ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 英語に苦手意識のある先生もサポート!小学校の新しい英語教科書は音声や映像に工夫!

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教員負担減に工夫

2020年からの新しい学習指導要領で、小学5・6年生で英語が教科になります。
英語の専科教員を配置できない小学校では、担任一人で英語の授業もカバーすることが求められますが、英語の指導に対する教員の苦手意識はまだまだ根強いようです。
教員の負担を軽減するため、教科書制作会社が指導用の音声教材の開発に力を注いでいる様子を、新聞記事から見てみましょう。


小学校 教科書検定

英語 教員負担減に工夫

来春から使用される小学校教科書の検定結果が3月26日、公表された。高学年で正式な教科となる英語や、全学年で必修化するプログラミングなど新たな学習内容に対応した内容が盛り込まれた。子どもの生活へのインターネットの浸透を反映し、道徳で情報モラルを取り上げたり、QRコードなど2次元コードを掲載し音声や映像を流せる教科書が大幅に増えている。

苦手意識根強く

二〇二〇年度から、小学五、六年生の英語が初めて成績の付く正式な教科になる。文部科学省は急速なグローバル化に対応するため早期からの英語教育が必要とするが、現状では小学校に英語を専門とする教員は少なく、どう教えるかが課題。検定に合格した各教科書は、映像や音声教材を充実させて教員の負担軽減に工夫を凝らすが、英語教育の専門家からは「準備不足では」と懸念も出ている。

「Let's check the answer」。東京都品川区立のある小学校の六年生の学級で三月、行われた英語の授業。英語専門の教諭がクラス全体に答え合わせを促し、担任の教諭が一人一人を「Good job!(よくできた)」などと励ました。

国の指定を受け、一年生から英語の授業を行う同区の小学校では、全クラスで担任と英語教諭が一緒に教えるチームティーチングを実践。国語が専門の教諭は「とても助かる。教科化も心配ない」と言い切る。同校校長は「今の時代、早期導入は絶対に必要。低学年から英語に触れることで耳が良くなる」と重要性を語る。

しかし、全国に約二万校ある公立小の全てで品川区のように充実した体制が取れるわけではなく、担任一人で授業をする学校もある。文科省の調査では、小学校教員のうち中学や高校の英語免許を持つ人は約5%(一七年度)。「英語が苦手」と答えた教員は、67.3%に上った(一四年度)。

今春から小学校教員になるための教職課程で英語の指導法が必修になるが、教育関係者によると、中高年の教員を中心に「英語を教えられないから五、六年の担任をやりたくない」と悩む人が増えているという。

不安を解消するため、二〇年度から使う教科書を作った各社は、指導用の音声教材の開発に力を注いだ。各単元の最初に見開きで大きな絵や写真を見せ、教員がパソコンなどからネイティブスピーカーによる会話や場面説明の音声を流す。「Once again(もう一回)」など指導に必要なフレーズも含まれ、教員が英語を使わなくても授業が成立するようにした教材もある。

教科書会社「学校図書」の担当者は「(年間の英語授業時間の)七十時間のうち六十時間くらいは音声教材でカバーできる」と自信を見せる。

音声・映像ネット連動

音声が重視される英語が小学校で教科化されることもあり、音声や映像のデータにつながるウェブサイトのURLやQRコードといった2次元コードを記載した教科書は大幅に増え、今回合格した164点のうち、全教科にまたがる153点に上った。

「When is your birthday?」。5年の英語のある教科書は、2次元コードをタブレット端末などで読み込むと、「お互いの誕生日やほしいプレゼントを尋ね合う」という本文の内容に即した数分間のアニメーションが見られるようにした。

ある道徳の教科書も2次元コードを活用。リンク先のウェブサイトでは「ワンピース」など子どもたちに人気のアニメの声優らによる教材の朗読が聞ける。

◆小学校英語 導入の経緯◆
1992年度 少数の学校で実験的に英語授業を導入
2002年度 「総合的な学習の時間」の中で英語授業が可能に
2011年度 5・6年生で「外国語活動」の授業が始まり英語が必修化。成績は付けず
2018年度 文科省が英語教材「We Can!」(5・6年)「Let's Try!」(3・4年)を作成。使用始まる
2020年度 5・6年生の「外国語」(英語)が成績を付ける正式教科に。3・4年生は成績を付けない必修化


東京新聞 2019年3月27日朝刊<特集>より
※「音声・映像ネット連動」は、共同通信社より配信。
※中日新聞社東京本社に無断でこの記事を転載することを禁止します。

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