英語教育に関するニュース

インターナショナルプリスクール1

インターナショナルプリスクールの1日を追いました!

小学校での英語教科化などの動きを受け、保護者の早期英語教育に対する関心はますます高まっています。そんな中、注目を集めているのが、英語で保育を行ってくれるインターナショナルプリスクール。
インターナショナルプリスクールでは、子供たちはどんな風に過ごして、英語力を伸ばしているのでしょうか?
今回はSui International Preschoolの1日を取材し、子供たちが楽しく英語にふれるためのカリキュラムを見せてもらいました!

2歳からオールインイングリッシュの環境

JR中央線国分寺駅から徒歩5分ほどの場所にあるSui International Preschool。
ここでは、オールインイングリッシュの環境下で子供たちの英語力を育むことを目指しています。また、発達段階にあわせ、クリエイティビティ・社会性・自立心などを育むことも大切にしています。
外国人教員やバイリンガル教員を含む日本人スタッフたちとの関わりの中で、子供たちは英語への興味・自信、インターナショナルな考え方などを総合的に深めていきます。

インターナショナルプリスクール3

今回取材したのは同スクールのプリスクールクラスです。このクラスは未就園の2~3歳の子供を対象としており、週1〜週4日通園することができます。
プリスクールクラスは、多くの子供たちにとって初めて家族と離れて過ごす場所ですので、子供たち同士で交流する能力や、グループ活動を行う基礎的な力を育むことも期待されています。
なお、同スクールには、週5日の幼稚園クラス、他園・他校に通園する幼稚園生・保育園生・小学生を対象としたアフタースクールクラスなどもあります。

プリスクールクラスの1日

プリスクールクラスの、ある1日の様子をご紹介します(※1)。

※1 本記事で記載されているスケジュールやプログラム内容は、取材日のものであり一例です。その日のカリキュラムによって、時間や内容は変動します。

9:30 - 登園

"Good morning!"(おはよう!)
プリスクール生たちが英語で挨拶を交わしながら、元気に続々と登園してきます。
子供たちは、スクール到着とともに慣れた様子で身支度を始めていました。

靴を靴箱に入れる、上着をハンガーにかける、バックパックからタオルやお弁当を取り出し所定の場所に置く...。2~3歳の子どもたちにとってはひと仕事ですが、「自主性を育む」ことを目標に掲げているこちらのスクールでは、日々の身支度などはなるべくひとりで行うよう促します。
こうした練習を繰り返すなかで、子どもたちは「次は何をするんだっけ?」と自分で考える機会を増やしていくのだといいます。

お支度が終わったらチェックイン。
このスクールでは、子供たちの顔写真つきのネームタグが入ったウォールポケットがエントランスに置いてあります。
登園した子供たちは、自分の名前のアルファベットだけがかかれたネームタグをトレイの中から探し出し、写真つきネームタグのポケットに入れることで、チェックインします。
このしくみも「これが自分!」と子供たちが自己認識するきっかけになります。

9:40 - 遊びの時間

チェックインが終わった子どもたちは順にクラスルームへ。遊びの時間に入ります。
アメリカのクリエイティブ・カリキュラム®※2)を採用しているこのスクールでは、遊びごとにスペースを仕切りエリア設定をしています。
子供たちが、自分の興味に応じて自主的に遊びを選択できるようにするためです。ひとつのクラスルームの中で、遊びのエリアは下記のように設定されていました。

※2 クリエイティブ・カリキュラム
アメリカのティーチング・ストラテジィズ社による幼児教育カリキュラム。質の高いカリキュラムとして世界的に広く普及している。
子供の興味分野に基づく環境設定(インタレストエリア)や子供への語りかけ(オープンエンディド・クェスチョン※3)を特徴とし、子供の創造性や自主性を育てることを目指すカリキュラムとなっている。

※3 オープンエンディド・クェスチョン(open-ended question):
自由な答えを引き出すための質問のこと。"Yes./No."(はい。/いいえ。)のような限られた選択肢から答えさせるのではなく、「なぜ」「何」「どうやって」などを問いかけ、回答者の考えや気持ちを表現してもらうことをねらう。

● ドラマチックプレイエリア

キッチンおもちゃなどを使い、役になりきって遊ぶいわゆるおままごとエリア。先生たちは、多様な答えが想定されるオープンエンディド・クェスチョンで問いかけ、子どもたちが積極的に発話することを促します。「動」のエリアです。

