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町田市の小学校の英語授業を指導している玉川大学・佐藤 久美子教授は、子供が英語の音声になじむために電子辞書が有効だと述べています。
小さい頃からスマホやタブレットを使いこなしている世代の子供たちにとって、電子辞書は相性のよい英語学習ツールのようです。
佐藤先生の経験も踏まえた電子辞書の活用法を、新聞記事から見てみましょう。


電子辞書をフル活用 家庭でも楽しく学ぶ  

小学生の英語 再来年春から正式教科に 

国際化の進展を背景に、英語を中心とした外国語の学習熱も高まる一方だ。小学校の教育現場では再来年の春から、英語が5、6年生で成績のつく正式な「教科」となる。専門家の間では、英語学習を学校や先生任せにしないように「家庭でも電子辞書の活用などで楽しく英語に親しむことが肝心だ」との声もある。

■脱ALT任せ

「小学校段階では英語学習を特別視せず、子供たちが英語に親しみ、使おうとする気持ちを持たせてあげたい」

こう話すのは、児童英語教育に詳しい玉川大学名誉教授の佐藤久美子さんだ。現在、東京都町田市の委託を受けて、同市立小学校の英語カリキュラム作成なども手がけている。

小学校での英語(外国語)教育は、平成14年度から総合学習の時間を使って始まり、23年度からは5、6年で週1コマ(45分)が必修となった。しかし、英語の専門教員が置かれる中学校や高校とは違い、小学校では英語が正式な教科ではなかったため、佐藤さんは「地域や学校、指導者によって教える内容などにばらつきがあった。外国語指導助手(ALT)任せにしているところもみられた」と指摘する。

学校でもそういう状態なら、普段英語に縁遠い親たちにも不安はあるだろう。そこで佐藤さんは次のように助言する。

「今はテレビやインターネットの動画を通じて子供たちは英語に自然に触れられる環境ができている。親が苦手だと感じてしまうと、それが子供にもうつってしまう。歌やゲームなど、親子で楽しめるツールを見つけ、一緒に英語に触れることで、子供も自然と興味を持つようになる。語彙が少ない、と不安になることはないし、すべてを英語で言おうと思わなくていい。英単語を40~50語しか使えなくても会話は成立する。ジェスチャーを交えて伝えようとすれば、未就学児でも言葉をどんどん覚えていく」

■「音声」になじむ

これからの英語教育の流れは「読む、書く」から「聞く、話す」がさらに強化される。

佐藤さんは「考えを伝え、意見を聞けるよう、コミュニケーションツールとしての英語が重視されている。その意味では、英語の『音声』になじむことが大切」とした上で、「小学生には、正しい発音が何度も繰り返して聞ける電子辞書を使った学習なども有効だ。子供向けの学習書では単語をカタカナ表記にすることもあるが、まず耳で聞いて自分でも発音し、それから書いて覚えることを繰り返してもらいたい」と話す。

電子辞書メーカー大手のカシオ計算機によると、「当社の小学生向け電子辞書は2モデルあり、英語系の他に国語系、学習、教養などのコンテンツが充実している。毎日の授業対応だけでなく、高学年では中学受験にも対応するので、長期的に使用することができる。国語辞典なども収録し、小学生の重いランドセルを軽くすることにも役立つ」(広報部)という。

佐藤さんは「電子辞書には辞書の機能以外も入っているので、英語だけでなく他の教科に関する知識も調べられるメリットがある。学校で授業に活用している例もあるが、家庭にも1台あっていいだろう」と話している。



産経新聞 2018年9月28日 【知っ得News】より

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佐藤先生近影

プロフィール:佐藤 久美子(さとう くみこ)

玉川大学大学院 教育学研究科(教職専攻) 脳科学研究所 教授。
長年、子供の言語獲得・発達の過程を研究し、研究から得られた科学的知見を外国語としての英語教育に応用し、指導法や教材開発を行う。
2016年の3月まで、NHKラジオの「基礎英語3」の講師を通算8年務め、テキスト執筆や番組のプログラムに知見を活かす。さらに、2012年度からNHK eテレの「えいごであそぼ」、「えいごであそぼwith Orton」の総合指導を担当。

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