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  • 公開日:2018年8月7日

幼児期の英語教育はどんな方法がいいの?早期英語学習のコツ

幼児期の英語教育はどんな方法がいいの?早期英語学習のコツ

幼い頃から英語に触れていると、大人になってから学習し始めるよりも飲み込みが早いというのは一般によく言われることです。しかし、英語学習と言っても様々な方法があり、どういった教材でどういった能力を伸ばすことができるのか、お悩みのママも多いことでしょう。
幼児期は、大人になってからの時期に比べ新しい言葉を吸収する力が高いので、この時期にしっかりと学習環境を整えてあげることがオススメです。
今回は、幼児期の英語学習のコツとして、年齢にあった教材の選び方・使い方をご説明します。
子供が英語の音に触れるとき、どんな教材をどんな風に使っていけばよいかを具体的にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:早期英語学習では、1歳半ごろまでの時期に触れる音がとても重要です!
耳慣らしの時期はとても大事耳慣らしの時期はとても大事

早期英語学習では、1歳半ごろまでの時期に触れる音がとても重要です!

<目次>
幼児期は音で遊びながらインプットしよう
CDのかけ流しは効果大
英語学習の鍵は日本語の習得!?
幼児期の英語学習は子供のやる気を左右する

幼児期は音で遊びながらインプットしよう

幼児期は音で遊びながらインプットしよう

幼児から英語学習をはじめる場合は、単語を覚えたり文法を覚えたりする前に、まず英語を楽しいと感じてもらうことが大切です。

幼児期の得意分野とは

言語には「聞く」「話す」「読む」「書く」という4つの技能があります。
赤ちゃんが、日本語を覚え始めるとき、いきなりペンを握ってあいうえおを書き始める、といったことはまずありません。赤ちゃんは、まずは周囲の人が話す言葉を聞き、声の発し方を覚え、聞こえた言葉をまねして口に出すようになります。このように、「聞く」ことと「話す」ことが言語習得の出発点なのです。
英語でも、この順番で学んでいくのが自然です。特に、0歳から2歳ぐらいの言葉が話せない幼児期は聞いてインプットするのに最適な時期と言えるでしょう。
言葉の意味が分からないうちも、コミュニケーションツールとしてだけではなく遊びの一部として英語を取り入れてみましょう。英語の歌を聞かせながらいっしょに手遊びしてあげたりして、英語の音に楽しく慣れさせてあげてください。

始めて英語の音に触れるときにオススメの教材

幼児期に英語に触れるために、歌を活用した英語教材がオススメです。
例えば、「ディズニーの英語システム」(DWE)のシング・アロング・セットシング・アロング・セットは子供と英語との出会いにぴったりのセットです。CD、DVD、絵本、キャラクターカード、絵辞書ポスターなどがセットになっており、英語の歌が131曲も収録されているのがポイントです。歌詞には日本の高校で習う基本的な文法が含まれていて、難しい文法も楽しいメロディに乗せて自然と覚えられるようになっています。音・映像・文字という様々な角度から英語に触れられる教材なので、子供の成長に応じて使い方を変えていくことも可能です。乳児期にはCDやDVDで歌をしっかり聞かせてあげて、文字が読めるようになってから絵本で音と文字を結び付けて理解していくことができます。ママが絵本をめくりながら、CDの発話の音と関連づけて絵や文字を指差ししてあげれば、視覚から得られる情報に更に興味を示すようになるでしょう。
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CDのかけ流しは効果大

