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子供向けの英語教材には色々な種類がありますが、その多くにDVDが含まれています。子供の英語学習効果を高めるために、動画は非常に有効なツールだからです。
また、インターネットで視聴できる学習動画もありますので、そうした動画を活用することで、子供の英語学習をサポートできます。
今回は、動画が英語学習に最適な理由を解説し、2~3歳くらいの子供にぴったりの英語動画をご紹介します。
参考:子供の英語習得をサポートする方法をチェック!
多様な文化を理解する子どもを育てる幼児英語教育~成蹊大学・小野尚美教授インタビュー~多様な文化を理解する子どもを育てる幼児英語教育~成蹊大学・小野尚美教授インタビュー~
<目次>
2~3歳の英語学習には動画が便利!
動画選びのポイント
オススメの子供向け英語動画
海外の子供向け動画は文化も学べる
英語の違和感に気づけるようになる
英語の動画を見せる時の注意点
総合力を身につけるなら動画で学ぼう!
絵本は見るもの、CDは聞くものですが、動画は見て聞くことができるのでその情報量は圧倒的です。動画なら、視覚と聴覚両方から英語に触れることができるので、一石二鳥です。
目からの情報と耳からの情報を同時に得ることによって、意味の理解も早くなります。”Clap your hands!”(手をたたいて!)という言葉を聞きながら、実際に誰かが手をたたく動作をしていれば、言葉に対応する動作が自然と理解できます。また、動きを真似することによって体で覚えられるので、目で文字を見ただけの記憶や、耳で音を聞いただけの記憶より、強い印象が脳に残ります。
動画は1分程度の歌動画から、2時間くらいある映画など、幅広い視聴時間から選ぶことができます。
状況に合わせて使い分けられるので、ママがちょっとした家事や用事を済ませたい時にも役に立ちます。子供が2~3歳の時期はあちこちに興味が向いてしまいがちですので、片時も目が離せず大変な思いをしているママは多いはずです。「ちょっとトイレに行く間に1分程度の動画を見せておく」「お皿を洗う間に5分程度の動画を見せておく」など、少しだけじっとしていて欲しい時に動画は便利なお助けアイテムになりますよ。
子供は同じことで繰り返し笑ったり、同じ絵本を何度も読んで欲しがったりと、お気に入りのものに執着する一方で、大人には分からないタイミングで急に飽きてしまうことも少なくありません。「あれ?昨日までこのおもちゃ好きだったのに…」と突然の反応の変化にとまどったことのあるママもいるかもしれません。
そんな気分の移りやすい子供でも、動画なら比較的コストをかけずに新しいものを見せてあげられます。YouTubeなどの動画サイトなら無料で好きなだけ見られますし、豊富な種類のDVDがセットになった英語教材もあります。
動画は英語学習に便利ですが、どんな動画を選ぶか、ということも子供の力を伸ばすにはとても重要です。動画を選ぶ際には以下の2つのポイントをおさえると、子供の学習意欲を引き出すことができますよ。
子供の興味は日に日に変化していきます。3歳頃から幼稚園に通いはじめると、歌やお遊戯にのめりこんだり、お友達の影響でヒーローに熱中したりします。ママが見て「あの子は今あれが好きなのね」と対象が分かりやすいと動画選びも簡単ですが、聞いてみるまで分からないお気に入りも存在します。子供はみんなこれが好きなはず、とママのイメージを押しつけるのではなく、「〇〇くん/ちゃんは今なにが好きかな?」と時々尋ねてみましょう。子供の中で旬になっているトピックスを常に動画で見せてあげると、興味が湧き吸収も早いでしょう。
動画に出てくるおもちゃを持っていれば、ごっこ遊びができます。
ごっこ遊びは想像力を掻き立て、なおかつアウトプットを促すため英語学習にも効果が期待できます。動画の中でキャラクターが言っていたセリフを真似して話すことを、たくさんの動画を観ながら繰り返し、だんだん自分の言葉で英語を話せるようになっていくでしょう。
Learn about Shapes with Elly – Fun for Children by KidsCamp
こちらはシンプルな映像で図形を教える動画です。circle(円)、triangle(三角形)、rectangle(長方形)など、図形を英語で表現する単語を学ぶことができます。
Wheels on the Bus and More Nursery Rhymes by Mother Goose Club Playlist!
