ですか?)
"I'm happy."(私は元気です。)

〇数の数え方
"How many pencils do you have?" (あなたは何本えんぴつを持っていますか?)
"I have five pencils."(私は5本のえんぴつを持っています。)

〇好きなものや嫌いなものの表し方、尋ね方
"Do you like apples?"(あなたはリンゴが好きですか?)
"Yes, I do." /"No, I don't."(はい、好きです。/いいえ、嫌いです。)
"What color do you like?"(あなたは何色が好きですか?)
"I like green."(私は緑色が好きです。)

〇色や形の表現方法
色:red(赤), blue(青), yellow(黄), pink(ピンク), green(緑), brown(茶), orange(オレンジ), purple(紫), black(黒), white(白)
形:heart(ハート), star(星), circle(丸), triangle(三角)

〇アルファベットや数字の読み書き
アルファベットの大文字:A~Z
数字:one(1), two(2), three(3) ..., thirty(30)

〇身の回りのものを表す言葉や尋ね方
"What's this?"(これは何ですか?)
"It's a piano."(これはピアノです。)

〇曜日や教科などの言い方
曜日:Sunday(日曜日), Monday(月曜日), Tuesday(火曜日), ..., Saturday(土曜日)
教科:Japanese(日本語), English(英語), math(算数), science(理科), music(音楽), social studies(社会)

〇欲しいものについての言い方、丁寧な言い方
"What would you like?"(あなたは何が欲しいですか?)
"I'd like a hamburger."(私はハンバーガーが欲しいです。)

これからは、これまで中学校で習っていた内容を、小学校5、6年生の生徒が学習することになります。発音や英語の読み方、スペリング、文法などで混乱する生徒もいるかもしれません。小さな頃から英語に親しみ英語を得意とする生徒や、小学校で初めて英語にふれて戸惑う生徒など、反応は子供によってさまざまでしょう。それぞれの生徒の習熟度をしっかり確認しながら、慎重に授業を進めていくことが求められ、教師の力も問われることになります。


小学校の英語教育で不安視されること

家庭でどう英語学習をフォローすべきか4

着々と進められている小学校の英語の教科化。大きな変化を直に体験する子供たちですが、丁寧なサポートが必要な現場の状況とはうらはらに、英語を教える専科教員の数が足りていないというのが現状です。

文部科学省の「平成29年度英語教育実施状況調査(小学校)」では、「主として英語教育を担当する教員」は、学級担任が最も多く67,985学級で全体の91.9%、一方、専科教員等は3,164学級で全体のわずか4.3%という結果でした。

また小学校で授業を行う教員(臨時的任用の者及び非常勤講師を除く。)350,486人のうち、中学校英語及び高等学校英語の免許状を持つ教員は18,801人で、全体の5.4%しかないことも分かっています。

英語は発音や文法など、専門的なスキルが必要とされる学習分野です。専科教員ではない小学校の教員が英語の授業を行う場合、教員の英語スキルにバラつきが出る恐れも考えられます。

グローバルな社会で通用する英語力を養うには、正しい英語の発音を学び、「聞く」「話す」力を育んでいく必要があります。学校教育における英語学習の早期化、及び、小学校での英語の教科化の目的は、英語の「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をのばすことですが、理想とする英語教育の実現には、専門性の高い英語の授業をバックアップする体制が十分に整っているとは言いがたいようです。


小学校の英語の授業に期待しない保護者も

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小学校で行われる英語の授業に対し、保護者はどこまで期待を寄せているのでしょうか。

2016年10月~11月に「朝日小学生新聞」が実施した読者(保護者)に対するWebアンケート()を参考にしてみましょう。

「小学校に英語教育を期待しているか」という質問に対し、「とてもしている・まあしている」と回答した保護者は50.2%、「あまりしていない・まったくしていない」と回答した保護者は47.8%でした。このことから、約半数の保護者が小学校の英語教育に期待していないという実態が浮かび上がります。

一方、「英語を何歳ごろから学ぶのがいいか」という質問には、小学2年生以下までを挙げた人の割合が63%にものぼりました。

多くの保護者が子供への早期英語教育の必要性を感じつつも、その関心の高さゆえに、学校での英語教育に不安や物足りなさを感じているのかもしれません。

※参考リンク:朝日小学生新聞読者アンケート

小学校での英語教育の不足感を自宅学習で補う!

家庭でどう英語学習をフォローすべきか6

小学校で英語の教科化の全面実施を控え、子供への英語教育の関心も高まっていますが、週に数回の英語の授業で本当に英語を話せるようになるのかという懐疑的な意見もあります。

ネイティブの外国語指導助手・ALTの導入も進められていますが、1クラス約30~40人の生徒に対し1人のALTだと、ALTとふれ合える時間は子供1人あたりにつきほんのわずかしかありません。

ネイティブとの会話で使える英語力を養うためには以下の3点が重要です。
① 英語をしっかりインプットできる学習時間の確保
② 覚えた英語を使うアウトプットの機会の確保
③ ネイティブとふれ合いながら英語を使う体験を積むこと

これらをどのようにフォローできるかが、今後の英語授業の質を高めるための焦点となりそうです。

一方で、学校での不足部分を自宅学習用英語教材で補おうとする家庭の動きもあります。
英語の本やDVDを使えば365日手軽に英語にふれることができます。
さらに、ネイティブの発音が録音されている教材を使えば、キレイな英語の発音をそのまま吸収することも可能です。
家庭の中で日常的に取り組めるからこそ、効率よく英語をインプットすることができるのです。

家庭でどう英語学習をフォローすべきか7

自宅学習用英語教材には、電話や英語イベントなどのサービスも提供しているものがあり、英語を「聞く」「話す」力を育てることに力を入れているものもあります。

例えば、「ディズニーの英語システム」(DWE)には、週に1回電話でネイティブの先生と会話が楽しめる「テレフォン・イングリッシュ」のレッスンがあります。また、年間約2,000回行われる英語イベントも実施しており、全国各地の会場でネイティブの先生とふれ合えるイベントに参加することができます。

このように英語をアウトプットする機会が豊富に用意されている教材を活用すれば、小学校の英語授業への不安も軽減できるかもしれません。
お子さんに合った教材を選んで、小学校の英語授業の準備やサポートを上手にしていきましょう!

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