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  • 更新日:2019年11月15日
  • 公開日:2018年2月27日

英検受験者が低年齢化!自宅学習用英語教材を使って5歳で英検2級を取得した例も!

英検受験者が低年齢化自宅学習用英語教材を使って5歳で英検2級を取得した例も

英検受験者が低年齢化していく傾向が現れており、早期英語教育への関心の高まりを感じさせます。
早くから英検に取り組む子供が増えている理由は、一体どんなところにあるのでしょうか?

学校教育の転換をきっかけに英語教育の早期化がますます加熱

学校教育の転換をきっかけに英語教育の早期化がますます加熱
文部科学省はグローバルな人材育成を目指し、英語力の底上げのために学校教育での英語教育の強化に着手。2020年度から小学5年生と小学6年生の英語が教科化されることになり、通知表にも「英語」の項目ができるようになります。

また小学3年生と小学4年生では「外国語活動」が取り入れられ、これからの子供たちは実質的に小学3年生から学校で英語教育を受けることになります。こうした国の方針転換を受けて、すでに全国各地で、2020年度を待たずして英語教育を先行実施する自治体も現れている状況です。

学校での英語教育の早期化の流れを受け、家庭でも英語教育に対する関心が高まっており、英検受験者も低年齢化しているのです。

のびる英検受験者数。小学生以下の受験生も増加中!

のびる英検受験者数。小学生以下の受験生も増加中
英検受験者の総数は2012年度で約255万人、2013年度で約266万人、2014年度で約264万人、2015年度で約323万人、2016年度で約339万人と増加の一途をたどっています。(※)

英検受験者総数を押し上げたのは、「小学生以下」と「中・高(高専含む)」の受験者です。
「小学校以下」は、「中・高」と異なり、英語力が学校での成績や受験に影響するわけでもありません。しかしそれにも関わらず、「小学生以下」の受験者数は年々のびる一方で、2012年度で約31万人、2013年度で約33万人、2014年度で約33万人、2015年度で約36万人、2016年度で約37万人と大きく増加しています。(※)
近年の英検の試験会場では、4級(中学中級程度)や3級(中学卒業程度)を受験する小学生や未就学児が多く見られ、2級(高校卒業レベル)の受験者でもかなりの割合を小学生以下の子供が占めている場合もあるようです。

自宅学習用英語教材を使って5歳児が2級を取得した例も!

自宅学習用英語教材を使って5歳児が2級を取得した例も
文部科学省の平成28年度「英語教育実施状況調査(中学・高等学校関係)」によると、中学3年生で「英検3級以上を取得又は相当の英語力を有する生徒」の割合は36.1%、高校3年生で「英検準2級以上を取得又は相当の英語力を有する生徒」の割合は36.4%となっています。
英検3級は中学卒業レベル、英検準2級は高校中級レベルの目安とされています。上記の調査結果をみると、高校、中学いずれも、学校の授業で教わった内容を英語力として身につけられたのは、生徒全体の3分の1程度だったと言えます。

このように、学校の授業で教わった英語力を身につけきれない多くの生徒がいる一方で、小学校低学年で英検3級・準2級・2級などに合格した子供のケースもあり、英語の学習方法や家庭での取り組みの重要性がうかがえます。
それでは、小学校低学年までに英検2~3級レベルに達した子供たちは、どんな学習を行っていたのでしょうか?
自宅学習用英語教材「ディズニーの英語システム」(DWE)のユーザーの例を見ると、6歳で英検3級に合格した田邉凛人くん、7歳で英検準2級に合格した岡山そらくん・川上拓土くん、5歳で英検2級に合格した富所優太くんなどがいますが、この子供たちは就学前の時期からDWEによる英語学習にじっくり取り組んでいました。

また、日本英語検定協会が英語学習を開始した時期と英検の最終取得級の相関について調査したところ、乳幼児期や小学校以下の早い段階から英語教育を受けてきた子供のうち、英検1級や準1級を取得している割合は約40%近くにも上ったそうです。これはすなわち、英語学習を開始した時期が早いほど、最終的に獲得できる英検取得級がハイレベルになる傾向があるということです。

このように、就学前の早期の段階から英語学習に取り組むかどうかが、子供が大きくなってからの英語力に強い影響を与えていることがうかがえます。

入試でも英検取得者は優遇される

入試でも英検取得者は優遇される
英検の受験者数の増加と低年齢化の背景には、高校・大学入試の変化もあります。
2021年1月から大学入試センター試験が「大学入学共通テスト」に変わることは、ニュースでもご存知の方も多いでしょう。今後は英検やTOEIC、TOEFLなどの民間試験が大学入試に活用されるため、英検を取得していることが入試で有利に働きます。すでに中学や高校入試では、英検を英語試験の代わりに利用している学校も多くあり、英検資格所有者が優遇を受けられるシステムが一般化されています。

入試での英検活用が積極的に進められていることもあり、子供が小さなうちから英検を受けさせ、受験対策を早目に行おうとする保護者も増えているのです。

幼児でも取り組みやすい英検Jr.の魅力

幼児でも取り組みやすい英検jr.の魅力
子供の将来的な学習負担を軽減するという点で、低年齢での英検取得は魅力的ですが、英語力を育てていくためには、子供のその時々の能力にあった学習法を取り入れることが一番です。

例えば、えんぴつをまだ上手に握れない子供に英語の書き方を無理に教えたりするのは、子供ができることと教える内容のミスマッチを起こしてしまい、子供が英語学習に対してストレスを感じてしまいます。

乳幼児期の子供は、聴覚や視覚から情報を吸収していくのが得意ですので、こうした特性を活かして、英語のスピーキングやリスニング力からのばしていくとよいでしょう。

なお、英検では「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能が全て評価されるため、小さな子供がすぐにチャレンジすることは難しい場合があります。
そこで、幼児を対象とした「英検Jr.」のコースを最初に受験してみることもおすすめです。「英検Jr.」はオールリスニングテストであるため、読み書きのテストがありません。
さらに、通常の英検では合格・不合格の判定が出ますが、「英検Jr.」に合否はなく正答率での成績評価となります。進級の目安やグレード別の出題などで、子供のやる気を刺激する「育成型」スタイルが特徴です。
就学前の子供がチャレンジしやすい試験となっているので、英検の試験に慣れるためにも、ぜひ活用してみてください。

英語力は長期にわたり、少しずつ積み上げていくものです。まずは「英検Jr.」にチャンレジし、英語に触れる楽しさや英語を使うワクワクする思いを育てながら、英検へとステップアップしていくと、継続的な目標を持って英語学習を続けることができるのではないでしょうか。

2020年度を前に決めておきたい家庭での英語教育の指針

2020年度を前に決めておきたい家庭での英語教育の指針
経済のグローバル化や外国人訪日客の増加により、仕事、プライベートを問わず日本国内でも英語を使う機会はどんどん増えていきます。
受験や社会における英語力の必要性の高まりから、今後ますます子供の英語教育は熱を帯びていくでしょう。
2020年度から始まる学校英語教育の大改革の前に、学習の取り組み方を見直すご家庭も多いことでしょう。
英検を指標とした長期的な英語学習プランも、視野に入れて考えてみるとよいかもしれません。

※参照:受験の状況 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

※本記事については記事掲載時点の情報です。
2019年11月1日付で文部科学省は、2020年度からの「大学入試英語成績提供システム」導入の見送りを発表いたしました。
(2019/11/15加筆)

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詳しくは コチラをご覧ください。

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