こちらの動画は、英語の童謡がたくさんまとめられており、2時間ちかくの長さがあります。
英語の歌を歌っているネイティブの口の動きも見やすい動画ですので、子供が発音を真似しやすくなっています。
また、歌いながら体を動かして遊べる曲が多く、子供が楽しみながら英語に触れるのにぴったりです。
子供に英語を話す楽しさが伝わるように、こうした英語の童謡をぜひ活用してみてください。
Good Habits For Children | Good Habits and Manners For Kids In English
こちらは、子供に身につけて欲しい『良い習慣』についての動画です。英語を通して楽しくマナーや習慣を学べるので、保育園や幼稚園に行く年頃の子供にぴったりです。動詞+目的語という英語特有の語順がシンプルに繰り返されるので、文法を身につけるのにもとても役立ちます。
動画がたくさんあって選びきれない!というママには、年齢に合わせて学習をはじめられる「ディズニーの英語システムディズニーの英語システム」(DWE)がおすすめです。ディズニーキャラクターは年齢や性別を問わず世界中の人を魅了していますので、もちろん子供にも大人気です。DWEなら、DVDだけでなく、CDや絵本、単語カードなどたくさんの教材が揃いますので、子供が関心を持ったものをメインに自発的な学習が期待できます。子供に動画やテレビを視聴させる時間はそれぞれの家庭でのルールがあるでしょうから、あまり動画ばかり見せるのも気になる・・・というママもいますよね。そんな時、DVD以外にも教材があれば、その時々で使い分けられますので安心です。
子供向けにつくられたアニメーション動画は、当然その土地の文化をベースにつくられています。例えば秋になると欧米では、オバケなどの仮装をした子供達が近隣の家々を訪ね、”Trick or Treat!”(お菓子をくれないといたずらするぞ!)と言って周るハロウィンがありますし、キリスト教の信仰が盛んなヨーロッパの国々では春になるとイースターがあります。このような行事を通じて外国の文化を知るためにも動画はとても良い教材です。
また、行事だけでなく生活習慣を知ることもできます。日本ではご飯の時に主にお箸を使うけれど、外国ではナイフとフォークとスプーンを使う。日本人は玄関で靴を脱ぐけど、外国人は靴をはいたまま家に入る。このような文化的な違いを、動画から学ぶこともできます。
絵本ではなく動画の方が覚えやすいものの1つにジェスチャーがあります。映像を通じてなら、英語圏でのジェスチャーを自然に覚えることができ、英語を話すときに便利です。適切なボディ・ランゲージを加えれば、より英語が伝わりやすくなるからです。例えば、日本人が「こっちにおいで」と人を呼ぶときは手の平を下にして手招きしますが、アメリカでこの動きは反対に「あっちに行って」の意味です。アメリカで人を呼ぶときは手の平を上にして手招きします。英語でコミュニケーションを取るときに、子供のころから外国人と日本人のジェスチャーの違いに慣れ親しんでおけば、よりナチュラルで気持ちの通い合った会話ができるようになるでしょう。
ジェスチャーと似た部分がありますが、英語で話す時の感情表現も動画で身につけられます。日本人は、感情を自制することが美徳とされている国ですので、あまり思ったままを顔に出したりはしません。しかし、英語圏では思っていることをハッキリ伝えた方が良しとされており、曖昧な表現は好まれません。
動画を見ていると、英語を話す時は「うれしい」「がっかり」「びっくり」といった感情が表情と連携しているということが子供にも伝わるでしょう。
バイリンガルは2ヶ国語が話せる人のことですが、バイカルチャーとは、バイカルチュアルを言いやすくした和製英語で、2ヶ国の言語・習慣・道徳までも、その国の人と同じくらいに身についた人のことです。動画での英語学習は、英語が話せるようになるだけでなく、目で見て文化や習慣も学べることから、自然とバイカルチャーに近づくことが可能になるでしょう。実際に海外の人と話す際に相手の国の文化についてよく理解していることは、コミュニケーションを取る上でとてもプラスになります。
