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英語教育に関するニュース

英語聞く話す重視

2020年から使われる小学校の英語の教科書を詳しく見てみると、イラストや写真を多用したり、身近な場面での英会話を豊富に取り入れたりとさまざまな工夫がされています。これは、子供たちが英語を使う場面をイメージして話せるようになるためのものです。
新しい教科書について、新聞記事から見てみましょう。


英語 聞く、話す重視

新要領初の小学校教科書検定

2020年4月から小学校で使用される教科書の検定結果が3月26日、公表された。グローバル化し、情報技術の重要性が増した社会に対応する新学習指導要領に基づいた初めての教科書で、5、6年生の英語が初めて編集された。理科や算数などの教科書にはプログラミング教育が盛り込まれ、「主体的・対話的で深い学び」を実現する工夫がなされた。その他、20年東京五輪・パラリンピックなども題材となった。

身近な場面やイラスト

5、6年生の英語(外国語)の教科化に伴う教科書は、合格した全7社が児童が楽しんで学べるように、活動の場面の写真や、単語とイラストを併記した「絵辞典」など視覚情報を多く掲載した。また、誕生日を尋ねたり、料理を注文したりする身近な場面を多く取り入れた。

5、6年生の英語には、4年生までの外国語活動で教える「聞く」「話す」に「読む」「書く」が加わる。学習指導要領では「読む」「書く」について、音声で十分に慣れ親しんだ語句や基本的な表現について、読んで意味が分かり、例文を参考に書けることが目標とされている。

三省堂(5年)は各単元で聞く、話すの活動の後に「文字を追いながら、音声を聞き内容を把握する」「音声で聞き、単語を書く」などの活動を取り入れた。編集担当者は「小学校では単語を暗記して書くということは求められていない。聞く、話す中心の活動を大切にした」と話す。

18、19年度は新学習指導要領への移行期間で、5、6年生は、文部科学省が発行した副教材「We Can!」を使っているため、教材の場面設定などを参考にした出版社は多い。光村図書の担当者は「現在の4年生は5年生で副教材、6年生で教科書で学ぶ。副教材と教科書で円滑に移行し、安心して学べるように単語や表現、場面の設定を参考にした」と語った。

新学習指導要領では、6年生までに学ぶ単語を、600~700語程度としているが、7社が掲載した単語は623~775語だった。

動機付け 指導のポイント
立教大グローバル教育センター長 松本茂さん

5、6年生で始めて教科化される英語の学習は「聞く」「話す」から始まり、その後に「読む」「書く」に移行する。これは日本語を身につけるプロセスに近い。小中高校で英語を学ぶ総時間数が増えることは「使える英語力」の向上にプラスに働くはずだ。 英語の授業は「言葉が人と人をつなぐ」ことを認識する機会になり得る。初期段階ではあいさつを教える場面もある。朝、あいさつを交わさない同級生ともコミュニケーションを取ることになる。普段はおとなしい児童が元気よく発言するなど、意外な一面を知ることもできるかもしれない。

指導上難しい点は、学習の「動機付け」だ。授業の内容に興味が持てなければ、英語を積極的に使おうと思わなくなってしまう。
担任が指導するメリットを生かし、児童の興味、能力に合わせた授業を展開することが望まれる。他教科で学習したことを利用するなどの工夫があるとよい。

保護者のサポートも配慮が必要だ。子どもがどの程度、英語を学びたいと思っているのかを見極め、プレッシャーを与えないように気をつけたい。発音や文法の間違いを指摘するよりも英語の動画を一緒に鑑賞するなど、「英語で」いろいろと楽しむ環境づくりを心掛けてほしい。



毎日新聞 2019年3月27日 特集面より
金秀蓮、川名壮志、水戸健一 記者

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