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小学校で成績がつくようになった英語。中学校ではどうなる?

小学校の新学習指導要領実施に続き、2021年度から中学校、そして2022年度から高校にも新たな学びが盛り込まれます。
新しい中学校教科書の検定結果によると、小学校での英語を踏まえて、中学校での英語学習も変化があるようです。
4技能を深く学ぶ中学校の英語。小中をうまく接続させる工夫とは?
新聞記事から見てみましょう。


教科書検定
英語嫌い減らす工夫も

習熟度確認
小中「学習の接続」

文部科学省が24日に検定結果を公表した、中学校の新しい教科書。2021年度に実施される新学習指導要領に沿ったもので、英語は、今年4月から小学校で教科となることを踏まえて編集された初の教科書となった。学ぶ単語の量が増え、文法など内容も高度化する中、英語嫌いを減らそうとする工夫がみられた。

学ぶ量が増加

文科省は、英語で発信できるグローバル人材を育成するため、英語の授業を4技能の「読む」「聞く」中心から「話す」「書く」も重視することを目指している。小学校では4月から、英語に親しむ「外国語活動」を3年生からと前倒しし、5年生で成績評価を伴う正式な教科とする。

中学校でも、学習する総量は増える。新しく学ぶ単語数は現行の1200語程度から1600~1800語ほどとなる。従来は高校で学んでいた文法の一部も入り、内容も高度になる。
現場には「生徒や教師の負担は大きい」(都内の男性教諭)との声も根強い。さらに、授業を実際のコミュニケーションの場にするため、中学校の授業も高校と同様に、英語で行うことが基本とされた。

「繰り返し」重要

こうした中、教科書各社が最も重視したのが小学校と中学校の学びの「接続」だ。開隆堂出版の担当者は「英語の読み書きでつまずく子供が非常に多い。最初に確認しないと、置いてけぼりになる」と語る。

全6社が、中1の冒頭で小学校での学びを復習できるページを設けた。「聞く」「話す」など「音」を中心に学ぶ小学校に対し、中学校では読み書きも増え、文法も扱う。個々の英語力や小学校の指導に差があるため、アルファベットやあいさつなど基本的な内容の習熟度を確認し、中学の勉強にスムーズに入れるようにした。

言語の定着には繰り返しが重要だとして、小学校で学ぶ単語や表現を中学の教科書でも何度も扱った社もある。扱う単語数の増加に伴い、重要な単語は太字に、そうでない場合は細字にするなど、強弱をつけて学べるよう各社とも配慮がみられた。

「やり取り」不安

授業は原則、英語で行われるが、教員の質問部分や単元のタイトルの一部を英語にしたり、生徒に英語で答えてほしい部分にマークをつけたりした社もあった。

新指導要領では4技能の「話す」を「発表」と「やり取り」に分けた。これまでの授業では即興性を意識した活動が十分でなかったためだが「英会話教室に通う子もいれば苦手な子もおり、生徒の実力差が大きい。うまく指導するのは難しい」(千葉県の公立中教諭)といった不安も聞かれる。生徒同士のやり取りを全て見るのは大変なため、評価も難しいという。

こうした中、各社ともやり取りのマークを付けたり、集中的に学べるページを設けたりした。三省堂の場合、中1では定型の表現を使うが、段階的に自分の意見を言ったり、相手の意見に賛同したりと難易度を上げ、「究極の目標はディスカッション」としている。

新学習指導要領(英語)の主な内容

実施年度主な内容新たに学ぶ単語数
※丸カッコ内は現行
2020年度 小学校 現在の「外国語活動」は3、4年生に前倒し。5、6年生は教科に 600~700語(なし)
21年度 中学校 授業は英語が基本。即興で相手と話す「やり取り」など、対話的な活動を重視 1600~1800語(1200語)
22年度 高校 4技能を統合的に学ぶ科目と、ディベートなどを通して発信力を高める科目を設定 1800~2500語(1800語)

※文科省の資料を基に作成

読売新聞 2020年3月25日付 くらし面
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