日本語ネイティブの私たちでも、日本語を学んでいる外国人から、「なぜ『行く』の過去形は『行くた』ではなく『行った』なの?」「なぜほとんど主語をつけずに話すの?」と質問されると、う~ん・・・と黙ってしまいます。日本語の語源などについて勉強したことのある人でなければ、こうした疑問に答えることは難しいでしょう。
しかし、説明はできないものの、こうした日本語の決まりの使い分けを日本人は自然に行っています。
同様のことが英語にもいえます。英語には日本人には馴染みにくい様々な決まりがあります。
「私が学校へ行く」は”I go to school.”ですが、「彼女が学校へ行く」は”She goes to school.”のように動詞にsがつき、なおかつsがesに変化します。
また、『冠詞』も日本人が馴染みにくいものです。「昨日市場で1つのオレンジを買った」は”I bought orange in the market yesterday.”ではなく、”I bought an orange in the market yesterday.”となり、冠詞の”an”がつきます。
英語のネイティブスピーカーはこうした文法事項をいちいち気にして話しているわけではありません。小さなころからたくさん英語に触れているうちに、自然に身につけているのです。
子供が英語を話せるようになるために、幼いうちから理屈を教える必要はないのです。英語の文法的知識は中学校以降にじっくり学んでも遅くはありません。
子供のうちにやるべきことは、正しい英語をできるだけ多くインプットし、間違えた英語に出会った時、「なんか違う。これじゃない」と違和感を持てるようになることです。英語のリズムやイントネーションといった、感覚の部分をマスターしてしまえば、理論や理屈はあとからいくらでも勉強できます。
そのためにも、子供が英語の音や意味を自然に把握できる動画は便利な教材です。子供が自分から英語に触れたくなる環境を作れるように、子供の好みにあった動画をぜひ探してみてください。
学習効果をより引き出すために、動画を観ている子供が英語をアウトプットしたら、たくさん褒めてあげるのも良い方法です。子供は、できたことをママに褒めてもらって達成感を感じ、「もっと覚えたい!」と思うものです。子供が動画を観て英語で何か話したら”Great!”(すごい!)、”Good for you!”(よかったね!)などとすかさず褒めてあげましょう。
できればママやパパも英語を学ぶつもりで、一緒に動画を見ることをおすすめします。英語が苦手なママ・パパでも、親子で英語の動画を楽しむことで、子供が英語を学習するモチベーションをアップすることができます。英語の動画には親子のレクリエーションにぴったりのものがたくさんありますので、子供といっしょに積極的に楽しんでみてください。
子供が英語を身につけるためには、英語に触れる楽しさを子供が実感することが大切です。そして、英語に触れるとき、聴覚・視覚の両方から英語をインプットできる動画は、非常に有効な教材といえます。動画は情報量が多く、英語圏の文化・習慣にも自然に触れることもできます。
幼いうちから肌感覚として英語を身につけるために、子供の興味に合った動画を探してみてください。
なお、「ディズニーの英語システムディズニーの英語システム」(DWE)には、ディズニー・キャラクターのストーリーが楽しめるDVDがあり、子供がすすんで英語に触れたくなるようにつくられています。こうした動画をフル活用して、子供が自らすすんで、楽しくインプット・アウトプットを続けられる工夫をしてみてはいかがでしょうか?
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© Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and
E.H. Shepard.
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