幼児には英語のCDのかけ流しが良いと言われていますが、具体的になぜ効果があるのか見てみましょう。

英語の音を言葉として認識できることが重要

英語が苦手な人には、英語が流れていてもただの音にしか聞こえない、と感じることがあります。例えばカフェで本を読んでいるとき、BGMが洋楽だと気にせず読み進められるのに、邦楽だと歌詞が頭に入ってきて思うように読み進められないというような例です。英語を言葉と認識していないため、英語の歌詞が楽器のように聞こえているのです。
こうした現象には周波数の違いが関係しています。日本語の周波数は125~1,500Hzであるのに対し、アメリカ英語の周波数は750~5,000Hzと非常に高いです。人間の脳は常に生活環境に合わせて最適化されていくため、英語の周波数を日常的に聞いていないと、脳が1,500Hz以上は使わない、と判断し聞き取りにくくなってしまうのです。英語を勉強しようにも、そもそも英語の音が聞き取れていないと、情報を処理することができません。「この文章はどういう意味か?」を理解する以前に音自体が聞き取れていないと、英語学習に時間がかかってしまいます。
そこで、聴覚が発達する途中の幼児期から継続的に英語をたくさん聞かせることで、英語の周波数に耳を慣れさせることが効果的なのです。

参照:日本人は英語の周波数が聞き取れないの真意と対策

日本語にない音に慣れる

日本語は24音素で構成されているのに対し、英語は44音素と、倍近くの音素で構成されています。聞いたことがない音は当然発音もできませんので、英語で使用される音素を耳で覚える必要があります。日本人が頭を抱える代表的な発音と言えば、lとrの発音、bとvの発音、sとthの発音です。また、「ん」以外は全て子音+母音、または母音のみで話す日本人は、”dog”(犬)を”ドッグ”と発音してしまいますが、”g”と「グ」は別物で、促音(小さい「ツ」)も英語には存在しません。このように子音で終わる単語も日本人には馴染みにくいものです。
ワシントン大学のパトリシア・クール教授の研究によれば生後6ヶ月から8ヶ月頃までの赤ちゃんは、親の国籍によらず育った国の言葉を聞き分けられるが、生後10ヶ月から12ヶ月を境に、母語以外の音を聞き取る能力が落ちていくという結果が出ています。先ほどもお話しした通り、人間の脳は常に環境に対応すべく最適化されます。本来それは脳の容量を効率よく使うために必要な作業ですが、成長にしたがって脳が最適化されるため、脳が不要と判断した能力は衰えていきます。
そこで、ママやパパが英語のCDやDVDを日常的に流し、英語が身近にある環境を用意することが大きな意味を持ちます。英語に日々触れさせることで、「英語は使うもの」と子供の脳に訴えかけることができ、幼児特有の言語の聞き分け能力を維持することができるのです。

参照:Patricia Kuhl: The linguistic genius of babies | TED Talk

英語に親しみを持つ

通常、自発的に何かを勉強するときというのは、何かしら目的があります。例えば、勉強しないと自分が困るような、時計の読み方、お金の計算の仕方、漢字の読み方などは子供にとっても勉強する理由が分かりやすいです。しかし、知らなくても生きていけるような、+αの部分を自発的に勉強させることはなかなか難しいものです。頑張ったらお菓子がもらえる、おもちゃを買ってもらえる、といったご褒美があれば一時的にモチベーションは上がりますが、継続はしません。
そこでママやパパが取るべき行動は、ご褒美をあげるのではなく、勉強する対象を好きにさせる、ということです。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、人間は好きな物・ことには理屈抜きで没頭できるようになっています。特に子供は、大人よりも没頭する能力が高く、勉強では30分と持たなくても、遊びとなると日が暮れるまで公園で走り回っていられます。
そのため、幼いうちにCDやDVDを流して英語への好奇心を養い、英語で遊ぶ習慣をつけておくと、もう少し大きくなったときに、「英語は楽しいもの」というに感覚が身につき、遊びの延長線上のものとして英語学習に没頭できるようになります。

英語学習の鍵は日本語の習得!?

英語学習の鍵は日本語の習得!?

