ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 2020年4月から始まる小学校での英語の教科化。どのような授業が準備されているのでしょうか。

英語教育に関するニュース

英語嫌いにさせない

2020年の新学期が目前に迫ってきました。
いよいよ公立の小学校では、新しい学習指導要領に基づいて、小学校3、4年生では外国語活動(英語)の授業がはじまり、また5、6年生では成績のつく正式な教科となります。
それにあたって、英語の授業はどのように準備されてきたのでしょうか。1月に開催された教育研修全国集会での発表を新聞記事から見てみましょう。


英語 嫌いにさせない 4月から小学校で教科化

他教科と合わせ技・姉妹都市活用
教研集会で紹介

小学校で4月から、プログラミング教育の必修化と、高学年での英語の教科化が始まる。1月に広島市内で開かれた日本教職員組合の教育研究全国集会では、各地の取り組みが数多く報告された。

長野県の男性教諭は、前任校で5、6年に行った教科横断的な外国語活動の授業を紹介した。授業のゴールは「ハロウィーンフェスティバルで、オリジナル人形を作って飾ろう」。

授業の流れはこうだ。家から人形を持ってきてもらい、図工の時間に友達の人形を仮装させる衣装や小物を作り、値段を付けてフェスティバルで売る――。

児童は総合学習の時間に外国の季節イベントについて学び、外国語活動で「How much is it?(いくらですか)」といった買い物での表現などを習得してのぞんだ。教諭は「英語は他の教科と横断しやすい。横断する授業は子どもの興味関心を持続させやすいとも感じた」。

集会では、英語嫌いにさせないための工夫を凝らした実践が多く発表された。

三重県の男性教諭は、教室の端から端にロープをはり、フック付きのかごをかけた。子どもは動物園長との設定で、英語でほしい動物を伝え、かごで送り合い、自分だけの動物園を作る。やりとりには、電源が入っていない携帯電話を使った。教諭は「携帯に子どもは大喜び。魅力的な場面設定を作り、『英語は楽しい』と思ってほしい」と話す。

自治体の姉妹都市制度を使った授業も複数あった。千葉県市原市の小学校教諭は、米国の姉妹校の生徒に同市を紹介することを目標に掲げた授業を行った。「明確な相手を設定すれば、意欲が増し、聞いたり話したりする力も上がると考えた」。授業では同市の名産品や名所を英語で聞き取ったり、相手に紹介するための表現を学んだり。最後に動画を撮り、DVDを米国に送った。

参加者の1人は「大多数が小学校英語の初心者で不安しかない。国は教員養成を急ぐべきだ」と話した。


キーワード
小学校での英語の教科化とプログラミング教育必修化

情報活用能力の育成やグローバルな時代に対応するため、この4月から始まる小学校の新学習指導要領に盛り込まれた。英語は5、6年で正式な教科となり、週2コマ(1コマ45分)の授業が始まる。5、6年で実施していた外国語活動は3、4年で行う。


山下知子 記者
氏岡真弓 編集委員

朝日新聞 2020年2月9日付 教育面
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