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トビタテ! 留学JAPAN

2020年までに留学生を現在の倍に

語学研修や短期から長期の留学まで、さまざまな形での海外留学が増えています。そうした動きを後押しするのが、文部科学省が中心となって行っている海外留学支援制度です。
そのひとつが「トビタテ! 留学JAPAN」という留学促進キャンペーン。将来世界で活躍できるグローバル人材を育成することを目的に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに大学生の海外留学を現在の6万人から12万人に、高校生は3万人から6万人への倍増を目指しています 。

「トビタテ! 留学JAPAN」の主な取り組みの中に、2014年にスタートして官民協働で行われている「トビタテ! 留学JAPAN日本代表プログラム」があります。
この取り組みには、(1)大学全国コース、(2)大学オープンコース、(3)地域人材コース、(4)高校生コースの4つがあり、各コースともに帰国後は海外体験の魅力を伝える伝道師=エバンジェリストとしての活躍が期待されています。

ここでは上記プログラムの高校生コースについて説明しましょう。

留学の内容、期間を自由に選べる

高校生コースの募集人数は2017年度だけで500名。目的や内容によって「アカデミック」「プロフェッショナル」「スポーツ・芸術」「ボランティア」の4分野での留学が可能です。
「アカデミック」は外国語を習得したり、外国語により他科目を学修するもので、現地での活動内容によって留学期間が2~3週間の「テイクオフ」、2週間から3ヵ月の「ショート」、4ヵ月から1年の「ロング」に分かれます。
「プロフェッショナル」は実地研修やインターンシップ等で専門知識やスキルの習得を目指し、「スポーツ・芸術」は海外のトレーニングセンターや教育機関、芸術学校等に通学して技能を伸ばします。「ボランティア」は文字通り、海外でのボランティア活動を通して国際協力について理解を深めるものです。

トビタテ! 留学JAPANサイトより:高校生コースの概要
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奨学金は返済不要

留学経験の質を高めるために、留学前と後に研修が行われます。さらに留学後には継続的な学習や交流の場として留学生ネットワークが構築され、全国から集まる高校生と仲間になれるのも魅力の一つと言えるでしょう。
なお、留学中は日本の良さを発信するアンバサダー活動に、留学後は自分の地域や学校で留学の魅力や留学で得た体験を伝える伝道師としての活動=エバンジェリスト活動に取り組みます。

支援の対象となるのが、留学前後に行われる研修参加費、渡航費、授業料、現地活動費です。返済不要な奨学金として給付されます。

応募にあたっては、留学計画の作成が必要です。留学内容、渡航先、期間を自分で設計して応募します。なお、留学エージェント等が作成した応募要件を満たしたプログラムを利用することも可能です。
書類審査、面接を経て採否が決定します。

高校では英語を主要な言語とする留学先が人気

この支援制度では、北米・中南米・欧州・オセアニア・アジア・アフリカの多様な留学先が対象とされていますが、一般的にはどういった国が留学先として人気があるのでしょうか。

文部科学省の「高等学校における国際交流等状況調査」によると、高校生の留学先として多いのが、アメリカ合衆国(全体の26.8%)、オーストラリア(24.4%)、イギリス(11.3%)、カナダ(10.8%)、ニュージーランド(9.2%)となっています。これらは英語を主要な言語とする北米・欧州・オセアニアの国々で、高校生の留学先の82.5%を占めます。

一方大学生の留学先では、上記の国々の割合は計51.9%と低くなり、韓国、中国に続き、ドイツやフランスといった英語を主要な言語としない国々の割合も多くなっています。

高校生の間は英語力の向上が留学の目的として重視される傾向が伺えますが、大学以降は英語以外の言語の習得や専門分野の研究など、留学の目的の幅が広がり、留学先も多様化していくようです。

※公式サイト
トビタテ! 留学JAPANサイト

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