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小学校教科書頁1割増

近年、小学生の教科書のページ数は増加傾向が続いており、2005年から2015年の平均ページ数の増加率をみると130%を超えています。
また、2020年からの新指導要領に対応し、小学校の教科書のボリュームはさらにアップする見込みです。英語が教科になることに伴い、小学5・6年生の教科書の検定対象として英語の教科書も加わりました。
新しい教科書は何に重点が置かれているのか、新聞記事から見てみましょう。

教科書のページ数(1〜6年合計、各社平均)と増加率

対平成17年度(2005年)比 ▶ 134.2 %

教 科27年度23年度17年度
国 語 1,824 1,719 1,429
書 写 287 258 233
社 会 797 734 637
地 図 90 80 68
算 数 1,511 1,422 1,075
理 科 764 659 491
生 活 256 233 196
音 楽 479 407 372
図 工 308 224 192
家 庭 122 110 100
保 健 80 70 64
合 計 6,518 5,916 4,857
教 科国 語書 写社 会地 図算 数理 科生 活音 楽図 工家 庭保 健合計
27年度 1,824 287 797 90 1,511 764 256 479 308 122 80 6,518
23年度 1,719 258 734 80 1,422 659 233 407 224 110 70 5,916
17年度 1,429 233 637 68 1,075 491 196 372 192 100 64 4,857

※新設教科「道徳」の教科書は、平成30年度から使用されています。
 道徳のページ数(1〜6年合計、各社平均)は1,067ページです。

※参照:教科書発行の現状と課題 平成30年度 - 教科書協会


小学校教科書 ページ1割増
対話式の記述増・板書例も

文部科学省は3月26日、2020年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。学校で教える内容を決めている学習指導要領が10年ぶりに見直されたことを受け、5年と6年では英語の教科書が初めて検定対象となった。他の教科書の多くも全面的に改訂され、自ら問いを立てて対話しながら考える要案が盛り込まれた。この結果、現行の教科書と比べて平均ページ数は約10.0%増え、英語も含めると約14.2%増えた。

英語 初の検定対象

検定では16社が計164点(305冊)を申請し、合格した。このうち、英語は7社が計15冊を申請。これまで5年と6年で行っていた「外国語活動」は「聞く・話す」だけだったが、「書く・読む」が加わった。ただ、文法は原則として教えず、クイズ形式を取り入れる教科書が目立つなど、「親しみやすさ」が強調される内容だった。

新しい指導要領は「主体的・対話的で深い学び」を目指し、知識を得るかどうかだけでなく、学ぶプロセスも重視している。このため、各教科で対話形式の記述が増えた。また、若手教員が増えていることを踏まえ、板書例や授業の時間配分案などを書き込む教科書もあった。

こうした影響もあり、教科書の平均ページ数は全教科で増えた。小学校の教科書検定が前回行われた、13年度当時の9教科では計7208ページから8027ページとなり、約11.4%増。さらに、18年度から「特別の教科」となった道徳が平均1267ページから1296ページとなり、現行教科を比較すると約10.0%の増だった。新教科として加わる英語の平均357ページを含めると、計9680ページとなる。

学習指導要領では初めて、社会で北方領土に加えて竹島や尖閣諸島について「我が国の固有の領土であることに触れる事」と明記され、社会で申請した4社(地図を含む)すべてが「固有の領土」と記述した。また、「QRコード」や「ホームページのアドレスの記載に関する検定基準が決まり、大半の教科書が採用。算数でのコンパスの使い方や、家庭科の調理方法などの動画へのリンクなどとして使っている。




朝日新聞 2019年3月27日 1面より
矢島大輔 記者

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