ディズニー英語システム TOP > 乳児・幼児からの英語 > 英語教育に関するニュース > 「生きた英語」に触れられる環境が増えています

英語教育に関するニュース

生きた英語広がる学び

学校の英語教育で、文法や英単語の暗記ばかりを重視せず、「生きた英語」に触れる機会を増やそうとする動きが増えています。
英語でコミュニケーションをとれるようになるためには、ネイティブ・スピーカーと実際に会話を重ねる経験が必要だとの考えが広まっているのです。
「生きた英語」に触れる機会を増やしている中学・高校の例や、人気を集めている東京都英語村の様子について、新聞記事から見てみましょう。


「生きた英語」広がる学び

近ごろよく耳にする、「生きた英語」。ただ文法や英単語を覚えるだけでなく、英語で自分の思いや意見を伝えられることを目指す教育が広がっている。

昼休みのラウンジ 指導助手と英会話

武蔵野北高

「ハロウィーンパーティーでも、また歌ってよ」「スクールフェスティバルは、どんな出し物をやるの?」

夏休みが明け、2学期が始まってまもなくの昼休み。都立武蔵野北高校(武蔵野市)の校舎にある「イングリッシュラウンジ」で、生徒たちが英会話を楽しんでいた。

教室には米国と英国出身の英語指導助手(ALT)の2人が常駐し、昼休みは英語を話したい生徒が自由に出入りできる。ハロウィーンなど季節に合った飾り付けや洋書が並び、「現地っぽさ」を意識した空間づくりも楽しい。ひんぱんに通う高校2年の生徒は「もともと英語が好き。高校にいながらネイティブの英語が学べるし、毎日使う場所があって刺激的です」と笑う。

同校は都から「英語教育推進校」の指定を受けており、ALTによる英作文の添削指導や、米国への語学研修の機会も設けている。また、来年度から修学旅行先は台湾へ。現地の英語圏出身の学生と交流するなど、英語を使って異文化を学ぶ場面を意識的に増やす。校長は「『英語が話せて当然』という時代に突入しつつある。高校のうちに学ばせて、グローバル社会で活躍できる人材を育てたい」と語る。

山脇学園中・高

山脇学園中学・高校(港区)は、英国の街並みをイメージした施設「イングリッシュアイランド(EI)」を校舎内に置く。レストランや銀行などを模した空間でネイティブスピーカーと英会話の授業ができるほか、語学研修前の「慣らし」や英検の面接対策などにも取り組める。

7年前に短大を廃止し、中高の一貫教育に力を入れる同学園は教育目標に「社会で生き生きと活躍する女性のリーダーの育成」を掲げる。英語教育の教科はその実現に向け、大きな柱の一つに位置付けられている。

学ぶ生徒の「英語熱」も高まっている。海外大学への進学を意識する生徒が増加し、学校側も提携校や推薦校を増やしている。年3回の進学セミナーは、多くの生徒と保護者が参加するという。広報担当者は「EIを設けたことで、英語への関心が飛躍的に高まった。自分が考えていることや意見を英語で伝えられる能力を身につけてほしい」と話している。

体験型の学習施設 すでに5万人予約

東京都英語村

9月には、都教育委員会と、学研ホールディングスなどでつくる民間企業が連携して運営する体験型の英語学習施設「東京都英語村 TOKYO GLOBAL GATEWAY」が江東区に開業した。主な対象は小学生~高校生で、旅行や買い物など日常生活で必要な英会話から、日本の文化や社会課題を英語で学ぶプログラムまで幅広く提供している。学校単位、または個人のいずれでも利用でき、今年度はすでに約5万人分の予約が入っている。

8月下旬にあった、教職員向け体験会に参加した都立商業高の40代男性教諭は「英語に苦手意識を持つ生徒は少なくないが、ビジネスの世界では欠かせない。楽しく学べる環境で、生徒たちのモチベーション向上にもつながりそう」。都教委・国際教育事業担当課長は「英語は継続して学ぶことが大切。英語村は『練習試合』ができる場として捉え、英語に触れる楽しさを感じてもらえれば」と期待する。


朝日新聞 2018年9月29日 <変わる進学・大学入試新時代へ> 第2東京欄
横川結香 記者


※承諾書番号18-4703
※朝日新聞社に無断でこの記事を転載することを禁止します。

英語教育に関するニュース