● ブロック・カプラエリア

積み木などのブロック遊びで、算数の基礎的な考え方を培います。
このスクールでは、「カプラ」と呼ばれるおもちゃを取り入れています。カプラは、長さが117.4mmの1種類の板ですが、イメージしたものを何でも作ることができます。欧米では「魔法の板」とも呼ばれています。
カプラは、フランスの松の木から正確な寸法で削られてできていて、その厚さ:幅:長さの比は1:3:15。この寸法はすべてのカプラシリーズで同じです。
カプラの組み立てには他の部品は必要なく、ただ木片の上に他の木片を積み上げて行くだけで複雑な構築物まで作ることができます。
カプラは、子供たちの創造力、集中力、器用さ、コミュニケーション能力など、様々な力を総合的に育むために役立てられています。

ブロック遊び

● テーブルトイエリア

パズルや塗り絵、モンテッソーリ(※4)の考えに基づいたテーブル用のおもちゃで遊ぶ「静」のエリア。ひとりで集中して遊ぶ力を高めることを目的に設定されているため、このエリアでは先生たちは語りかけることは極力控え、見守ることに徹します。ひとつのおもちゃで遊び終わった子どもは、おもちゃを元ある場所に片付け、次の遊びへ移ります。この一連の流れは、多くの子どもたちに習慣づいているようでした。

※4 モンテッソーリ:
20世紀初めごろに活躍した、イタリアの医学博士、幼児教育者。感覚を刺激することで子供たちの知能を高める独自の教育法を確立した。
モンテッソーリ教育法では、色とりどりの「教具」と呼ばれる木製のおもちゃを使用する。教具の形・大きさ・手触り・重さ・材質にまでこだわって作られており、子供たちの繊細な五感をやわらかく刺激するよう配慮がなされている。
教具を使って質量や数量の感覚を養ったり、教具を通して感じ取ったことを形容詞などで表現することで、言語教育も行うことができる。

● クラフトエリア

はさみやマーカー、紙を使って自由に創造するエリアです。子どもたちの表現する力を高めます。こちらのスクールでは、メインアクティビティであるアートの時間(後述)を通し、段階を追ってはさみの練習も取り入れているのだとか。

● ライブラリエリア

本棚から好きな絵本を選び、読書を楽しむエリアです。「このお話を読んで!」と先生にお願いをして、お気に入りの絵本を読んでもらう子どもたちの姿が印象的でした。

10:15 - サークルタイム(朝の会)

たっぷり遊びの時間を過ごしたあとで、朝の会が始まります。先生を中心に、子供たちが椅子を半円状に並べて座ることから「サークルタイム」と呼ばれる、アメリカやカナダのスクール、またインターナショナルスクールではお決まりの時間です。

サークルタイムでは、ヘルパー※5と呼ばれるその日のお手伝いさんを確認したり、クラスルール、その日のお天気やお友達の人数などを確認します。

毎回決まったターゲットフレーズを使うため、子供たちは「わかるよ!」と言わんばかりに、自信たっぷりに大きな声で自分の考えを伝えます。
例えば「今日のお天気はどうですか?」と聞くときは、"How's the weather today?"でも"What's today's weather like?"でもなく、必ず"What's the weather like today?"というターゲットフレーズを使って確認するのだそうです。ある子供は"It's sunny!"と答え、また他の子供は"Windy!"と自分なりの考えを言葉にします。

このように、サークルタイムを通し英語のフレーズが定着していくとともに、発言することへの子供たちの自信も育てていきます。

※5 ヘルパー:
クラスの日直的な役割。お天気をチェックするヘルパー、ランチをセッティングするヘルパーなど、Sui International Preschoolでは5つの役割が設定されている。


10:45 - メインアクティビティ(アート)

サークルタイムのあとは、メインアクティビティです。このプログラムは、その月のテーマやイベント、年間カリキュラムによって毎週内容が変わります。
取材で訪れたこの日はアート(創作)の回で、"Paper Bat"(紙コウモリ)がテーマでした。ハロウィンにちなみ、カラフルなコウモリを作ります。

まずは先生がハロウィンの絵本を読み、コウモリが登場するページで「これはなんだろう?」と子どもたちの興味を引きつけました。今度はコウモリの写真を見せ、「鳥かな?虫かな?」と問いかけます。こうしたやりとりの中で、以前学習した英単語を振り返るチャンスが生まれます。

今回のアクティビティで使用した素材は、コウモリ型に切られたコーヒーフィルター・水性マーカー・水・ストロー。
先生が作り方をデモンストレーションし、コーヒーフィルターに水性マーカーで好きな模様や線を描いていきます。

この時、先生は "Let's draw a zigzag line!"(ジグザグ線を描いてみよう!)、 "This time, I'm going to draw a triangle."(今度は三角形を描くね。)と、自分の動作を英語で描写していました。