幼児は、ちょうど言葉を話せない時期と話せる時期の境目です。話せないうちは音遊びでインプットを重点的に行なうのが効果的ですが、簡単な言葉を話すようになったら、日本語とのバランスを考えた学習が大切になってきます。ここからは、英語学習をする上で日本語の習得をおろそかにしてはいけない理由についてお話します。

言語獲得のプロセスは母語の規則の修正

英語を勉強してきたママのなかには、その難しさに「もしかしたら、日本語と英語では脳の違う部分が使われているのでは?」と考えたことがある人もいるかもしれません。確かに、日本語と英語は同じ脳の部位で処理できるとは思えないほどかけ離れた言語です。文字も音も文法もまるっきり違います。しかし、言語能科学者であり、東京大学の教授でもある酒井邦嘉氏の話によれば、日本語でも英語でも使われている脳の部位は全く同じなのだそうです。では、なぜ英語をうまく操ることが困難なのかというと、母語と第二言語の違いであると酒井氏は述べています。
日本語の環境でしばらく暮らしていると、私たちの脳には日本語に最適化された回路ができあがっていきます。そうなってから英語を学習しようとすると、どうしても日本語のルールに引っ張られるという現象が出てくるのです。例えば”rubber”(ゴム)と”lover”(恋人)という単語の場合、rとlの音は別物で、bとvの音も別物ですが、日本人はどちらも「ラバー」として認識します。日本語には存在しない音なので、脳が自動的に知っている音で補ってしまうのです。
英語を習得するにはこのような日本語の規則をその都度修正しながら、また、イレギュラーな例があれば個別にその情報を記憶していかなければなりません。つまり、それまで日本語で培ってきた「言葉の常識」を崩すことをためらわず、規則性の乱れにも柔軟に対応できるかどうかが第二言語の習得に大きな影響を及ぼしているのです。

母語の知識が第二言語の習得を助ける

バイリンガルを目指すのであれば、母語と第二言語の双方を高め合える環境を作ってあげましょう。同時に学習をしていると、混乱してしまう、どちらかの表現や発音に引っ張られてしまうという心配もあるかもしれません。しかし、日本語の規則体系を細かく知れば知るほど、言語には多彩な表現方法や無意識的な規則が無限に存在するということに気づかされます。慣用句が良い例です。慣用句は形式と内容が決まっているので、似たような言葉で置き換えることができません。たとえば「膝が笑う」は「膝」と「笑う」の組み合わせでしかその意味を表現できません。これは意味の規則です。規則の無限の広がりを理解できれば、英語にも多様な規則が無数にあることを受け止めることができます。
日本人が苦手な英語の冠詞でも同じことが言えます。”go to school”(学校に行く)のような無冠詞のパターンを1つ知っていれば、”go to church”(教会に行く)に冠詞がつかないことを知った時、schoolとの共通点を探そうとするでしょう。そして、”go to school”の「学校」は勉強しにいくことを指していて、”go to church”の「教会」はお祈りに行くことを指している。どちらも物理的な建物ではなく行為を指しているから冠詞がつかないのだと気づくかもしれません。
こういった多数の規則を発見し、自分のモノにしていくうちに、新しい表現を見聞きしたときにも勘が働くようになります。この応用力を養えるのが、日本語を基盤とした英語学習のメリットです。日本語を習得したときと同じプロセスをなぞることで英語学習もスムーズに進むでしょう。
子供のバイリンガル学習を始める場合は、生活環境で重要な言語を母語(基盤)として習得させつつ、第二言語を取り入れるようにしてください。

参照:人はいかにして言語を身につけるのか 脳科学が明かす言語習得のメカニズム

幼児期の英語学習は子供のやる気を左右する

幼児期の英語学習は子供のやる気を左右する

幼児期におすすめの学習法についてお話してきましたがいかがでしたか?
脳の成長が著しい子供時代は何事も覚えが早いので、是非早い段階からCDやDVDのかけ流しをすることをおすすめします。また、日本語と英語をバランスよく学習すれば、一方で得た知識を応用してもう一方の能力を高めることもでき、相乗効果が望めます。
初めて英語に触れる幼児期は、子供が英語に対して積極的になってくれるかどうかの分かれ道です。その後のやる気にも大きく影響を与えますので、実績ある確かな教材を利用し、「英語大好き!」と言ってもらえるようにママやパパがしっかりサポートしてあげましょう。

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