また、"What color is this?"(これは何色かな?)、"How about this color?"(こちらの色は?)と、子供たちに問いかけながら、子供たちがすでに知っている単語や英語表現の発話を促します。
このようなやりとりを繰り返す中で、子供たちは、動作や気持ちを言葉で表現する術を学んでいくのだといいます。

"Is this finished?"(これで終わりかな?)と尋ねる先生に"Yes!"と答える子どもたち。しかしここでは終わりません。
先生はストローを取り出します。「これで何をするんだろう?」とわくわくする子どもたちを前に、ストローを使いコーヒーフィルターに水滴を落としていく先生。こうすることで、水性マーカーの色がきれいににじみを作り出していきます。

「わぁ!色が変わっていくね」「色が動いてる!」「どうして?」
実際に自分の作品を作り上げていく中で、初めての体験に子どもたちの瞳が輝きます。

なお、子供たちが日本語で感想を述べたときも、先生たちは子供の言葉に英語で応じていました。例えば、「きれい〜!」と声をあげる子供に対し、"Yes, it's really beautiful!"(そうだね、本当にきれいだね!)というように返します。
子供たちの素直な気持ちを尊重しながら、英語表現を身につけていけるように対応が工夫されているのです。

インターナショナルプリスクールのアートの時間2

ちなみに、取材の前の月(9月)のテーマは"健康"(health)だったそうです。口内を観察して口のパペット(mouth puppet)を作ったり、身体測定を実施し、身体測定カードにペイントでフットプリントをとったりしたのだそう。

11:15 - 外遊び、ゲーム

お天気がいい日は、近くの公園へ遊びに行きます。取材したこの日は気持ちがいい秋晴れ!
スクールから徒歩2分ほどの公園へ向かい、子どもたちはお友達とふたりで手をつなぎ、整列して歩きます。

木の実、虫、落ち葉、蜘蛛の巣...。落ち葉が舞う秋の公園で、新しい発見をしては、先生やお友達とそれをシェアする子どもたちの生き生きとした様子が印象的でした。砂場でアイスクリームを作りアイスクリーム屋さんごっこをしたり、元気に駆け回ったりと、外遊びの中からもクリエイティブな感覚を養っていきます。

なお、外遊びができないお天気だった場合は、クラスルームでゲームを行いす。
取材で伺った日は、もし雨だったら「モンスターを作ろう!」(Let's make a monster!)というゲームを行う予定だったそうです。フェルトで作られたモンスターの身体や目、鼻、口、手足などさまざまなパーツを組み合わせ、たくさんの目をもつモンスターや、身体がアンバランスなモンスターなどを作ります。子供たちが笑い声をあげて楽しむ人気のゲームなのだとか。


12:00 - ランチ

公園からスクールに戻り、子供たちがお楽しみのランチタイム!
ランチヘルパーさんがみんなのお弁当をテーブルに並べ、準備をお手伝いします。
各自、ランチバッグからお弁当箱やランチマットを取り出し、テーブルの上にセッティング。
みんなで手を合わせ、日本語で「いただきます」のごあいさつをします。

インターナショナルプリスクールのランチタイム


13:00 - サークルタイム(帰りの会)

ランチのあと、室内での遊びの時間をとってゆったり過ごしたところで、帰りの会の始まりです。朝と同じように半円状に椅子を並べてサークルを作り、歌を歌ったり、絵本を読んでもらったりと、スクールでの1日の終わりを過ごします。


13:30 - 退園

お迎えに来た保護者は、その日に行ったアクティビティやその目的、子供たちの様子などについて、先生たちから英語と日本語で説明を受けます。どんなスキルを高めるためにどんなアクティビティを行ったのか、どのような声かけをしたかなどの情報が保護者に共有されます。
5分間ほどの簡単な説明ですが、毎回必ずこうした時間を取ることで、スクールと保護者の信頼関係も密なものになっていくのだそうです。
充実した一日を過ごした子供たちは、"See you!"(またね!)と挨拶をかわしながら、にこやかにスクールから退園していきました。


取材を終えて

インターナショナルプリスクールでの子供たちは、伸び伸び過ごしながらも充実したプログラムを楽しんでいました。
また、英語でのコミュニケーションが普通に行われている環境のため、子供たちは英語を使うことにしっかり慣れています。
生活に密着した場面で英語を使うことで英語の基礎力を養える点が特に、インターナショナルプリスクールの大きな魅力といえそうです。

インターナショナルプリスクール2

【取材先】
Sui International Preschool
〒185-0021東京都国分寺市南町3-8-14 クレンズハウス2F

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